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About 寺薗淳也

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「これからの火星探査」を一部改訂しました

火星探査に関するページ「火星・赤い星へ」の中にある「これからの火星探査」のページを一部改訂しました。昨日追加された「マーズ2020」のページへのリンクを追加したほか、関連の記述について最新のものに改訂しています。

2020年2月19日(水)|Categories: 最新情報|

火星探査機「マーズ2020」のページをオープンしました

今年7月打ち上げ予定のアメリカの火星探査機(ローバー)「マーズ2020」のページをオープンしました。
現在のところ、トピックス(ブログ)へのリンクだけで、しかもトピックス自体も大半が現在執筆中という形になっていて記事がほとんどありませんが、今後探査の概要や全体諸元などの情報を追加し、打ち上げまでに皆様にしっかりと情報を提供できるようにしていきたいと思います。

2020年2月18日(火)|Categories: 最新情報|

FAQ「栗名月とはなんですか?」を改定しました

中秋の名月に関するFAQ (よくある質問)と並んで、月探査情報ステーションでアクセスが多いページ、FAQの「栗名月とはなんですか?」のページを更新しました。
今年の栗名月の日付を入れたほか、「後の月」についても記述を追加してあります。
なお、今年(2020年)の栗名月は、10月29日(木)です。

2020年1月28日(火)|Categories: 最新情報|

前澤友作氏、月に一緒に行く「パートナーの女性」を募集

「あの」前澤友作さんが、また新たなことを始めたようです。
今度はなんと、「月に一緒に行く」女性を募集するのだそうです。

すでに皆様ご存知の通りですが、前澤友作氏は2018年秋、アメリカのスペースX社が開発するロケット及び宇宙船を使い、2023年に月飛行を行うと発表しました。月飛行とは、月に着陸するのではなく、月の周りを回って帰ってくるという飛行ですが、もし実現すれば、アポロ17号で1972年に月に最後に人類が行って以来、月周辺に51年ぶりに人類がふたたび赴くことになります。
その後昨年秋には創業者として立ち上げた会社であるZOZOをYahoo!(Zホールディングス)に売却、自身は月飛行に向けての準備に専念すると発表していました。

今回、前澤氏が発表した企画は、この2023年の月飛行に「一緒に行ってくれる」人生のパートナーを募集するというものです。
実はこの募集、下のページをみるとわかる通り、インターネット放送局「AbemaTV」のドキュメンタリー(リアリティ番組)「FULL MOON LOVERS」の企画のようです。
募集しているのは前澤氏のお見合い相手で、「20歳以上の独身女性」「宇宙渡航およびその準備に参加する興味のある方」など、6つの条件がついています。
募集はインターネット(下記ウェブページからリンクされています)を通じて行い、1月17日午前10時締め切り。その後、1月下旬には東京及び大阪で選考を開始、2月中旬には前澤氏とのお見合いデート、3月中旬には特別デートとステップアップしていき、3月末までにはパートナーを決定するという段取りになっています。実質2ヶ月ちょっとでパートナーが決まるということで、かなりのハイペースです。

前澤氏は下記ページの中で、忙しい社長業などの中で一人の女性を愛し続けるということができなかったと述べ、『「人生のパートナー」を見つけたい。そしてその未来のパートナーと共に、宇宙から愛を叫びたい、世界平和を叫びたい。』と、今回のお見合い企画に賭ける抱負を述べています。

さて、前澤氏のお見合いの成否はとりあえず置くとして、「宇宙開発(宇宙探査)とリアリティ番組」というと、編集長(寺薗)が思い出すのは、「片道火星飛行計画」として有名になったマーズ・ワン計画です。
マーズ・ワン計画は、有人火星飛行計画ではあるのですが、その大きな特徴は「火星に行ったまま帰ってこない」というものです。戻るからこそ大型の宇宙船・大型のロケットが必要になる、それならば現地にとどまるとすればより早く有人火星飛行を実現できるのではないか、という大胆(というより無茶)な発想に基づいた計画でした。

マーズ・ワン計画は、もちろんそれでも費用は必要となります。その費用の捻出方法として計画実施者が表明していた方法が、この片道火星有人飛行に加わる人たちの選考や訓練の過程を記録し、リアリティドキュメンタリーとして放送し、その放送権料をプロジェクト費用に充当するというものでした。
いくら全世界で放送するとしたとしても、番組で稼げる費用で火星飛行の費用が賄えるとは到底思えなかったのですが、プロジェクト実施者は真剣にそう唱えていたのです。その後、このマーズ・ワン計画についてはいろいろなスキャンダルが明らかになり、昨年には実施主体のマーズ・ワン社が破産するというニュースが入ってきました。その後音沙汰がないところをみると、計画は破綻したのでしょう。

