月探査情報ステーションとは

月探査情報ステーションは、月・惑星探査の情報を中心として、月の科学、さらには月や月・惑星探査にまつわる様々な情報を皆様にお届けする、「月・惑星探査のポータルサイト」です。

このサイトでは、月を中心として、「科学」という視点を中心に取り上げ、月についてどのようなことがわかり、どのようなことがわかっていないのかを解説しています。

そして、まだわからないことを調べようとする「探査」(ミッション)について、最新情報をいち早くお知らせするほか、その背後にある科学などについて、わかりやすく解説しています。

月について、私たちはどの程度のことを知っているのでしょうか? ここでは、月の不思議や謎、解明された事実などをまとめました。科学だけではなく、雑学などの広い話題も網羅しています。

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月は、見て楽しむものでもあります。このカテゴリーには、いろいろな楽しみ方ができるよう、クイズや参加型プロジェクト、ギャラリーなどを取り揃えてあります。

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人間は月に降り立ち、惑星へ探査機を飛ばしてきました。そのチャレンジは今も続いています。ここでは、そういった私たちの外の世界への挑戦をご紹介します。

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お知らせ

905, 2019

JAXA、2025年の大阪万博で火星探査機MMXによる火星からの生中継を検討 – 産経新聞

2025年に開催されることが決定した大阪万博で、火星探査機MMXからの生中継を放映する計画があると、産経新聞が報じています。
アポロ11号で月面着陸の生中継はありましたが、火星からの生中継はもちろん世界初です。また、無人の深宇宙探査機(月や火星などの探査機)からの生中継を一般の人がみられるイベントというのも世界ではじめてかと思われます(少なくとも編集長=寺薗は聞いたことがありません)。

MMXは、火星の衛星からのサンプルリターンを目指す探査機です。火星に2つある衛星(フォボスとデイモス)のうちどちらかからのサンプルリターンを実施、もう1つの衛星についても観測を行う予定です。打ち上げについては2024年度が有力とみられています。

記事によりますと、2025年に開催される大阪万博において、火星の衛星を探査しているMMX探査機から火星の映像を撮影した上で、地球(万博会場)に生中継することが検討されているとのことです。おそらくは大型のスクリーンに上映することになるのではないかと思います。
2024年に打ち上げの場合、MMXは火星に向かう途上にあることから、万博開催期間である5〜11月には、火星に向かうMMXからの火星の映像が得られることが期待されるようです。さらに、もし火星に近い距離(記事では200〜300キロ)からの映像が撮れれば、火星の表面などもはっきり見えるかも知れないとしています。

記事では宇宙研所長の國中均JAXA理事・教授のコメントとして、「リアルタイムの映像を通じて、日本がいよいよ火星への布石を打つことを、ぜひ知ってほしい」と述べられています。

リアルタイム、とありますが、当然のことながら、火星と地球とは距離がありますので、撮影した時点と地球で見る時点とでは時間差があります。ただ、探査機からの映像を直接上映するということであれば、生中継と称してもよいのかとは思います。

地球外からの生中継として記憶に残るのは、ちょうど50年前のアポロ11号の月面着陸でしょう。アポロ以降、月を含め、他の天体(月より遠い宇宙空間)からの生中継というのは行われたことはありません。火星からの生中継が実現すれば世界初、世界でもっとも遠くからの生中継になるかと思われます。
「はやぶさ」「はやぶさ2」でも小惑星からの生中継はありませんでしたし、ハイビジョンカメラを搭載していった月探査機「かぐや」でも、生中継はせず、いったん地球にダウンロードされた映像を後日公開する形を取りました。

ただ、技術的な課題はかなりあります。距離が遠いために電波が弱まり、通信速度が遅くなる可能性があります。もし遅くなってしまうと、「カクカクした」映像になるか、低解像度の映像しか中継できないという懸念もあります。
逆に、もし高精度の映像を中継しようとすれば、しっかりとしたカメラと高速通信が可能なアンテナを搭載していく必要がありますが、その開発や試験にも当然費用がかかりますし、すでにMMXの基本設計が進んでいる(と思いますが)中で、もしそれを変更して搭載するとすれば全体計画に支障が出る恐れもあります。
また、通信時間の確保や(探査機との位置の問題などでもし日本のアンテナが使えない場合、NASAなどの海外のアンテナを借りる必要があります)中継ができない場合のバックアッププランなど、検討すべき事項は多々存在します。

