月探査情報ステーションとは

月探査情報ステーションは、月・惑星探査の情報を中心として、月の科学、さらには月や月・惑星探査にまつわる様々な情報を皆様にお届けする、「月・惑星探査のポータルサイト」です。

このサイトでは、月を中心として、「科学」という視点を中心に取り上げ、月についてどのようなことがわかり、どのようなことがわかっていないのかを解説しています。

そして、まだわからないことを調べようとする「探査」(ミッション)について、最新情報をいち早くお知らせするほか、その背後にある科学などについて、わかりやすく解説しています。

月について、私たちはどの程度のことを知っているのでしょうか? ここでは、月の不思議や謎、解明された事実などをまとめました。科学だけではなく、雑学などの広い話題も網羅しています。

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月は、見て楽しむものでもあります。このカテゴリーには、いろいろな楽しみ方ができるよう、クイズや参加型プロジェクト、ギャラリーなどを取り揃えてあります。

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人間は月に降り立ち、惑星へ探査機を飛ばしてきました。そのチャレンジは今も続いています。ここでは、そういった私たちの外の世界への挑戦をご紹介します。

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お知らせ

1309, 2019

Q&A「栗名月とはなんですか」のページを更新しました

今日は中秋の名月ですが、この中秋の名月と並んでお月見として有名なのが「栗名月」です。

月探査情報ステーションのQ&A「栗名月とはなんですか」を更新しました。今年(2019年)の栗名月は10月11日(金曜日)です。
いつもですとこのQ&Aは年初に更新されるのですが、今年は編集長の多忙や体調不良などにより、栗名月約1ヶ月前の更新となりました。申し訳ありません。

709, 2019

編集長(寺薗)が、9月12日にラジオ番組(J-WAVE)に出演します

編集長(寺薗)が、9月12日放送のJ-WAVEのラジオ番組「GOOD NEIGHBOURS」に出演することになりました。

9月12日は「宇宙の日」です。1992年のこの日、日本人として初のスペースシャトル搭乗宇宙飛行士、毛利衛さんが宇宙へと旅立ちました。これを記念して、作文絵画コンテストなどが実施されています。
また9月13日は中秋の名月です。多くの人が月に感心を向ける時期でもあります。
番組では、ナビゲーターのクリス智子さんと、宇宙開発や月についての話題をお伝えする予定です。ぜひお聞き下さい。

○聴取の方法

J-WAVEの放送エリア内(関東地方)
FM周波数81.3MHzに合わせて下さい。
また、インターネット経由では、radiko.jp,あるいはradikoアプリを使用して聞くことが可能です。
J-WAVEの放送エリア外
radiko.jpのプレミアム会員(有料会員)であれば、radiko.jpあるいはradikoアプリにて聞くことができます。

GOOD NEIGHBORS (J-WAVE)
https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
J-WAVE 9月12日の番組表
※寺薗は午後3時過ぎに登場の予定です。
https://www.j-wave.co.jp/today/index.html?0912

なお、突発的な事件・事故などにより、放送予定が急遽変更になることもあります。ご注意下さい。

1508, 2019

「夏休み 自由研究・工作 お助けページ 2019」を公開しました

いつもよりだいぶ遅くなりましたが、夏休み恒例の「夏休み 自由研究・工作 お助けページ 2019」を公開しました。

夏休みといえば自由研究。宇宙は自由研究のテーマとしても人気ですし、月探査情報ステーションにもそういった自由研究にピッタリの内容がたくさんあります。しかし、月探査情報ステーションの膨大なページの中から、自分にピッタリの、あるいは今年話題になっているテーマを見つけ出すのは難しいです。そしてテーマを見つけ出せたとしても、どのような切り口で自由研究にまとめるかというとさらに難しくなります。

このお助けページでは、そういった皆様のご希望にお答えし、月探査情報ステーションが今年話題になりそうな、あるいはなっている内容を選び、それについて解説するとともに、自由研究の内容としてふさわしそうな研究テーマをいくつか選んでいます。もちろん、これらのテーマに沿う必要はありません。
月探査情報ステーションの豊富で正確でわかりやすいコンテンツを駆使して、ぜひ皆様、立派な自由研究を仕上げてください。

