月探査 (ブログ)

グーグル・ルナーXプライズ中間賞発表、ハクトが移動部門賞6000万円を獲得!

待ちに待った知らせがやって来ました。純民間資金で月面到達を競うグーグル・ルナーXプライズの中間賞が26日(現地時間)に発表されました。日本から唯一参加しているチーム「ハクト」は移動部門での賞を受賞し、50万ドル(日本円で約6000万円)を獲得することとなりました。 前回のブログでもご紹介しましたが、グーグル・ルナーXプライズは、純民間資金で探査機を開発した上で月面に最初に到達し、月面から高精度の画像を送信することに成功したチームに対して、2000万ドル(日本円で約24億円)という巨額の賞金を提供するという、技術開発レースです。ただし、到達の期限は2016年末(つい先月までは2015年末とされていましたが、1年延長されました)となっており、ここから少しでも遅れたら、いくら月面到達に成功しても賞金はびた一文払われないという、過酷なレースでもあります。 ...

2023-07-10T10:02:19+09:002015年1月28日(水)|月探査 (ブログ)|

嫦娥5号試験機のサービスモジュール、月周回軌道に投入

将来の月からのサンプル・リターンに備え、地球大気圏突入試験を行うために打ち上げられた嫦娥5号の試験機のうち、本体部分に当たるサービスモジュールは、地球-月系の重力が釣り合う点(ラグランジュ点、L2)に滞在してしたが、このほど月周回軌道に入りました。軌道投入は1月11日午前3時頃(北京標準時)に実施されたとのことです。 現在の軌道は、近月点(月にいちばん近い点)約500キロ、遠月点(月からいちばん遠い点)約5300キロの長楕円軌道で、1周約8時間とのことです。 ...

2016-03-28T07:24:34+09:002015年1月14日(水)|嫦娥5号|

嫦娥5号試験機のサービスモジュール、地球-月系のL2点を離れる

昨年10月末に打ち上げられ、帰還モジュールが無事地球に帰還した嫦娥5号の再突入試験機ですが、ブログでお伝えしている通り、この「本体」の部分にあたるサービスモジュールは未だ宇宙空間にあります。このサービスモジュールは、現在、地球と月との重力が均衡する「ラグランジュ点」という場所にあります。 先日このブログの記事で、サービスモジュールが月-地球系のラグランジュ点(L2)に到達したとお伝えしましたが、国家国防科技工業局は5日、サービスモジュールがL2を離れたと発表しました。人民網日本語版が伝えています。 ...

2023-07-10T10:02:19+09:002015年1月6日(火)|嫦娥5号|

2015年の月・惑星探査を展望する

先日まとめ記事を書いたばかりではありますが、やはり年が明けると、その年の動向というものが気になるものです。 2015年、月・惑星探査の世界はどのようなことになるでしょうか。この記事では、今年(2015年)の月・惑星探査を展望し、どのようが起きるか、起きそうであるかを分野別にまとめていきます。 ...

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