もっとも、國中所長がコメントをするくらいであれば、MMXチーム内でもこのことは了承済みであり、すでに計画が進んでいる可能性もあります。
國中所長が「日本がいよいよ火星への布石を打つ」と述べていますが、日本は火星探査では諸外国の後塵を拝しているだけに、世界中から人が集まる万博という機会をうまく活かした日本の宇宙技術のプロモーションとしての役割は大きいでしょう。

産経新聞の記事 ※時間が経過すると削除される場合があります
https://www.sankei.com/life/news/190508/lif1905080048-n1.html
火星衛星探査計画 (MMX) (月探査情報ステーション)

火星衛星サンプルリターン計画 – MMX (Martian Moons eXploration)

2804, 2019

火星探査関連ページを改訂しました

「火星・赤い星へ」の中のページを改訂しました。改訂内容は以下の通りです。

○「火星・赤い星へ」トップページ

トップの文章の文言を一部見直しました。
「現在の火星探査」にインサイトを追加、マーズ・エクスプロレーション・ローバーを削除しました。
「これからの火星探査」の部分の内容を見直し、将来火星探査計画へのリンクを追加し、内容を整理しました。
ページ最下部の「火星についてもっと知りたい」のところに、「火星探査について知れば 映画『オデッセイ』が10倍楽しくなる!!」へのリンクを追加しました。

○「火星探査 〜赤い星への挑戦〜」トップページ

トップに写真を追加しました。現在は「インサイト」の写真になっています。
「現在の火星探査」にインサイトを追加、マーズ・エクスプロレーション・ローバーを削除しました。

火星探査のページについては古い記述が多くなっているため、今後も最新の情報の見直しを進めます。

2504, 2019

火星探査機「インサイト」のトップページを更新しました

火星探査機インサイトのページを更新しました。24日に、インサイトが火星の地震のデータらしきものを捉えたという記事が出たことを契機とした更新です。
実はインサイトのページは、昨年5月の打ち上げ以来変更されておらず、着陸成功も反映されておりませんでした。そのため今回は着陸成功をトップページの記述に反映させると共に、科学観測開始なども含めた現状の内容に追随する形でページを改訂しています。今後この配下にある各ページも修正してまいります。
なお、肝心の「火星の地震らしきものを捉えた」件ですが、こちらも月探査情報ステーションブログへ掲載予定ですので、いましばらくお待ちくださいませ。

2304, 2019

2019年11月、徳島周辺で宇宙関連のイベントを開催したい個人・団体を募集します

2019年11月6日(水)〜8日、徳島県徳島市のアスティとくしまにおいて、第63回宇宙科学技術術連合講演会(宇科連)が開催されます。
年1回、この時期に開催される宇科連は、日本における宇宙関連の学会としては最大級で、昨年の久留米大会では1500人に迫る登録者がありました。3日間にわたる会期中、大学・研究所・企業などから参加する研究者・技術者により、最新の成果の発表などが活発に実施されます。

月探査情報ステーションでは、この宇科連の開催に合わせ、過去何回かイベントを実施してきました。このような学会に来訪する研究者に少しだけ長く滞在してもらい、一般の方に宇宙科学、月・惑星探査の最先端の情報をお伝えすると共に、それらを一緒に楽しむような企画を通して、より広く宇宙開発や月・惑星探査に親しんでいただこうというのが、この企画の目的です。

過去、

2007年…札幌において宇科連開催後に、研究者によるトークイベント「宇宙を楽しむ市民シンポジウム」を実施
2010年…静岡において宇科連開催後、浜松にて研究者のトークイベント、クイズなどの企画を実施
2016年…函館において宇科連開催後、札幌にて研究者のトークイベントを実施
2018年…久留米にて宇科連開催後、福岡にてトークイベントを実施

などの例があります。

今回の宇科連に隣接する期間においても、このような市民向けイベントを実施したいと考えております。徳島近隣の個人・団体(科学館やプラネタリウムなど)で、このようなイベント開催に興味があるという方は、以下の内容をお読みの上、ぜひお問い合わせください。