また、月探査情報ステーションにはペーパークラフトに代表される工作があります。このページもご紹介しています。

夏休みも半ばを過ぎてしまいましたが、今から追い込みで宿題に挑む方もいらっしゃるでしょうし、毎年恒例で追い込まれないと動かない人もいらっしゃるでしょう。今からでも遅くありません。ぜひこのページをご活用いただき、自由研究や工作に役立ててください。

2307, 2019

「アポロが回収した月の石こそが、月に行った証拠だ」 〜オーストラリア国立大学の研究者〜

2019年7月20日は、人類がはじめて月に降り立ってからちょうど50年となる節目の日でした。日本で、世界で、数多くのアポロ関連の記事や番組が発行、放送されました(編集長=寺薗もその一部に関わっております)。
しかし、アポロといえば、やはり「行っていない」という言葉が出てきてしまうのも残念ながら事実です。最近でもやや少なくなったとはいえ、「アポロは実は月に行っていないのではないか」という疑惑、いわゆる「アポロ疑惑」を信じてしまっている方をよくみかけます。アポロ月着陸50周年と共に、そのような疑惑がまた再燃してしまっていることもまた、事実です。

そんな中、オーストラリア国立大学(ANU)の研究者が、アポロ計画で採取された月の石について語り、このアポロ疑惑を完全否定しました。
この方は、ANUの地球科学研究科に所属するトレボール・アイルランド教授です。

アポロ計画では、11号から17号(13号を除く)にかけて6回にわたって月面着陸を行い、合計で約380キログラムにもわたる月のサンプル(石や砂)が地球に持ち帰られました。これらのサンプルは世界中の研究所に配られ、地質学者や鉱物学者による分析が行われました。もちろん、日本にもサンプルが到着しています。その結果、地球の岩石とのいろいろな違いが明らかになっています。
現在でも、サンプルはアメリカ・テキサス州ヒューストンにあるジョンソン宇宙センターの地球外物質保管施設で厳重に保管されており、必要とあれば研究者に配布する体制が整っています。

しかし、「アポロが月に行っていない」と主張する人たちは、当然のことながら、この持ち帰られた月の石も「地球上の石である」「捏造されたものである」と主張しています。特に、アポロから持ち帰られた石の中で、月の海と呼ばれる部分の岩石が玄武岩で、地球上の火山でよくみられる岩だったことが、その主張にさらに拍車をかけているようです。

しかし、彼の主張は明快です。
「もし月の石を研究室で作ろうとすれば、とんでもない失敗に終わるだろう。そして、そのために必要なお金は、おそらくNASAが人間を月に往復させる以上のものになってしまうだろう。月の砂は地球上でみるものとは全く違うものだ。月の表面にあったときに、(太陽風などで運ばれてきた)イオンが砂に衝突している跡がみられる。また、その組成も月固有のものである。」

それでもまだ信じない「疑惑論者」の方の中には、「いや、実際に月に行って砂は持ち帰ってきた。但しそれは無人探査機によって行われたのであり、アポロはやっぱり月に行っていないのだ」と、抵抗(?)する方もいらっしゃるでしょう。確かに、旧ソ連は無人探査機で月の砂のサンプルを採取して地球へ送り届けてきていますし、アメリカもアポロ以前に何機もの無人探査機を月に打ち上げています。

こういった「意見」についても、教授は辛辣です。
「アポロ計画では380キログラムものサンプルを持ち帰ってきている。こんなに大量の月のサンプルを地球に持ち帰るのは、21人の宇宙飛行士を月に往復させるのと同じくらい難しいことだ(編集長注: アポロ計画では3人の宇宙飛行士が月に向かい、2人が月面に降り、1人が月を周回しています。13号は月着陸には失敗しましたが、月を周回して地球に戻ってきています)。そのうち6回のミッションで月着陸を実施した。それ以来ずっと、アポロの月のサンプルの解析を行っているが、今に至っても私たちを驚かせることがあるのだ。」

