こちらでは、以下のハッシュタグの写真を掲載しております。 皆様の素晴らしい写真の投稿をお待ちしております。
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月探査情報ステーションは、世界と日本の月・惑星探査の最新情報を「素早く」「わかりやすく」「正しく」お伝えしています。
🌌 金星に知的生命体が生息!? 大気中に生命の兆候が! 🌿金星の大気で生命の兆候が発見され、知的生命体が存在する可能性が高まっています!金星に隠された生命の謎に迫ります!#金星 #知的生命体 #nasa #宇宙 #金星探査 #科学の驚き #生命の兆候 #地球外生命体 #惑星探査 #未知の世界
9月 16
moonstation_jp
今週7月19日から、映画『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』が公開されます。アポロ計画にまつわる「あのうわさ」がベースとなって脚本が作られた映画ですが、実に素晴らしいヒューマンドラマとなっています。7月15日、本映画公開前のトークショーが開催されました。出演者は、宇宙飛行士であり東大特任教授でもある野口聡一さん、宇宙大好きなタレントの中川翔子さん(しょこたん)、そして同じく宇宙大好きタレントの滝沢カレンさんです。宇宙大好きな3人が繰り広げたトークを余すところなくまとめた記事を、月探査情報ステーションで公開しました。宇宙愛、この映画への思い、そういったところをぜひ感じ取っていただければと思います。https://moonstation.jp/blog/lunarexp/apollo/fly-me-to-the-moon-movie-pre-release-talkshow
7月 16
月探査機SLIMは、3月30日に一旦休眠となりました。SLIMの着陸点付近が夜を迎え、太陽光による発電ができなくなったためです。月の夜は、マイナス170度という温度にもなる過酷な環境です。こういった環境では電子機器などがだめになってしまう可能性も極めて高くなります。しかも、SLIMは月の夜を乗り切るための装置(例えば、探査機を温めるヒーターなど)を装備していません。にもかかわらず、2回にわたって月面の夜を越すという驚異的な粘りをみせています。こうなるともう一度…3回目の復活を期待したくなります。さすがに厳しいとは思いますが、そういった知らせが届くのを待つことにしましょう。何度も夜を越せることは、単にすごいことではありません。どのような理由でSLIMが夜の極低温に耐えられたのか、それを探ることで、今後月面で人類が長期滞在する、あるいは無人探査機が長期にわたって観測を行うといった際に、そのノウハウが大いに役立つことになります。SLIMの復活は、もしあるとすれば、4月末になると思われます。<写真>休眠前の月の夕方に撮影された月面の写真(SLIMの航法カメラから撮影)。Photo: (c) JAXAhttps://moonstation.jp/challenge/lex/slim
4月 1
いよいよ今夜(1月19日深夜、正確な時間としては20日午前0時20分)、日本の月面探査機SLIM(スリム)が月面に着陸する予定です。現時点(19日午前11時)ではすべての動作は順調で、約半日後に迫った着陸に向けて準備が進められています。SLIMが月面に着陸すれば、日本初の月面着陸となります。しかし、SLIMの意義はそれだけではありません。搭載されている2つの超小型ローバー(LEV-1とLEV-2。LEV-2は「SORA-Q」という愛称を持つ)の活躍、誤差100メートルというピンポイント着陸の成否など、見どころは多数あります。そしてなんといっても、日本が今後月に向けて進めるアプローチにどうつながっていくのかという点も注目ポイントです。月探査情報ステーションでは、編集長(寺薗)が自ら相模原のJAXA相模原キャンパスの取材拠点へ赴き、最新情報を随時お届けします。ぜひ月探査情報ステーションのSLIMのページに注目していて下さい。https://moonstation.jp/challenge/lex/slim
1月 19
本日11月2日、月探査情報ステーションは満25周年を迎えました。1998年11月2日、日本の月探査「かぐや」のプロモーションサイトとして開設された「インターネットシンポジウム ふたたび月へ」が本サイトの始まりです。それから25年。四半世紀という節目を迎えることとなりました。これも月探査情報ステーションを応援し、励ましてくださる皆様のおかげです。深く感謝申し上げます。25年で、日本と世界の月探査はすっかり変わりました。25年前は「月探査はこれから盛んになる」と述べつつも、正直本当にそうなるのか懐疑的な部分もありました。しかし今や、アルテミス計画で人類がまさに「ふたたび月へ」チャレンジしようとしています。民間企業が月へ探査機を打ち上げ、月輸送がビジネスとして語られる。その先には月面基地構築が次第に現実味を帯びてきています。月探査を一過性のブームではなく、人類の探究心と好奇心が生む自然な流れと捉え、その挑戦を応援し、伝えていく。月探査情報ステーションの目的は25年経過した現在でも何も変わるところはありません。人類が月に、火星に、その先に挑む限り、本サイトはずっとその試みを伝え続けていきます。今後とも月探査情報ステーションをご愛顧のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。https://moonstation.jp/news/20231102-moonstation-25th-anniversary
11月 2
