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About 寺薗淳也

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JAXA相模原キャンパス特別公開で、「はやぶさ2」チームへ応援メッセージ付きリポビタンDを送ろう!

 

JAXA相模原キャンパス特別公開2018は、台風12号接近のため、7月28日(土)の公開が全て中止となりました。このため、本イベントも28日は中止とさせていただきます。大変申し訳ありませんが、ご了承のほどどうぞよろしくお願いいたします。
詳細につきましては、JAXA宇宙科学研究所のホームページ、及び特別公開のツイッターをご参照ください。

(7月27日午後6時00分現在)

 

7月27日(金)〜28日(土)に行われるJAXA相模原キャンパス特別公開2018(以下「特別公開」)で、「リポビタンD」ラベルにメッセージを書いて、「はやぶさ2」ミッションチームに届けよう、という企画を実施します。
これまでも特別公開でリポビタンDの無料配布は行ってきましたが、今回のラベルへの応援メッセージの書き込みははじめての試みとなります。

「はやぶさ2」×リポビタンD

特別公開当日、大正製薬ブースにて、リポビタンDの「歯車」の形をした特製シールを用意しております。このシールにはメッセージ用の空白の欄があります。この部分に、「はやぶさ2」ミッションチームに届けたいメッセージをお書きください。

応援メッセージを書き終えましたら、スタッフにお声をおかけください。リポビタンDのビンを受け取った上で、シールをラベルにお貼りください。
そして、この応援メッセージが貼られたビンとの記念撮影もできます。

イベントにご参加いただいた皆様には、リポビタンDオリジナルボールペンをプレゼントいたします。
メッセージが貼られたリポビタンDは、後日「はやぶさ2」チームに贈呈いたします。

初代「はやぶさ」がそうだったように、みなさんの思いが探査機を動かします。
ぜひ「はやぶさ2」プロジェクトチームを、リポビタンDで応援してください。

同ブースでは、この他にも、自分の夢を「歯車」の形をした特製シールに書いて作るオリジナルリポビタンDの製作コーナーもあります。

ご注意

  • いただいたリポビタンDは、「はやぶさ2」プロジェクトチームへお届けするため、皆様はお受け取りになれません。記念写真のみが残る形となります。
  • ボールペンのプレゼントは、なくなり次第終了とさせていただきます。
  • 皆様がお書きになった応援メッセージや記念撮影の写真は、後日、JAXAの広報活動、及び大正製薬のリポビタンDのソーシャルネットワーク(公式アカウント)などで公開させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

関連リンク

2018年7月27日(金)|Categories: お知らせ|

リュウグウの形状モデルの初期バージョンが完成

「はやぶさ2」プロジェクトチームは11日、探査を行う小惑星「リュウグウ」の形状モデルの初期バージョンが完成したと発表しました。
形状モデルは、元になっている形状生成ソフトウェアの開発元によって2種類があります。会津大学(筆者が所属する大学)のバージョンと、神戸大学のバージョンです。

リュウグウ形状初期モデル(会津大)

会津大学が開発したソフトウェアに基づくリュウグウの形状モデル(初期)。
© JAXA、神戸大、会津大、(アニメーション処理)Auburn University

 

リュウグウ形状初期モデル(神戸大)

神戸大学が開発したソフトウェアに基づくリュウグウの形状モデル(初期)。
© JAXA、神戸大、会津大、(アニメーション処理)Auburn University

このモデルは、リュウグウ到着までに得られた光学航法カメラ(ONC-T)のデータを元に、それぞれの大学が開発した形状モデル生成用ソフトウェアで処理したものです。さらに、上に示したアニメーションは、そのモデルをわかりやすいようにアニメーションとして(自転させて)表示させています。

小惑星の形状モデルは、探査を行う上で欠かせない「地図」のようなものです。
「はやぶさ2」が狙う小惑星リュウグウは、私たちが一般的に知るような天体とは違い、球形ではありません。不規則な形をしています。したがって、一般的な地図とは違って、こういった形状モデルを作ることで、天体全体の様子を捉えることが可能となります。
また、「はやぶさ2」の最大の目的は、天体へ着陸することです。そのためには行きあたりばったりでチャレンジするというわけにはいきません。あらかじめ着陸に向けたシミュレーションを行って、目指す場所に降りたらどのようなことが起きるかを見通しておくことが必要です。形状モデルはこのような場合にも大いに役立ちます。

形状モデルは「モデル」であって、実体ではありません。モデルはあくまでコンピューターの中に存在するものですし、データから生成されるものですから、ソフトウェアの考え方(アルゴリズム)の違いによってモデルは変わってきます。今回の会津大学と神戸大学の2つのモデルももちろん細部に違いは存在します。しかし、2つのモデルで検討をしておけば、実際のリュウグウの形と大きく異なる、ということはおそらく避けられるでしょう。

