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こちらでは、以下のハッシュタグの写真を掲載しております。
皆様の素晴らしい写真の投稿をお待ちしております。

本日1月20日は月探査機 #SLIM の月着陸からちょうど1年となります。
月探査が日本でも世界でも注目を浴びている中で、月着陸の成果を振り返るとともに、その教訓を汲み取り、未来に何をしていくべきか。
編集長(寺薗)として、コラムを執筆しました。
かなりの読み応えがあるコラムです。ぜひじっくりとお読み下さい。
Photo: (c) JAXA
https://moonstation.jp/blog/lunarexp/slim/commentary-on-slim-landing-one-year-anniversary
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皆様、あけましておめでとうございます。
本年も月探査情報ステーションをご愛顧・ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
恒例となります、新年の編集長(寺薗)からのごあいさつをお届けいたします。

昨年も新年1月からSLIMの月面着陸があるなど、月探査の動きが激しい年でした。そして2025年も同様に、1月から大きな動きがあります。
日本関連では、ispaceのHAKUTO-R M2がこの1月中旬にも打ち上げ予定です。そして、株式会社ダイモンが開発した超小型ローバーYAOKIの打ち上げもこの冬となっています。日本の民間企業が開発した月着陸機やローバーが次々に月面へ向かいます。

また、アメリカの商業月輸送プログラム(CLPS=クレプス)が今年も盛んになるとみられます。YAOKIを搭載するのは、CLPSの一環で打ち上げられるアメリカのイントゥイティブ・マシーンズ社の月着陸機です。また、HAKUTO-R M2と同時に、ファイアフライ・エアロスペースが開発した月着陸機が打ち上げられます。2機の月着陸機が1つのロケットで同時に打ち上げられるのは史上初です。
月探査は今年も大きなトレンドとなって続いていくものと思われます。

一方、心配なのがアメリカの状況です。
第2次トランプ政権の発足により、アメリカでは政府機関の効率化が推進されるものと思われます。おそらくNASAやその傘下の月・惑星探査計画も例外ではないでしょう。特に、予算オーバー・スケジュール超過で悩まされているアルテミス計画にも何らかのメスが入るのではないかとみられます。
果たしてNASAの、そしてアメリカ全体の月探査計画がどのように進むのか、十分注意を払っていきたいと思います。

昨年は編集長自身の多忙で、特に後半はほとんど更新ができていないという状況でした。
昨年中には複数人運営体制を確立しようとしていたのですが、道半ばとなってしまっています。今年の第一の目標は、この体制を本格的に動かしていくことです。
月探査情報ステーションのミッションは、【月・惑星探査の情報を「わかりやすく」「正しく」「素早く」発信すること】です。このミッションを達成すべく、今年も編集長を中心としたチーム・仲間で、力を合わせて頑張っていきたいと思います。

本年も月探査情報ステーションにぜひ、ご期待くださいませ。
https://moonstation.jp/news/2025-new-year-greeting
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本日9月17日は #中秋の名月🌕  です。旧暦、つまり江戸時代まで使われていた、月の満ち欠けを基礎とする暦で、8月15日の月のことを差します。意外と誤解されがちですが、満月=中秋の名月ではありません。
いずれにしても、秋は月がきれいにみえるタイミングです。今日はぜひ空を見上げて、ふだん意識しない月について思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
月が出てくる前に、月探査情報ステーションのページでぜひとも中秋の名月について予習しておきましょう。
写真は月探査情報ステーション「今日の月」の本日の月齢(14日)の月。写真: (c) 藤井旭
https://moonstation.jp/faq-items/f211
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月探査機SLIMは、3月30日に一旦休眠となりました。SLIMの着陸点付近が夜を迎え、太陽光による発電ができなくなったためです。
月の夜は、マイナス170度という温度にもなる過酷な環境です。こういった環境では電子機器などがだめになってしまう可能性も極めて高くなります。しかも、SLIMは月の夜を乗り切るための装置(例えば、探査機を温めるヒーターなど)を装備していません。にもかかわらず、2回にわたって月面の夜を越すという驚異的な粘りをみせています。

