moonstation

About 寺薗淳也

This author has not yet filled in any details.
So far 寺薗淳也 has created 1427 blog entries.

UAEの火星探査機「アル・アマル」の打ち上げは7月15日に

三菱重工業は18日、アラブ首長国連邦(UAE)が開発した火星探査機「アル・アマル」の打ち上げを、7月15日に行うと発表しました。アル・アマルは、日本のH-IIAロケットで打ち上げられます。
打ち上げの詳細日時は、7月15日午前5時51分27秒です。打ち上げ場所は種子島宇宙センターです。
打ち上げ可能日時は今年の8月13日まで設定されており、打ち上げ時刻については日付が変更され次第再設定されます。

なお、「アル・アマル」は、アラビア語で「希望」(hope)を意味することから、三菱重工業のリリースでは探査機名を「HOPE」としています。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、種子島宇宙センターについては打ち上げ見学自粛要請が出されております。本打ち上げについてはまだ要請が出ておりませんが、状況をみて三菱重工業などからアナウンスが行われるかと思います。打ち上げ見学を考えていらっしゃる方は、最新情報に十分ご注意の上、もし自粛要請が出た場合には積極的にご協力下さい。

2020年5月18日(月)|Categories: アル・アマル|

「今日の月」月齢表示システムエラーのおわび

新サーバー移行後、月探査情報ステーションの「今日の月」の月齢の日付が正しく反映されていないことがわかりました。原因は、月齢切り替え用のプログラムが新サーバー移行後正しく動作しなかったためです。現在は応急措置を施し、正常動作を確認しております。
ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

2020年5月15日(金)|Categories: 最新情報|

サーバー移転が完了しました

先日お伝えしておりましたサーバーの移転作業を、5月14日(木曜日)朝に完了しました。現在サーバーは正常に動作しております。
サーバー切り替えに伴って停止しておりましたコンテンツ更新作業も再開いたします。

なお、旧サーバーは停止し、5月末で運用を終了する予定です。

サーバー切り替えに伴って月探査情報ステーションへの接続がうまくいかない場合には、古いサーバーの情報がお使いのコンピューター、及び携帯機器に残ったままとなっている可能性があります。その際には以下をお試しください。

  • お使いのブラウザーを再起動する(一度終了して再び起動する)
  • ブラウザーのキャッシュを削除する(方法についてはブラウザーの説明を参照してください)
  • お使いのコンピューター、携帯機器を再起動する(システムに古い情報が残っている可能性があります)
  • 少し待ってもう一度試してみる(ネット上に新しいサーバーの情報が行き渡るため、最大数日程度の時間がかかる場合があります)

上記を実施しても月探査情報ステーションのページが表示されない場合には、お問い合わせください。

2020年5月14日(木)|Categories: 最新情報|

サーバー移転に伴うコンテンツ更新一時停止のお知らせ

月探査情報ステーションのサーバーを、新しいサーバーに移設することになりました。

移設に伴い、サーバー上のデータ(ファイル、データベースの情報など)を全て移設する関係上、新旧サーバーでコンテンツを同一に保たなければなりません。
そのため、本日(5月8日)より5月18日(月)まで、月探査情報ステーションのコンテンツの更新を一時停止いたします。

なお、「今日の月」のようにサーバー側で自動的に生成されているコンテンツには影響はありません。
また、予定より早くデータの移設が完了しましたら、その時点で更新を再開するとともに、改めて移設完了の告知をいたします。

しばらくの間ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

2020年5月8日(金)|Categories: 最新情報|

NASA、新型コロナウイルス対応でマーズ2020は「最優先」

もちろんウイルスは地球上のものですから(宇宙から来たという説は別として)、新型コロナウイルスの問題は宇宙とは関係ありません。しかし、ウイルスは私たちの経済活動全て、宇宙開発も含めて全てに影響します。月・惑星探査も例外ではありません。
NASAは21日に声明を発表し、NASAが現在進めているミッションと新型コロナウイルスへの影響について発表しました。その中で、今年7月に打ち上げ予定の火星探査機「マーズ2020」については「最優先」で進めるとしている一方、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡やオライオン(オリオン)宇宙船、スペース・ローンチ・システム(SLS)については一時組立の中止や組立の減速などの措置を取っています。

NASAはアメリカにおける新型コロナウイルス感染の拡大を受けて、NASAとしてのこの感染拡大に対処する方針を発表しました。拠点の閉鎖などが行われ、担当職員や業者が出勤できず、拠点における作業が非常に限られたものになることを前提としています。その中では、打ち上げ時期など時間に縛られる(延期を行った場合の影響が大きい)ミッションや現在進んでいるミッションに欠かせない打ち上げ、さらには生命やインフラを維持するための作業を最優先とするとのことです。

