月探査情報ステーションとは

月探査情報ステーションは、月・惑星探査の情報を中心として、月の科学、さらには月や月・惑星探査にまつわる様々な情報を皆様にお届けする、「月・惑星探査のポータルサイト」です。

このサイトでは、月を中心として、「科学」という視点を中心に取り上げ、月についてどのようなことがわかり、どのようなことがわかっていないのかを解説しています。

そして、まだわからないことを調べようとする「探査」(ミッション)について、最新情報をいち早くお知らせするほか、その背後にある科学などについて、わかりやすく解説しています。

月について、私たちはどの程度のことを知っているのでしょうか? ここでは、月の不思議や謎、解明された事実などをまとめました。科学だけではなく、雑学などの広い話題も網羅しています。

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月は、見て楽しむものでもあります。このカテゴリーには、いろいろな楽しみ方ができるよう、クイズや参加型プロジェクト、ギャラリーなどを取り揃えてあります。

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人間は月に降り立ち、惑星へ探査機を飛ばしてきました。そのチャレンジは今も続いています。ここでは、そういった私たちの外の世界への挑戦をご紹介します。

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お知らせ

2006, 2018

「はやぶさ2」のトップページを更新しました

月探査情報ステーションの「はやぶさ2」トップページを更新しました。以下の変更を行っています。

ページ内の記述を最新のものに更新しました。
リンクに、新たに日本惑星協会の『「はやぶさ2」どんなことでも質問”箱”』を追加しました。編集長(寺薗)もカウンシラーを務めている日本惑星協会が主宰する、「はやぶさ2」に関する質問募集コーナーです。皆様からのご質問をお待ちいたします。
サイトが閉鎖されたと思われる(稼働が現時点で確認できない)『「はやぶさ2」応援キャンペーン』(http://www.hayabusa2020.jp)の記述を削除しました。

1706, 2018

サーバー停止のお詫び

本日(6月17日)午前9時ころから午後2時半ころにかけまして、月探査情報ステーションのサーバーが停止しており、ウェブページが閲覧できない状態となっておりました。現在は復旧しています。
原因については調査中ですが、サーバーを再起動した際、本来は起動してくるはずであったサーバーが何らかの理由で停止してしまったことによるものとみられます。なぜ起動しなかったのかについては今後詳細について調査いたします。
ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

1706, 2018

「はやぶさ2ファン!」トップページを新サイトに移行、内容を更新しました

「はやぶさ2」を楽しもうというページ「はやぶさ2ファン!」トップページを新サイトに移行すると共に、内容を更新しました。
旧来のページは打ち上げ前に作られたもので、内容が古くなっていたため、現時点(2018年6月)の状況に更新しました。さらに、毎日新聞にて連載されている「はや2くんの冒険日誌」のキャラクター「はや2くん」がトップに加わっています。これからは皆さんを、かわいいはや2くんがお出迎えいたします。
なお、配下のページも順次新サイトへ移行すると共に、最新の状況に更新いたします。さらに、新しいコンテンツも準備中です。ご期待下さい。

1606, 2018

「はやぶさファン!」のページを新サイトへ移行しました

小惑星探査機「はやぶさ」を楽しむためのサイト「はやぶさファン!」を新サイトへ移行しました。新しいデザインとなり、スマートフォンなどのモバイル機器からもより閲覧しやすくなります。
移行に際しては最新の情報への変更も行っています。
今後、配下のページについても順次、新サイトへの移行を実施してまいります。しばしお待ちくださいませ。

1606, 2018

月探査情報ステーションのサーバー証明書を更新しました

月探査情報ステーションで使用されている「サーバー証明書」を、昨日更新しました。

月探査情報ステーションでは、プライバシーの尊重(閲覧履歴などを他人にみられるリスクを減らす)やより高速なウェブアクセスを実行するため、安全なウェブ接続(常時SSL=AOSSL)を2017年5月から実施しています。
月探査情報ステーションのURLは https://moonstation.jp となっていますが、この https:// の部分が、一般によくみられる「http://」ではなく「s」がついていることで、安全な接続が実施されていることがわかります(なお、http://moonstation.jpでも自動的にhttps://moonstation.jpに転送されます)。

この安全な接続を実施するためには、ただ単に通信経路を暗号化すればいいというものではなく、サーバーが実際に存在し、その運営者が確実に存在することを証明する、デジタル証明書をサーバー側に持っておく必要があります。これを「サーバー証明書」といいます。

このサーバー証明書ですが、実は月探査情報ステーションが当初取得していた証明書は、シェアの大きなブラウザー「Google Chrome」では間もなく警告が出てくる(受け入れられなくなる)ことがわかりました。これは、Google Chromeを開発しているグーグルの方針によるもので、Chrome 70以降のブラウザでは警告を表示するため、新しい形で発行された証明書へ移行する必要がありました。そのため、昨日サーバー証明書を取り替え、この変更に対応しました。

