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About 寺薗淳也

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木星・ガリレオ衛星探査機「ジュース」のページを公開しました

惑星探査」コーナー内に、日本とヨーロッパが共同で進めている木星・ガリレオ衛星探査機「ジュース」のページを公開しました。実は2017年から下書き状態となっていたものですが、内容を現在のものに合わせた上、写真などを追加して公開したものです。
ジュースは2022年に打ち上げ、2029年に木星到着、2032年にガリレオ衛星の一つであるカリストの周回軌道に入るという壮大な計画です。また、日本からも科学機器が提供されているのですが、意外に日本国内では知られていない惑星探査ミッションです。ぜひこのページが少しでも知名度向上に役立ってくれればと思います。

2021年7月4日(日)|Categories: 最新情報|

小惑星探査機「サイキ」のページを公開しました

惑星探査」コーナーに、来年(2022年)打ち上げ予定の小惑星探査機「サイキ」のページを公開しました。現在はトップページのみで、ここからトピックス(こちらも1つだけですが)へのリンクが張られているだけですが、いつも通りここから順次情報を追加してまいります。
なおこの探査機ですが、目的地は小惑星プシケ(Psyche)です。探査機はこの小惑星の名前から名付けられていますが、アメリカで開発されていることもあり、名称は英語読みの「サイキ」となります。このため「小惑星プシケに向かう探査機サイキ」という表現となります。この点、サイキのページにもご注意が書かれております。若干紛らわしいですがご了承下さい。

2021年7月3日(土)|Categories: 最新情報|

2021年7月1日、月探査情報ステーション(と編集長)は新しい道へと進みます

 

月探査情報ステーション ロゴマーク

1998年11月2日、月探査情報ステーション誕生。

2003年7月1日、月探査情報ステーションはじめての惑星探査(火星探査)コンテンツ「火星・赤い星へ」誕生。

2007年2月9日、「月探査情報ステーションブログ」をスタート。

2013年1月11日、新システムに移行。

2016年3月28日、フルリニューアルにより現在のページとシステムへ移行。

月探査情報ステーションは、開始から23年にわたり、進化、増強、そして挑戦を続けてきました。
全ページ数は4900ページ以上(注1)、名実ともにこの分野における日本最大のページとなり、情報源としてもメディアや教育機関などをはじめ広く活用されています。

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しかしここ数年、月探査情報ステーションの更新頻度は低下し、皆様に十分な情報提供ができない状態となっておりました。
本業が忙しくなったことに加え、多方面での仕事が増えることとなり、月探査情報ステーションに割ける時間や労力が少なくなってしまったことが大きな原因です。

ですが、月探査情報ステーションは、本来は私自身が勉強する、調査することを目的としているサイトです。更新が少ないということは勉強量・調査量が減るということ。実際、ここ数年は最新の月・惑星探査動向を十分に調査できていないと感じることが多くなり、多くの方に適切な情報を伝えていくことができないことを痛感することが多くなってきました。

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2021年7月、月探査情報ステーション(と編集長)は新たな道へと進みます。

これまで「副業」としてきた月探査情報ステーション、さらには月・惑星探査の広報・普及啓発を私自身のメインの業務として位置づけます。
そして、これまでの分を含め、今後の月・惑星探査の動向について、これまで以上にしっかりと状況を把握し、本サイト上でお伝えしていきます。

更新の遅れについても、少しずつではありますが回復させ、文字通り「月・惑星探査のポータルサイト」としての内容を取り戻します。

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月探査情報ステーションには、目指すべきミッションがあります。
それは、過去・現在・未来の日本と世界の月・惑星探査を紹介することにより、人類の宇宙へ挑む試みを応援し、鼓舞すること。特に日本の月・惑星探査をより活性化し、より多くの人たちの関心を呼び起こし、日本がこの新しい分野へ挑戦することを支えていくこと。
その過程で、この分野の広報・普及啓発・教育によって、私自身が収益を得、生活を支えていけること。

それは、これまで「副業」として行ってきた月探査情報ステーションにとっても新しい、未知への挑戦ではあります。
しかし、ここまで大きくなり、信頼されるメディアとなったいま、この挑戦に踏み出すときだと編集長は判断しました。

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月探査情報ステーションは、長年の更新の遅れにより、数多くの問題を抱えています。これらを解決していく必要があります。

新サイトへの移行が済んでいない旧ページを、内容を更新した上で早急に新サイトに移行させること。

450件以上に上る下書き状態で未公開のブログ記事を着実に完成・公開していくこと。

新サイト移行によって休止状態にある人気コンテンツ「クイズ」「月探査占い」を回復させること。

モバイル対応ができていない「今日の月」を刷新すること。

魅力的な新しいコンテンツを開発していくこと。

そして、このサイトを通じ、月・惑星探査や宇宙開発の情報発信に長けた後進を育てていくこと。

長年できなかったことを、いま、進めるときです。

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2021年7月1日、月探査情報ステーション、そして編集長は、新たな道へと進みます。
それは月探査情報ステーションと編集長にとっても、全くの未知へのチャレンジです。
しかし、編集長は、この挑戦を喜んで受け入れたいと思います。
それは、この仕事が、私にとって天命であるから。
科学者・研究者としての基盤、広報活動の経験、大学や研究機関などでの職務を通して得た人脈、これらをフル活用し、いま私に与えられたミッションを達成することが、これからの仕事となります。