なお、会津大学の手法はSfM(Structure-from-Motion)と呼ばれるステレオ視の一種を用いており、神戸大学の手法は初代「はやぶさ」でも用いられたSPC(Stereophotoclinometry)という手法を用いています。
SfMは多視点の画像から立体モデル(あるいはカメラ位置)を生成(判定)する手法で、2次元の画像から3次元構造を生成する方法として近年よく用いられるようになっています。SPCは画像に写った対象物(この場合はリュウグウ)の光の当り具合を利用し、複数の画像から立体的な形状を推定する手法です。

今後データの数が増えると共にデータの精度が向上すれば、より精度の高いモデルが生成できると期待されます。着陸点の選定や科学観測計画の立案など、「はやぶさ2」に欠かせない運用計画の策定などに、これらのモデルは大いに役立つことでしょう。

2018年7月11日(水)|Categories: はやぶさ2|

「はやぶさ2」チーム、リュウグウの立体写真を公開

JAXAの「はやぶさ2」チームは7月10日、先月27日に到達した目的地の小惑星「リュウグウ」の立体写真(ステレオ写真)を公開しました。お手元に立体視用のメガネ(青と赤のフィルターがはめ込まれたメガネ。右目が青のもの)をお持ちであれば、リュウグウの形を立体的にみることが可能です。

リュウグウの立体視画像

リュウグウの立体視画像。自転に合わせて何枚かの画像を重ねて製作されている。6月24日に撮影された画像を元に作られた。オリジナルサイズは256×256ピクセル。
© はやぶさ2 ONC-Tチーム(:JAXA, 会津大, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 産総研)

 

リュウグウの立体視画像(回転がゆっくり)

リュウグウの立体視画像。こちらはリュウグウの回転が若干ゆっくりになっている。自転に合わせて何枚かの画像を重ねて製作されている。6月24日に撮影された画像を元に作られた。オリジナルサイズは256×256ピクセル。
© はやぶさ2 ONC-Tチーム(JAXA, 会津大, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 産総研)

2枚の画像とも、6月24日に撮影されたリュウグウの画像をつなぎあわせた動画(GIFアニメーションファイル)として公開されています。このとき、探査機とリュウグウとの距離は40キロほどとのことです。

立体視は、ものが飛び出して見えたり、凹凸がはっきりと見えたりしてそれ自体が面白いものでもありますが、探査の点でも重要です。特に、着陸する上で障害になる大きな岩(岩塊=ボルダー)やクレーターなどの起伏に富んだ地形が強調されて表示されますので、どこにそのような地形がある、あるいは多いか、またそれがどのくらいの起伏量なのかを大まかに知ることができます。

プロジェクトチームは今後もリュウグウの探査を進め、8月下旬をめどに着陸点の選定を行う予定です。

2018年7月10日(火)|Categories: はやぶさ2|

小惑星リュウグウをイメージしたゼリー、ローソンで7月10日から発売

7月に入ったばかりなのに夏のような天気が続いているということもありますので、たまにはこのブログでも涼し気なニュースを。

先日の「はやぶさ2」小惑星リュウグウ到着のニュースは日本中で大きな話題となりました。タイミングを合わせるように、この小惑星リュウグウをイメージしたスイーツ(ゼリー)が、コンビニエンスストアのローソンで7月10日(火)から発売されます。

この企画は、ローソン研究所の「ローソン宇宙プロジェクト」が今年3月、「はやぶさ2応援企画 小惑星リュウグウをイメージしたスイーツアイディアコンテスト」として募集した作品の最優秀作(ローソン賞)とのことです。
リュウグウは水や有機物を多く含むとみられている「C型小惑星」というだけに、この募集ページにも「水を想起させるスイーツだとGOOD」というコメントがありました。実際応募作品には水に関係したものが多かったようですが、意外に「水とスイーツ」の組み合わせというのは限られるようで、ゼリーに関する応募が多かったようです。

この「ローソン賞」に輝いた作品は「星SORA」というもので、

水をイメージした水色の水まんじゅうに星をイメージした小さなツブツブ食感のカラフルなゼリーを閉じ込めて金粉をかけた涼し気なスイーツ
(応募コメントより)

とのことです。まぁ、ここでは、「実際のリュウグウは灰色だ」とか「いや、C型小惑星は炭素を含むから黒っぽい(暗い)のだ」とか「実際探査機が撮ってきた写真でも暗く写っていたよ」とかいうのはヤボというものでしょう。宇宙へのイメージをふくらませるのが大切です。