アイルランド教授自身は、1969年にアポロ11号がはじめて地球に持ち帰った月のサンプルの分析チームには入っていませんでしたが、オーストラリア国立大学の他の研究者、ロス・テイラー、ビル・コンプストン、テッド・リングウッド、ジョン・ロブリング各氏が解析に従事しました。アイルランド教授は彼らのもとで解析や月のサンプルについての指導を受け、彼らの仕事の重要性、そして解析を実施していたときのワクワクするような時について、今でもよく覚えています。

「誰もが、月着陸においてオーストラリアが重要な役割を担っていたことを知っていた。月からの電波を中継したのはオーストラリアにあるアンテナだ(編集長注: アポロ11号の月着陸の映像は、オーストラリアのパークス天文台にあるアンテナによって受信され、全世界に配信されました。このエピソードは、1991年公開の映画『月のひつじ』で詳しく描かれています)。しかし、ANUの科学者が成し遂げた偉大な仕事は、多くの人がはじめて聞く話だろう。」
「ロス(・テイラー氏)には、アポロ11号でニール・アームストロング船長が採取した月のサンプルがNASAのチームから届けられた。そのサンプルの分析によって、月が初期段階に全休にわたって溶融していたことが確認されたのだ。」
「ビル(・コンプストン氏)の解析により、月の岩石が非常に古いことが判明した。地球上のどの岩石よりも古い、ということが。」
「テッド(・リングウッド氏)とジョン(・ロブリング氏)は、地球上でみつかっていない新しい好物をつきのサンプルから見つけ出した。」

ロス・テイラー氏は現在ANUの名誉教授で93歳。しかし、今でも地球外の岩石に興味を抱き続けています。そんな彼がアポロでのサンプル解析に出会えたのは、一生に一度あるかないかのチャンスだった、と振り返ります。地球の空気や水などと遮断するためのボックスと、試料を操作するための大きなグルーブ、そして武装した警備員がいる非常に厳しいセキュリティを、今でも思い出すといいます。
「私は朝7時から夜中の3時まで働き、その結果を翌日開催される記者会見で発表していた。それほど、世界的に私たちの発見に関する関心が高かったということだ。解析にどんなミスがあっても私たちの評判は台無しになってしまう。ある記者会見の直前、私は結果に大きな間違いがあることを発見して、それを訂正した。まさに間一髪。科学者にとっては本当に刺激的なときだった。」

テイラー名誉教授にはさらに劇的な思い出があります。ジョンソン宇宙センターで、月サンプルを入れた容器が落下してしまい、危うく地球の空気に触れて汚染され、仕事が台無しになってしまいそうになったことがあったのです。
「そのときはあわてて、分析をしていた岩から離れるために、隔離装置から離れてトイレに隠れたよ。あの日はホント心臓がドキドキしたなぁ。まいったよ。」

日本でも月の岩石の分析が行われていますし、世界中でこのような岩石の分析が行われました。この分析結果は、アポロ11号の着陸の翌年、1970年1月にヒューストンで開催された「月科学会議」(LSC)で発表されました。そしてこのLSCが発展し、その後の惑星探査の発表も加えられて現在に至っているのが、LPSC、月惑星科学会議という大きな学会です。今では毎年3月、ヒューストン、といいますか、その北隣の街であるザ・ウッドランズというところで開催され、2000人以上の科学者が月・惑星探査の成果や将来計画について議論します。今年は50回目の会議ということで大いに盛り上がりました。

アポロの月の石の分析には、いろいろなドラマがありました。オーストラリアは意外ではありますが、アポロとのつながりが深い国だったのです。そして、サンプルの真実とドラマの前では、行っている・行ってないという議論はまさにどうでもいい小さな議論のように思えてくることでしょう。

オーストラリア国立大学の記事 
https://anu.prezly.com/lunar-rocks-debunk-moon-landing-conspiracy-theories#
アポロ計画 (月探査情報ステーション)

アポロ計画 – Apollo Project


月の雑学第3話「人類は月に行っていない!?」 (月探査情報ステーション)
※いわゆる「アポロ疑惑」を解説したコーナーです。

第三話 人類は月へ行っていない!?