これからも月探査情報ステーションは、月・惑星探査の最新情報を「すばやく」「正しく」「わかりやすく」お伝えしてまいります。
皆様のご支援を、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

2021年7月1日
月探査情報ステーション 編集長
合同会社ムーン・アンド・プラネッツ 代表社員
寺薗 淳也

 

(注1)月探査情報ステーション、2021年6月30日現在のページ数

  • 公開済み(新サイト)ページ    1559
  • 固定ページ(新サイト)       122
  • 旧サイト htmlページ       3228

合計 4909ページ(新サイト 1681ページ、旧サイト 3228ページ)
下書きは含めていない

2021年7月1日(木)|Categories: お知らせ|

惑星探査のページに「ダート」を追加しました

惑星探査コーナーに、2021年11月打ち上げ予定(当初は6月打ち上げ予定)の小惑星探査ミッション「ダート」のページを追加しました。ダートは現在トピック記事もなく、あくまでトップページだけができた形ですが、注目されるミッションであるだけに、今後は探査の概要など探査の説明を追加すると共に、トピック記事についても執筆していきたいと思います。

2021年6月30日(水)|Categories: 最新情報|

中国が2033年に有人火星探査を検討か – 報道

驚くべきニュースが入ってきました。中国が2033年に初の有人火星飛行を検討しているとのことです。さらにその後も火星探査の好機に有人火星探査を実施する計画があるとのことです。フォーブスやロイター、中国の環球時報英語版など複数の報道機関が報じています。

フォーブス誌によると、中国運搬ロケット技術研究院 (China Academy of Launch Vehicle Technology. なお、フォーブス誌では「国営企業」としています)の王暁軍院長が表明したとのことで、最初のミッションは2033年、その後、2035年、2037年、2041年、2043年に有人火星探査を実施する構想とのことです。

探査の目的として王院長は火星の資源開発を挙げています。火星に存在する資源(記事では具体的な資源については触れられていません)を大規模に開発することが目的とのことです。そのために火星に恒久的な有人基地を構築し、人間を常時地球から火星へ送り込み、滞在させるという構想です。

さて、皆様ご存知の通り、地球から火星に向かう好機は2年に一度やってきます。直近では2020年がこの好機でした。2033年は実はこの好機に当たります。
さらに、2033年の好機は、火星まで到達するためのエネルギーが少なくて済むという絶好のタイミングでもあります。このタイミングを狙って中国としては有人探査機を打ち上げるということを考えているようです。

有人火星探査は、長きにわたってアメリカの宇宙開発の究極の目標でした。それは今でも変わりありません。現在のアメリカの(有人)宇宙開発は、有人月探査「アルテミス計画」に集中しているようにみえますが、この計画は月を「踏み台」にして火星に向かうことが将来的に考えられているものです。すでに2019年にNASAは,2033年の有人火星探査を目指して検討を進めると述べています。
また、スペースXの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏は、彼が進める宇宙開発の目標が火星への人類移住であることを公言しています。

中国が早ければ2033年の有人火星探査を行うと表明したことは、アメリカとまさに「先を争う」ことになります。これはまさに、1960年代の米ソ宇宙開発競争、そして有人月探査の競争を思い起こさせます。ただ、月とは異なり、好機が2年に一度しかやってこないこと、そして2033年がその中でも絶好の好機であることが重要なポイントです。
記事の中では特に「アメリカを抜いて中国が最初に火星に到達する」というような刺激的な言葉はありませんが、もしこの探査が現実になれば、事実としてそうなる可能性は十分にあります。

情報が少ないため、中国がどこまで有人火星探査についての準備を進めているのかは不明です。ただ、最近ロシアと共同で2030年前後に有人月面基地を構築すると発表したり、神舟12号で宇宙飛行士を独自の宇宙ステーションに送り込み、長期(3ヶ月)の滞在を目指すなど、特にこのところ有人宇宙開発への積極姿勢が目立ちます。今回の発言はその延長線上にある構想とみてよいのかと思います。
有人火星探査の目的として「火星表面の大規模資源開発」が挙げられていますが、実際のところ火星の資源は地球に持ち帰るにはあまりにも高価になるため、現地での利用がまずは適切でしょう。ただ、数人のための大規模利用というのは内容としては矛盾しています。
このあたりの発言からは、あくまで構想として提案したということが考えられます。

なお、中国は今年2月、自国ロケットで打ち上げた初の火星探査機「天問1号」を無事火星に到達させ、5月には着陸機とローバーを火星表面に着陸させることに成功、その後ローバー「祝融」は火星表面の走行に成功しており、現在もミッションを続けています。
今後、2028年ころに火星からのサンプルリターンを目指すという情報もあります。ただ、このステップですとそこから5年での有人探査、しかも非常に遠い火星への有人探査についてはかなり難しいチャレンジになると思われます。火星の無人探査と有人探査の準備を両方進め、さらに有人月探査と地球低軌道の有人探査も同時に進めながらの準備となると、相当な資金と人材が必要となります。ただ、中国がそれを進める(国家の優先課題として進めていく)可能性がある、ということも、これまでの宇宙開発の経緯をみていると確かです。

引き続き情報を注視していきたいと思います。

2021年6月26日(土)|Categories: 火星探査 (ブログ)|