この作品のアイディアを元に、今回ローソンが開発したゼリーは、「ウチカフェスイーツ バタフライピーティーのぷるるん水ゼリー(レモン)」です。価格は180円。7月10日(火)より全国のローソンで発売されます。

ウチカフェスイーツ バタフライピーティーのぷるるん水ゼリー(レモン)

ローソンが7月10日(火)より発売する、「ウチカフェスイーツ バタフライピーティーのぷるるん水ゼリー(レモン)」。リュウグウをイメージしたスイーツとして、ローソンで発売される。
出典: ローソン研究所「ローソン宇宙プロジェクト」、© Lawson

ハーブティーの一種「バタフライピーティー」を使った薄紫色のゼリーですが、味はレモン味となっているとのことで、さっぱりした食感のゼリーのようです。
よく見ますと中にキラキラとした模様がみえますが、これはなんと金粉とのこと。「星SORA」のアイディアを取り入れ、星を閉じ込めたかのような見かけが宇宙をイメージしてすてきでもありますし、また涼しげでもあります。
さらに、パッケージ内の黒いトレイを外すと、色が全く違ってみえるという不思議なゼリーともなっています。
黒いトレーにゼリーを置いた感じは、「見かけが暗い」リュウグウのイメージにも通じるものを感じるのは編集長(寺薗)だけでしょうか?

180円とお手軽な価格で、コンビニで買える、宇宙(リュウグウ)をイメージしたスイーツ。私たちが(今は)リュウグウに行くことはかないませんが、スイーツを食べながら、3億キロ彼方のリュウグウ、そしてそこに赴いている私たちの分身の探査機「はやぶさ2」に思いを馳せてみるというのはいかがでしょう。
もちろん、もっともすべきことはサンプルリターンと解析(=食べて味わうこと)ですけどね。

ご注意

  • 「ローソン」各店舗のうち、沖縄地域のローソン及びナチュラルローソンでは取り扱いません。
  • 店舗によって納品・販売開始の時間が異なります。

 

2018年7月4日(水)|Categories: はやぶさ2|

【速報】「はやぶさ2」、目的地の小惑星リュウグウに到着

6月27日午前、「はやぶさ2」プロジェクトチームは、「はやぶさ2」が同日午前9時35分に小惑星リュウグウに到着したと発表しました。なお、この「到着」とは、ホームポジションと呼ばれる、リュウグウから約20キロメートルほど離れた場所に到着したことを意味します。着陸やタッチダウンを行ったわけではありません。

「はやぶさ2」到着記念写真

「はやぶさ2」到着を記念して管制室で撮影されたスタッフの写真。
(© JAXA)

JAXAでは、

  • 「はやぶさ2」の科学推進系スラスターの噴射が予定通り実施されたこと
  • 探査機と小惑星との距離が約20キロであること
  • 探査機が小惑星との距離を維持できていること
  • 探査機の状態が正常であること

以上を確認できたことから、到着と判断しました。

2018年6月26日に撮影されたリュウグウ

2018年6月26日に撮影されたリュウグウ(撮影時刻は日本時間で午後0時50分ころ)。
写真: ONC-Tチーム(JAXA、東京大学、高知大学、立教大学、名古屋大学、千葉工業大学、明治大学、会津大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所)

 

リュウグウ到着を祝う吉川真准教授と久保田孝教授

リュウグウ到着を祝う紙を掲げる、吉川真・宇宙科学研究所准教授(「はやぶさ2」ミッションマネージャ)(左)と久保田孝・宇宙科学研究所教授(宇宙科学研究所 研究総主幹)。
(© Ayano Akiyama/The Moon Station)

 

リュウグウ到着を「そろばん」を手に説明する吉川准教授

「そろばん」を手に、リュウグウ到着を説明する吉川准教授(「はやぶさ2」ミッションマネージャ)。そろばんは、たまがリュウグウの形に似ていることを示している(ブログ記事参照)
(© Ayano Akiyama/The Moon Station)

これから約1年半をかけて、リュウグウのサンプル採取、及び科学探査を実施します。まずはリュウグウについてカメラなどで詳細な観測を行ったあと、9〜10月頃に第1回のサンプル採取にチャレンジ、それを含めて来年末までに3回のサンプル採取を実施する予定です。また、2回にわたって小惑星にローバーを着陸させる予定です。
なお、サンプル採取のうち1回は、衝突装置を用いて人工的に小惑星にクレーターを生成し、それによって露出された地下の物質を採取するという、史上初の実験となります。

このあと午後4時より記者会見が行われ、津田雄一プロジェクトマネージャーなどが今後の探査などについて詳細を語る予定です。
いよいよ、新たなる小惑星探査の幕が上がります。

2018年6月27日(水)|Categories: はやぶさ2|