月探査 (ブログ)

2015年、編集長より新年のごあいさつ

月探査情報ステーションをご覧の皆様、新年明けましておめでとうございます。 昨年はなんといっても、「はやぶさ2」の打ち上げが印象的な年でした。「はやぶさ2」は、成功裏に地球に戻ってきた「はやぶさ」の後継機という形をとっており、日本では次めて、月・惑星探査が、前の探査機の成果を受けて次に引き継がれるという「プログラム探査」として実施されたという点で、日本の月・惑星探査にとって大きな意味を持つものです。 ...

グーグル・ルナーXプライズ、期限を1年延長し2016年末に

純粋な民間資金によって月着陸機を開発し、月面に到達させることができたチームに賞金を授与するという月到達レース「グーグル・ルナーXプライズ」について、その到達の期限が1年延長されることになりました。本競争を主催するXプライズ財団が16日に発表しました。 同時に、現在参加している18チームのうち、少なくとも1チームは2015年末(つまり、延長される前の期限)までに打ち上げに向けたスケジュールを記した文書を提出しなければならない、としました。つまり、1年期限は延期するが、開発をそれによって遅らせるな、という意味です。 ...

2016-04-05T02:21:35+09:002014年12月18日(木)|月探査 (ブログ)|

嫦娥3号、月面着陸から1周年

中国初、そして世界にとって久々であった無人月着陸機「嫦娥3号」は、2014年12月14日で着陸から1周年を迎えました。 この嫦娥3号の月面ローバー「玉兎」は、トラブルのためミッションが一部うまくいっていませんが、着陸機の方は1年経過しても問題なく、現在でも順調に活動を続けています。 ...

2016-04-05T02:22:59+09:002014年12月16日(火)|嫦娥3号|

韓国の月探査計画の予算、2015年度は「ゼロ」

韓国が月探査計画を持っている、というのは意外に思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、事実です。2020年までに月探査衛星を打ち上げるというのが、韓国、そして現・朴槿恵政権の構想です。しかし、その構想はもともと無理があるばかりか、現実面でも困難になってきている模様です。 12月4日付の韓国・中央日報は、2015年度の韓国の国家予算に、月探査計画が反映されていないと報道しています。 ...

2023-07-10T10:02:20+09:002014年12月8日(月)|韓国極周回月探査衛星|

中国の月探査用再突入試験機の現状

先日打ち上げられ、無事地球への帰還を果たした、中国の大気圏再突入実験用試験機ですが、こちらについて中国の試験総責任者が、改めて試験の全面的な成功と、残されたサービスモジュールの利用について語っています。人民日報海外版の報道を人民網日本語版が伝えています。 大気圏再突入実験機のシステム副総設計者の張伍氏によれば、帰還モジュールから得られたデータの初歩的な分析の結果により、すべての飛行目標を達成し、実験は全面的成功に終わったとのことです。 ...

2016-04-05T02:24:27+09:002014年12月8日(月)|嫦娥5号|
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