NASAが2020年代(おそらくは2023年)の実現を目指して進めているといわれる小惑星探査構想「小惑星イニシアチブ」について、その柱の1つとなる、小惑星回収ミッション(ARM)の詳細手法の決定が、早ければ3月24日にもNASAより発表されるのではないかという情報が出ています。アメリカ航空宇宙工学協会(AIAA)がニュースとして伝えています。

それによると、24日には、NASAとしてARMについて2つの案を発表することになるとのことです。
ARMについては、当初は袋状の物体を探査機の先頭につけて、小惑星をまるごと袋詰めにする案が構想されていましたが、現在ではこれに加え、「オプションB」として、ロボットアームを搭載した無人探査機で小惑星を「わしづかみにする」案も検討されています。今回の24日の(おそらく)発表では、この両者を検討案として進めることが発表されるものとみられます。

記事ではこれに加え、このARMについて、天文学者のフィリップ・プレイト氏(私などが翻訳した『イケナイ宇宙学』(原題 Bad Astronomy)が「壮大なお金の無駄遣い」と酷評していることに対し、NASA担当者が「本計画は多くの技術の集積体であり、短期的な視点だけではなく長期的な視点から考えると非常に重要なものとなる」と反論しているとも書かれています。

いずれにしても、24日にNASAから何らかの発表があると期待しましょう。