こうなるともう一度…3回目の復活を期待したくなります。さすがに厳しいとは思いますが、そういった知らせが届くのを待つことにしましょう。

何度も夜を越せることは、単にすごいことではありません。どのような理由でSLIMが夜の極低温に耐えられたのか、それを探ることで、今後月面で人類が長期滞在する、あるいは無人探査機が長期にわたって観測を行うといった際に、そのノウハウが大いに役立つことになります。

SLIMの復活は、もしあるとすれば、4月末になると思われます。

<写真>休眠前の月の夕方に撮影された月面の写真(SLIMの航法カメラから撮影)。Photo: (c) JAXA

https://moonstation.jp/challenge/lex/slim
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いよいよ今夜(1月19日深夜、正確な時間としては20日午前0時20分)、日本の月面探査機SLIM(スリム)が月面に着陸する予定です。現時点(19日午前11時)ではすべての動作は順調で、約半日後に迫った着陸に向けて準備が進められています。

SLIMが月面に着陸すれば、日本初の月面着陸となります。しかし、SLIMの意義はそれだけではありません。搭載されている2つの超小型ローバー(LEV-1とLEV-2。LEV-2は「SORA-Q」という愛称を持つ)の活躍、誤差100メートルというピンポイント着陸の成否など、見どころは多数あります。
そしてなんといっても、日本が今後月に向けて進めるアプローチにどうつながっていくのかという点も注目ポイントです。

月探査情報ステーションでは、編集長(寺薗)が自ら相模原のJAXA相模原キャンパスの取材拠点へ赴き、最新情報を随時お届けします。ぜひ月探査情報ステーションのSLIMのページに注目していて下さい。
https://moonstation.jp/challenge/lex/slim
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本日11月2日、月探査情報ステーションは満25周年を迎えました。1998年11月2日、日本の月探査「かぐや」のプロモーションサイトとして開設された「インターネットシンポジウム ふたたび月へ」が本サイトの始まりです。

それから25年。四半世紀という節目を迎えることとなりました。これも月探査情報ステーションを応援し、励ましてくださる皆様のおかげです。深く感謝申し上げます。

25年で、日本と世界の月探査はすっかり変わりました。25年前は「月探査はこれから盛んになる」と述べつつも、正直本当にそうなるのか懐疑的な部分もありました。しかし今や、アルテミス計画で人類がまさに「ふたたび月へ」チャレンジしようとしています。民間企業が月へ探査機を打ち上げ、月輸送がビジネスとして語られる。その先には月面基地構築が次第に現実味を帯びてきています。

月探査を一過性のブームではなく、人類の探究心と好奇心が生む自然な流れと捉え、その挑戦を応援し、伝えていく。月探査情報ステーションの目的は25年経過した現在でも何も変わるところはありません。
人類が月に、火星に、その先に挑む限り、本サイトはずっとその試みを伝え続けていきます。

今後とも月探査情報ステーションをご愛顧のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
https://moonstation.jp/news/20231102-moonstation-25th-anniversary
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ヨーロッパ宇宙機関が主体となり、日本も探査機機開発などで参加している木星探査機「ジュース」(JUICE: Jupiter Icy Moons Explorer)が、いよいよあさって4月13日に打ち上げられます。
ジュースは、木星とその衛星、特に「ガリレオ衛星」と呼ばれる大きな衛星のうち、氷でできている3つ(エウロパ、ガニメデ、カリスト)を探査します。これらの衛星には内部に海があるといわれています。ジュースでは氷衛星の表面や内部を調べることで、これらの衛星の素顔に迫り、太陽系の起源の解明につなげていきます。
ジュースは打ち上げから8年後の2031年7月に木星に到着、木星とその衛星を探査したあと、2034年にガニメデの周回軌道に入り、2035年まで観測を続けます。足かけ12年にわたる壮大なミッションです。
月探査情報ステーションのページも、打ち上げを前に「探査の概要」を加えるなど増強を行っています。このあとも引き続き増強を続ける予定ですので、ぜひご覧ください。
Photo Copyright © 探査機: ESA/ATG medialab、木星: NASA/ESA/J. Nichols (University of Leicester)、ガニメデ: NASA/JPL、イオ: NASA/JPL/University of Arizona、カリスト・エウロパ: NASA/JPL/DLR。
https://moonstation.jp/challenge/pex/juice
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