今回の企画とマーズ・ワンの話とを直接結びつけることはできませんが、実施まであと3年となると月飛行計画そのものの進捗もそろそろ気になるところです。ともかくもまずは、リアリティ番組という形を取るのであれ、前澤氏が生涯のパートナーとめぐり逢い、それをきっかけに月飛行計画にも弾みをつけて欲しい、と願うものです。

 

2020年1月14日(火)|Categories: 月探査 (ブログ)|

はやぶさ2、地球帰還後に再び小惑星へ、金星フライバイも – 共同通信報道

共同通信は9日、小惑星探査機「はやぶさ2」が、今年末に予定されている地球帰還後に、再び小惑星探査を行うことを検討していると報じました。

人工クレーターにタッチダウンする「はやぶさ2」

「はやぶさ2」に搭載された衝突装置によって形成されたクレーターにタッチダウンする「はやぶさ2」の想像図 (出典: JAXAデジタルアーカイブス、© 池下章裕)

記事によると、プロジェクトチームでは現在、地球に帰還し、帰還カプセルを切り離したあとの「はやぶさ2」本体について、軌道を替えて再び小惑星観測に向かわせる可能性について検討を行っているとしており、近く対象天体について公表する見込みと報じています。

先代「はやぶさ」は、地球帰還の際に、帰還カプセルだけではなく本体も地球大気圏に突入し、燃え尽きました。多くの人が感動の涙を流したあの燃え尽きる際の明るい光ですが、本来の予定では本体まで大気圏に突入することはありませんでした。しかし、ミッションの途中で制御用の燃料をすべて失い、帰還カプセルを地球帰還軌道に投入するために、本体ごと「突っ込まざるを得なかった」のです。

転じて今回の「はやぶさ2」。ミッション全体は至極順調で、このまま行けば今回はカプセルだけを地球に戻せる予定です。
そうなれば制御用や推進用の燃料にまだ残りが生じます。そこで、記事によると、ミッションチームでは帰還カプセル切り離し後、まだ順調な本体を使用して次の探査に向かわせることを検討しているとのことです。

記事によれば、探査先としては火星と木星の間にある小惑星帯の小惑星を狙うことも可能だそうですが、観測機器や太陽電池の能力なども考え(すでに探査機は打ち上げてから6年以上経過しています)、リュウグウと同様、地球付近の小惑星(地球近傍小惑星)を狙うことを検討しているようです。すでに候補となる354個の天体を抽出しており、その中から科学的価値や到達可能性などを考慮して目的地を選定するようです。

なお、記事で気になる言葉が一つありました。「金星へのスイングバイ」です。上記の354個の小惑星という数値は、実はこの金星へのスイングバイを前提とした数値です。
記事では、2024年に金星へのスイングバイ、2029年に到達可能な小惑星について検討を進めているとあります。また、金星へのスイングバイの際には搭載機器で金星の観測を実施し、いま金星で観測を続けている探査機「あかつき」の観測結果との比較も行うとのことです。

さらに、記事では「小惑星への着陸を含む接近探査」を検討しているという内容がありました。燃料に余裕があれば、サンプル回収(地球へのサンプルリターン)はできないものの、着陸は可能ですから、挑戦する価値は大いにあるでしょう。もし実現すれば、小惑星に複数回着陸した世界初の探査機ということになります。

実は、今回の記事は、編集長(寺薗)が独自に掴んでいた情報(内容はいえませんが)とも合致する部分があります。もともと、「はやぶさ2」が地球帰還後別の小惑星、あるいは天体の探査を行う可能性については、これまでもしばしば言及されてきました。プロジェクトチーム内からもその可能性には言及がありました。
ただ、今回のように「金星をスイングバイし、10年以内に到達可能な小惑星に向かい、可能なら着陸も検討する」という具体的な内容が出てきたのははじめてのことです。

ここまで具体的な内容について検討されていることが記事となった以上、プロジェクトチームからも近いうちに何らかの発表があるかも知れません。ワクワクしながら見守りたいと思います。もちろん、しっかりと地球に帰還カプセルを届けることが、大きな前提ではありますが。

2020年1月10日(金)|Categories: はやぶさ2|