ユーザーの皆様は特に対応する必要はありません。サーバー側の変更ですので、月探査情報ステーションの閲覧は通常通り行えます。
なお、もし画面に証明書関連の警告が発せられている場合には、念のため以下の措置を行ってみてください。

ブラウザーのアップデートを実施する(月探査情報ステーションは、常に最新のブラウザーに対応する方針をとっています)
「再読み込み」を実行する(ブラウザーの該当ボタンを押すなど)
ブラウザーのキャッシュを消去する(消去の方法はそれぞれのブラウザーによって異なります)

これらを行っても症状が改善されない場合には、お問い合わせいただきますようお願いいたします。

1506, 2018

「はやぶさ2」、小惑星リュウグウの衛星を探索

2018年6月14日、JAXAはやぶさ2プロジェクトチームは、小惑星リュウグウ到着を控えた探査機「はやぶさ2」の状況を報告しました。14日時点でリュウグウと「はやぶさ2」との距離は約750キロメートルとなり、到着まで7回ほどの軌道修正を行ってリュウグウとの距離を詰めていく予定です。

 

 

近づきつつある小惑星リュウグウはONC-T(光学航法カメラ・望遠)によって10ピクセル四方ほどの大きさで捉えられるようになってきました。小惑星の形状はまだ詳細にわかるとまではいえず、ミッションマネージャの吉川真准教授のコメントでは、「丸っこいが少し角ばっているともいえる」というところです。TIR(中間赤外カメラ)が小惑星リュウグウの表面の明るさの変化(ライトカーブ)を観測したところ、リュウグウの自転周期はこれまでの想定通り、約7.6時間であることが確かめられてきつつあります。

今回の発表によると、6月上旬に小惑星リュウグウが自身の衛星を持っているかどうかの探索が行われました。これは、小惑星の周りを公転する天体(衛星)がもしあった場合、「はやぶさ2」が到着したときに衛星と衝突する危険があるためです。安全に小惑星探査ミッションを遂行するために必要なプロセスで、初代「はやぶさ」の小惑星イトカワ接近の際にも行われました。

“衛星”といっても、小惑星は火星などの惑星よりもはるかに小さく、重力の弱い天体です。そのため、衛星のサイズも岩石のかけらといってもよい程度の小さなサイズになります。これまでに発見されたNEA(地球近傍小惑星)の数は2016年時点で1万5000個ほどある中で、衛星を持った小惑星は67個ほど。かなりレアな存在で、推定で直径900メートルほどの小惑星リュウグウが衛星を持つ確率は低いとみられています。

「はやぶさ2」の安全のためには衛星はないほうがよいとはいえ、もし存在すればサイエンスの立場からは面白い発見です。リュウグウの衛星探索はONCチームによって6月7日に、「はやぶさ2」と衛星が接触することがない安全な距離(2100キロメートル)から行われました。リュウグウを公転するごく小さな衛星が放つ光を捉えるため、178秒と長時間の露光を行い、午前8時すぎから4回にわたって1回につき3枚を撮像します。3枚撮影するのは、カメラのCCDに宇宙線がぶつかってノイズが発生することがあるため、3枚を比較してノイズを取り除くことが目的です。

 

小惑星リュウグウがもしも未知の衛星を持つとすれば、それはどのように見えるのでしょうか? ONCチームの一員である産業総合技術研究所 人工知能研究センターの神山徹主任研究員によれば、「リュウグウの衛星ならば、リュウグウと同じ物質でできていることが考えられます」とのこと。リュウグウは炭素を含んで黒っぽい物質でできているとされることから、衛星も同様であり、これが直径50センチメートル程度の大きさであれば、観測した距離から12等級の明るさで確認できるといいます。

画像でリュウグウの周囲に白い粒をまいたように見える無数の明るい点をマークして数えたところ、「リュウグウの周りを公転している」と考えられるものはありませんでした。つまり、50センチメートル以上の大きさの衛星は現時点ではないと考えられます。安全を確認したことにより、「はやぶさ2」はリュウグウから50キロメートルまで接近できるようになりました。さらに、もっと小さな直径10センチメートルほどの衛星が存在する可能性もあるため、衛星探索は引き続き実施されるとのことです。

今回の衛星探索により、小惑星リュウグウが衛星を持ち、「はやぶさ2」と衝突してしまう危険はほとんどないといえそうです。ですが、このサイズの小惑星が衛星を持つという可能性はゼロではなく、それはそれでとても興味深いことです。神山さんは「もしリュウグウの周りに衛星がいるのであれば、こんな面白いことはない」とコメントしており、吉川准教授も「サイエンスの立場からすれば、何か変わったことがある小惑星だといいな」と述べています。まだまだ始まったばかりの小惑星リュウグウの探査ですから、想像もつかない隠し玉があると期待してしまいますね。
取材・文・写真: 秋山文野

はやぶさ2 (月探査情報ステーション)

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提携企業・団体

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