マーズ2020については、NASAとしては高い優先度を設定するとしています。そのため、打ち上げに向けた各種作業は継続されます。多くの職員や業者はテレワークによって作業に参加しています。作業拠点となっているジェット推進研究所はカリフォルニア州パサデナにありますが、カリフォルニア州自体が非常事態を宣言するなど緊迫した状況にあります。NASAはどのような職員などが出勤して作業をすべきかを上層部で判断し、決定するための作業を続けています。
先日火星ローバーが「忍耐」という意味の「パーサビーランス」(パーシビランス)と命名され、打ち上げ機運が高まっていたところで、非常に厳しい状況になっていますが、それでもNASAが最優先と宣言したことで、7月の打ち上げに向けてまだ希望が持てるといえるでしょう。

火星表面でサンプルを採集するマーズ2020ローバーの想像図

火星表面でサンプルを採集するマーズ2020ローバーの想像図
(Photo: NASA/JPL-Caltech)

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は来年(2021年)3月打ち上げ予定とのことで、現在組立作業が進んでいるところですが、この組立及び試験作業は一時中止となりました。感染拡大の状況を受けて、この中止期間は来週まで延長される可能性があります。NASAはこの措置は職員の安全を最優先とした決定であり、クリーンルームの環境などは安全であると述べています。

カリフォルニアではNASAの試験機X-59の作業がロッキード・マーチンにより行われていますが、NASAは試験の大半をリモートで実施するとしています。

一方、こちらも今年の打ち上げを目指して作業が進められているアルテミス計画のためのオライオン(オリオン)宇宙船、及びその打ち上げのためのロケット輸送系であるスペース・ローンチ・システム(SLS)ですが、こちらは作業のペースを落とすこととしています。現在両者の組立及び試験は、アメリカ南部(ミシシッピ州およびルイジアナ州)にあるミーシュー組立施設及びステニス宇宙センターで実施されていますが、この2施設は地域の感染拡大に伴って閉鎖されています。アルテミス1で打ち上げられる予定のオライオン宇宙船は、グレン宇宙センターからケネディ宇宙センターに送られ、ここでSLSと結合されることになります。なお、ケネディ宇宙センターでのアルテミス2に向けたオライオン宇宙船の組立作業は継続されます。

NASAはまた、月周回宇宙ステーションであるゲートウェイ計画、及び有人月着陸プロジェクトについて、技術的な分析などがテレワークにより進められており、影響は最小限であるとしています。但し、現場での作業が必要な部分については一時中止となります。

現在地球を周回している国際宇宙ステーションの運用に関する作業は、ジョンソン宇宙センターで引き続き行われています。ただ、感染防止の観点から様々な対策を打って実行しています。
また、4月9日にはこの国際宇宙ステーションにNASAのクリス・キャシディ宇宙飛行士と2名のロシア人宇宙飛行士が、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地からソユーズ宇宙船で国際宇宙ステーションへ向かう予定ですが、この関連の作業も続行中です。もちろんこの3名の宇宙飛行士に対して、新型コロナウイルスだけではなく、風邪やインフルエンザなど他の病気を移さないよう、また彼らがかからないように、NASAや関連企業の関係者が細心の注意を払っています。
また、宇宙に向かう全ての宇宙飛行士は、打ち上げ2週間前から検疫に入ります。これは病気感染がないかどうかをしっかりと観察するためで、この期間のことを「健康安定化」(health stabilization)と呼び、国際宇宙ステーションに病気を持ち込まないようにするための重要なプロセスとなります。

NASAはハッブル宇宙望遠鏡をはじめとして人工衛星や探査機にとって不可欠な運用は継続しています。また、国立海洋大気局(NOAA)や国防省などの人工衛星の運用支援も継続しています。

NASAでは、4段階の危機対応段階を設けています。「ステージ4」が最高の段階で、ここに至ると施設閉鎖などの措置が取られます。現時点で概ねセンターや施設の対応段階は、その一歩手前の「ステージ3」となっています。この段階ではどうしても必要な職員を除き、ほぼすべての職員にテレワークが義務付けられます。
現在(3月25日時点)でステージ4に達しているNASA関連のセンター及び施設は、エームズ宇宙センター、ステニス宇宙センター、ミーシュー組立施設の3つです。
アメリカ国内の感染拡大状況によっては、今後このレベルが拡大していく可能性もあります。

NASAの細心の対応状況については、NASAウェブサイトで随時公開されていくようですので、注意してみていくことが必要でしょう。

2020年3月30日(月)|Categories: マーズ2020|