小惑星探査 (ブログ)

ESAも「はやぶさ2」の追跡に協力

大がかりな探査というものは、一つの国だけではなかなか完全にはできないものです。とりわけ、探査機を24時間追いかける追跡管制の分野では、国際協力は不可欠です。「はやぶさ」のときにも、アメリカ・NASAの深宇宙追跡網(DSN)が活躍したことはご存じでしょうか。実は今回の「はやぶさ2」では、アメリカに加え、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の追跡管制網も協力しています。このことについて、ESAがこのほどウェブ記事を公開しました。 ESAがJAXAの衛星の追跡管制を支援したのはこれがはじめてではなく、過去には「きらり」(OICETS)や赤外線天文衛星の「あかり」(ASTRO-F)でも支援を実施しました。しかし、月・惑星探査での管制支援ははじめてです。 ...

2023-07-10T10:02:17+09:002015年4月30日(木)|はやぶさ2|

「ドーン」探査最新状況が学会で発表される

この3月6日に準惑星ケレスの周回軌道に入り、史上はじめての準惑星探査を開始した探査機「ドーン」について、現在アメリカ・テキサス州ザ・ウッドランズで開催されている第46回月・惑星探査会議(LPSC)において最新の状況が報告されました。 ドーンは、小惑星(計画策定当時はまだ「準惑星」という分類はなかったのです)を探査するための探査機です。2007年9月に打ち上げられ、2011年7月に小惑星ベスタに到着、その素顔を詳細に観測しました。次々に明らかになるベスタの素顔は科学者だけではなく多くの人を驚かせ、興奮させました。 ...

2016-03-28T07:11:29+09:002015年3月20日(金)|ドーン|

小惑星イニシアチブの小惑星回収ミッション手法、24日にも決定か

NASAが2020年代(おそらくは2023年)の実現を目指して進めているといわれる小惑星探査構想「小惑星イニシアチブ」について、その柱の1つとなる、小惑星回収ミッション(ARM)の詳細手法の決定が、早ければ3月24日にもNASAより発表されるのではないかという情報が出ています。アメリカ航空宇宙工学協会(AIAA)がニュースとして伝えています。 それによると、24日には、NASAとしてARMについて2つの案を発表することになるとのことです。 ...

2016-03-28T07:12:16+09:002015年3月19日(木)|小惑星イニシアチブ|

NASAの月・惑星探査の将来計画が学会で発表される

現在、アメリカ・テキサス州ヒューストン(より正確にいいますと、ヒューストンのちょっと北にある街、ザ・ウッドランズ=The Woodlands)で開催されている第46回月・惑星科学会議(LPSC)において、NASAが現在実施及び計画している月・惑星探査についての状況及び将来構想が発表されました。 ...

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