ヨーロッパ宇宙機関が主体となり、日本も探査機機開発などで参加している木星探査機「ジュース」(JUICE: Jupiter Icy Moons Explorer)が、いよいよあさって4月13日に打ち上げられます。ジュースは、木星とその衛星、特に「ガリレオ衛星」と呼ばれる大きな衛星のうち、氷でできている3つ(エウロパ、ガニメデ、カリスト)を探査します。これらの衛星には内部に海があるといわれています。ジュースでは氷衛星の表面や内部を調べることで、これらの衛星の素顔に迫り、太陽系の起源の解明につなげていきます。ジュースは打ち上げから8年後の2031年7月に木星に到着、木星とその衛星を探査したあと、2034年にガニメデの周回軌道に入り、2035年まで観測を続けます。足かけ12年にわたる壮大なミッションです。月探査情報ステーションのページも、打ち上げを前に「探査の概要」を加えるなど増強を行っています。このあとも引き続き増強を続ける予定ですので、ぜひご覧ください。Photo Copyright © 探査機: ESA/ATG medialab、木星: NASA/ESA/J. Nichols (University of Leicester)、ガニメデ: NASA/JPL、イオ: NASA/JPL/University of Arizona、カリスト・エウロパ: NASA/JPL/DLR。https://moonstation.jp/challenge/pex/juice
4月 11
2月20日(月),東京・代官山の代官山蔦屋書店において、対論型サイエンスカフェ「宇宙からのメッセージ、返信してよい?」が開催されます。宇宙開発が身近になっているいま、専門家だけでなく、市民も宇宙開発に関わっていくことが求められてきています。そのためには自ら情報収集を行い、議論するすべを身に着けていく必要があります。昨年6月、編集長(寺薗)も執筆者の1人として加わった書籍『宇宙開発をみんなで議論しよう』では、その手法の1つとして「対論型サイエンスカフェ」を紹介しています。ある1つのテーマ(例えば「宇宙資源を開発してよいか」)に対し、2つの異なる意見(例えば「積極派」「慎重派」)の立場から最初に問題提起がなされます。その後、サイエンスカフェ参加者が少グループに分かれ、それぞれの問題について議論します。意見はそれぞれのグループで分かれますが、グループ同士で意見をやり取りしたり、新たに情報を得るなどして、グループでの意思決定を行っていきます。このような方法で、複雑で難解な考え方が多い宇宙開発での意思決定を行える可能性がある、という提案です。当日は寺薗も話題提供者の1人として参加します。サイエンスカフェへの参加は有料となりますが、「考えるやり方」を身につけるチャンスでもあります。ぜひ1人でも多くの方のご参加をお待ちしております。https://moonstation.jp/events/future-events/20230213-opinion-building-science-cafe-space-message
2月 13
2022年も残りわずかとなりました。本年も月探査情報ステーションをご愛顧・ご支援いただき、ありがとうございました。2022年は、後世に「(有人)月探査再起動の年」と記憶されることでしょう。その象徴は、なんといっても11月の #アルテミス1 打ち上げです。本来であれば2022年半ばにも、といわれていた打ち上げは、不具合やハリケーンの影響で少しずつ延び、最終的に11月16日となりました。そもそも今年の打ち上げ自体、本来であれば昨年(2021年)の予定であったため、ほぼまるごと1年延びたといっても過言ではありません。ただ、打ち上げ後のミッションは完璧といってもよく、予定の成果をすべて達成し、12月11日、無事地球への帰還を果たしました。すべてが予定通りに(打ち上げ以外は)終了したことで、今後の #アルテミス計画 ミッション全体にも弾みがつくことでしょう。一方で、1回4000億円ともいわれる巨額の打ち上げコストに代表される予算の問題は、今後、アルテミス計画に積極的に加わっている日本としても十分考えていかなければならない問題です。12月には世界初の純民間企業による月探査ミッション、 #HAKUTO-R 1号機の打ち上げがありました。打ち上げは成功し、探査機は現在月へと向かっています。予定では来年4月月面に到達予定です。HAKUTO-Rは日本の宇宙ベンチャー企業「アイスペース」が手がける事業です。世界初の快挙を日本企業が成し遂げたこと、またそれがベンチャー企業であったことは、日本の宇宙開発の大勢が少しずつではあっても着実に変わっていることを意味しています。その象徴としての月探査には大きな意味があります。<bまた、8月には韓国初の月探査機「タヌリ」(KPLO)が打ち上げに成功、12月には月周回軌道への投入に成功し、月探査を開始しました。小惑星探査分野では、9月の #ダート が印象的でした。小惑星の軌道を変更するために小惑星に物体を衝突させ、公転軌道を変化させようという大胆かつ斬新なミッションでした。結果ミッションは成功、公転軌道は変化しました。将来の小惑星の地球衝突問題にも大きな示唆を与えるものとなりました。一方、2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻は、宇宙開発分野、さらには月・惑星探査にも大きな影響を与えました。今後月・惑星探査におけるロシアの存在感の低下は避けられないでしょう。ただ、これは数年単位の長い目で見ていく必要があります。さて、月探査情報ステーション自身を振り返ってみますと、正直申しまして今年のアクティビティは決して満足いくものといえません。更新は途絶えがち、上述の各ミッションについてもページ更新が全く追いついておらず、月探査情報ステーション自身のミッションである、月・惑星探査の情報を「素早く」「正しく」「わかりやすく」お伝えするということが全く達成できませんでした。これはひとえに私の個人的事情(特に2022年後半)もございますが、やはりサイトとしての規模が大きくなり、運営を1人で行うことに限界が来ているという、ここ数年の問題が露呈したといえるかと思います。来年以降、私にとってのライフワークともいえるこのミッションをどう進め・維持していくか、真剣に考え、変革を実行していきたいと思います。一方、昨年は2冊の書籍『宇宙開発の不都合な真実』『2025年、人類が再び月に降り立つ日』を出版することができました。長年ウェブを中心に行ってきた情報発信の成果が結実したものでもありますし、一方ではその中で長年私が抱いていた思いを皆様にもお伝えできたかと思います。日本がアルテミス計画に参加し、宇宙開発において世界の中でもより大きな役割を果たそうという時代、私たち国民一人ひとりが、より宇宙開発について理解し、議論できるようになっていかなければいけない、そのように切に思います。来年も月探査情報ステーションをご愛顧・ご支援いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
12月 30