2207, 2019

チャンドラヤーン2、本日午後打ち上げ

インドの月探査機チャンドラヤーン2は、本日(7月22日)打ち上げ予定です。
本来の打ち上げは7月15日に予定されていましたが、「技術的な問題」により延期され、本日となりました。打ち上げはインド宇宙機関(ISRO)によりますと現地時間午後2時43分(以降)、日本時間ですと午後6時13分(以降)となります。

なお、インドNDTVによると、前回の打ち上げ延期はロケットの燃料漏れというトラブルだったようで、かなり深刻な問題であったようです。

ISROは打ち上げに合わせ、打ち上げのライブ中継を実施するとのことです。YouTubeでも視聴可能とのことです。
ライブ放送は日本時間で午後5時45分からスタートするようです。注目しましょう。なお、詳細はISROのツイッター、または月探査情報ステーションのツイッターをご参照下さい。本記事も間に合えばアップデートする予定です。

【7月22日午後5時35分追記】ライブ中継、及びYouTubeのライブ中継のURLを追加しました。

ISROのライブ放送アナウンス 
https://www.isro.gov.in/gslv-mk-iii-m1-chandrayaan-2-mission/watch-live-launch-of-gslv-mkiii-m1-chandrayaan2-july-22-2019
ISROのライブ中継
https://www.isro.gov.in/gslv-mk-iii-m1-chandrayaan-2-mission/watch-live-launch-of-gslv-mkiii-m1-chandrayaan2
ISROのライブ中継 (YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=_QvVCV1Ve5U

1907, 2019

編集長(寺薗)がNHK BS4K/8K番組に出演します

2019年7月20日はアポロ11号が月面に降り立ってからちょうど50周年という節目の日にあたります(なお、日本時間では正確には21日となります)。この日に合わせ、NHKのBS4K・8Kでは、アポロ計画を取り上げた番組「月着陸50年 ムーンウォーカーが見た絶景」が放送されます。

この番組では、アポロ計画で月面に降り立った12人の宇宙飛行士「ムーンウォーカー」が撮影した約300枚の画像を8Kの超高精細画像でご紹介します。圧倒的な迫力で、50年前に撮影された月面の様子をお楽しみ下さい。
また、知られざるアポロ計画のエピソードや、アポロ計画全体について、そして月の素顔について、番組出演者と共に楽しく、わかりやすく語っていきます。

BS4K・8Kは、現在一般的に放送されているフルハイビジョン(「2K」とも呼ばれます)に比べ、それぞれ画素数で4倍、16倍という超高精細の映像をお届けする最新の放送です。但し、最新であるだけに、受信には対応するテレビ(4Kテレビ、8Kテレビ)に加え、4K・8K衛星放送を受信するためのアンテナ、専用のチューナーなど、準備が必要になります。
このため、気軽にみられるという放送ではないかも知れませんが、もしどこかで4K・8K放送をご覧になる機会がありましたら、ぜひお時間を合わせて、息を呑むような美しさの8Kでの月面をお楽しみ下さい。

番組の概要は以下の通りです。

番組題名…月着陸50年 ムーンウォーカーたちが見た絶景
出演者…黒田有彩、橋本マナミ、パトリック・ハーラン
解説…寺薗淳也
司会…阿部渉
語り…池田昌子

放送予定は以下の通りです。BS8Kでは7月20日に加え、22日、24日、26日にも放送がありますが、時間が異なりますのでご注意下さい。

<BS8K>

7月20日…午後7時〜午後9時
7月22日…午後4時〜午後6時
7月24日…午後5時〜午後7時
7月26日…午後7時〜午後9時

<BS4K>

7月20日…午後7時〜午後9時

番組ホームページ (NHK)
https://www4.nhk.or.jp/P5929/
NHK BS4K/8K
https://www.nhk.or.jp/bs4k8k/
アポロ計画 (月探査情報ステーション)

アポロ計画 – Apollo Project

協賛企業

渡辺教具製作所
ウイルネット
リポビタンD

提携企業・団体

TeNQ