宇宙開発や宇宙科学に関連するイベントであれば種類は問いません。過去の例ではサイエンスカフェのような形態や講演会、トークショーなどがあります。
イベントの名称は特に決まりはありません。過去には「宇宙を楽しむ市民シンポジウム」「宇宙セミナー」といった例があります。
日時については、学会が終了した翌日の土曜日(技術者や研究者が帰る日を1日伸ばすことを前提として)を想定しています。すなわち、今回の場合は2019年11月9日(土)となります。翌日の10日(日)も考えられますが、この場合参加する研究者にもう1日追加で滞在していただくことになります。また、その前の11月3日(日)・4日(月・祝日の振替休日)も可能性があります(寺薗自身は火曜日には徳島入りする予定ですので、3・4日も十分にチャンスがあります)。
なお、11月9日(土)の午後にはすでに神戸にてイベントが予約されております。あらかじめご了承ください。
学会開催地である徳島市内でイベントを開催する場合には、講師謝礼だけが必要となります。それ以外の近隣地で開催する場合には、徳島市と開催地までの交通費および講師謝礼等が必要となります(日曜日の場合にはさらに宿泊費のご負担が必要になる場合もあります)。
基本的には、編集長(寺薗)ともう1名の研究者の参加を想定していますが、過去には編集長1名だけのケースもあります(最近は1名のみのケースの方が多いようです)。

イベントの内容は月・惑星探査関係が中心となるかと思いますが、例えば「はやぶさ2」を含めた小惑星探査、日本の月・惑星探査計画など、いろいろなケースが考えられます。

ご興味をお持ちの方は、ぜひ「お問い合わせ」ページからお問い合わせくださいませ。
せっかくの学会というチャンスに、できる限り多くの方に、最新の月・惑星探査情報を直接お届けできる機会を設けたいと思います。ぜひ皆様のお問い合わせをお待ちしております。

第63回宇宙科学技術連合講演会
https://branch.jsass.or.jp/ukaren63/

1504, 2019

「今日の月」の月齢が正確に表示されるようになりました

昨日お伝えした通り、月探査情報ステーションのコーナー「今日の月」の月齢が誤って表示されておりましたが、本日修正を行い、正しく表示されるようになりました。ご迷惑をおかけしまして、申し訳ありませんでした。

以下、本トラブルが発生した理由です。
「今日の月」では、毎年、毎日の月齢を記述したファイルを用意し、システムがそれに基づいて月齢を表示します。
2019年のファイルも用意を行っていたのですが、昨年末の時点では3月分までしか更新していませんでした。

このファイルの更新の際には、通常、まず古い年のファイルを新しい年のファイルとしてコピーし、次に古い年を新しい年に変換し(例えば、2018→2019)、その上で新しい月齢を記入していきます。
今回、12月及び3月の多忙により、12月中には3月末までの月齢しか更新できておらず、また3月までにその先の月齢へ更新ことができませんでした。そのため、4月1日以降は昨年の月齢が今年の月齢として表示される状態となり、誤った月齢表示になってしまいました。

ひとえに私の多忙が原因であり、この解消が根本的な原因解消となりますが、何らかの形で問題の発生を予測できるようなことも考えていければと思っております。

なお、もし「今日の月」で表示されている月齢がおかしいことを発見しましたら、「お問い合わせ」フォームからお知らせいただくか、月探査情報ステーション公式ツイッターにお知らせいただきますと、大変助かります。

また、「今日の月」にもあります通り、「今日の月」の月齢は、一般的に表示される月齢と1日程度ずれる場合があります。この点ご了承いただきますよう、お願いいたします。

1404, 2019

「今日の月」の月齢が誤って表示されています

月探査情報ステーションの人気コンテンツ「今日の月」の月齢が誤って表示されていることが、土曜日(13日)に判明しました。
原因を調査したところ、月齢を記録しているファイルにおいて、2019年の月齢を記録している部分が3月までで、それ以降は2018年のものを記載していることがわかりました。ただ、編集の過程で年の部分は全て2019年に変換されていたため、システム側で2019年4月の月齢と解釈して、2018年4月の月齢を表示していたことがわかりました。おそらく、問題は4月に入ってから発生したものと思われます。

至急問題を解決したいところですが、この土・日は講演のため外出しておりますため、最も早い対応は月曜日となります。
対応が完了し次第、お知らせいたします。

ご迷惑をおかけしておりまして申しありませんが、一両日のご辛抱をいただければと思います。

協賛企業

渡辺教具製作所
ウイルネット
リポビタンD

提携企業・団体

TeNQ