2015年の月・惑星探査を展望する
先日まとめ記事を書いたばかりではありますが、やはり年が明けると、その年の動向というものが気になるものです。 2015年、月・惑星探査の世界はどのようなことになるでしょうか。この記事では、今年(2015年)の月・惑星探査を展望し、どのようが起きるか、起きそうであるかを分野別にまとめていきます。 ...
先日まとめ記事を書いたばかりではありますが、やはり年が明けると、その年の動向というものが気になるものです。 2015年、月・惑星探査の世界はどのようなことになるでしょうか。この記事では、今年(2015年)の月・惑星探査を展望し、どのようが起きるか、起きそうであるかを分野別にまとめていきます。 ...
月探査情報ステーションをご覧の皆様、新年明けましておめでとうございます。 昨年はなんといっても、「はやぶさ2」の打ち上げが印象的な年でした。「はやぶさ2」は、成功裏に地球に戻ってきた「はやぶさ」の後継機という形をとっており、日本では次めて、月・惑星探査が、前の探査機の成果を受けて次に引き継がれるという「プログラム探査」として実施されたという点で、日本の月・惑星探査にとって大きな意味を持つものです。 ...
2014年ももう間もなく終わります。 ここで、今年(2014年)の月・惑星探査を、主にブログ記事などから振り返ってみましょう。 ...
純粋な民間資金によって月着陸機を開発し、月面に到達させることができたチームに賞金を授与するという月到達レース「グーグル・ルナーXプライズ」について、その到達の期限が1年延長されることになりました。本競争を主催するXプライズ財団が16日に発表しました。 同時に、現在参加している18チームのうち、少なくとも1チームは2015年末(つまり、延長される前の期限)までに打ち上げに向けたスケジュールを記した文書を提出しなければならない、としました。つまり、1年期限は延期するが、開発をそれによって遅らせるな、という意味です。 ...
火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)が、火星大気中のメタンの急増を観測したことが明らかになりました。NASAによると、メタン濃度が10倍にも急増したとのことです。また、岩石粉からは有機物も検出されたということがわかりました。 今回の発見に結びついたのは、キュリオシティに搭載された観測装置の1つ、火星サンプル分析装置(SAM)です。キュリオシティの火星着陸後、20ヶ月にわたってこの装置で待機中のメタンの観測を続けてきました。そして、昨年(2013年)まつと今年(2014年)はじめ頃に、2ヶ月にわたって、4回の観測で7ppb(ppbは観測の単位で、10億分の1を表す)という、かなり微量ではありますがはっきりとしたメタン濃度の上昇を確認しました。それ以前にもそれ以後にも、濃度はもっと低く、この値の10分の1以下というレベルだったそうです。 ...