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冥王星に極冠が存在か?…ニューホライズンズの観測で明らかに

7月14日に冥王星に最接近する予定の冥王星探査機ニューホライズンズですが、まだかなり距離があるものの、写真による観測はすでに開始しています。その写真の解析から、冥王星に極冠(極地域にある氷あるいは雪の層)が存在する可能性が明らかになりました。 下の2枚の写真(実際には、複数の写真をつなぎあわせたアニメーションとなっています)は、4月中旬に、冥王星から約1億1300万キロの地点から撮影されたものです。ニューホライズンズに搭載された「広範囲カメラ」(LORRI)によって撮影されています。各画像は、画像デコンボリューションという手法によって処理され、下のような画像にまとめられました。 ...

2023-07-10T10:02:17+09:002015年4月30日(木)|ニューホライズンズ|

日本の月着陸計画「スリム」が始動、2018年度にも実施か

4月20日に開催された文部科学省の宇宙開発利用部会の中の国際宇宙ステーション・国際宇宙探査小委員会において、日本が計画している月着陸探査計画「スリム(SLIM)」の実施が承認された模様です。 「模様です」というのは、私自身がこの会合に出席して確認したわけではないということと、JAXAや宇宙科学研究所(おそらく実施主体となる)から何も発表がなされていないため、確認が取れていないという意味です。報道によれば、本計画に本年度から予算がつき、早ければ2018年度に打ち上げが実施されるということです。 ...

2023-07-10T10:02:17+09:002015年4月24日(金)|スリム|

「ドーン」探査最新状況が学会で発表される

この3月6日に準惑星ケレスの周回軌道に入り、史上はじめての準惑星探査を開始した探査機「ドーン」について、現在アメリカ・テキサス州ザ・ウッドランズで開催されている第46回月・惑星探査会議(LPSC)において最新の状況が報告されました。 ドーンは、小惑星(計画策定当時はまだ「準惑星」という分類はなかったのです)を探査するための探査機です。2007年9月に打ち上げられ、2011年7月に小惑星ベスタに到着、その素顔を詳細に観測しました。次々に明らかになるベスタの素顔は科学者だけではなく多くの人を驚かせ、興奮させました。 ...

2016-03-28T07:11:29+09:002015年3月20日(金)|ドーン|

小惑星イニシアチブの小惑星回収ミッション手法、24日にも決定か

NASAが2020年代(おそらくは2023年)の実現を目指して進めているといわれる小惑星探査構想「小惑星イニシアチブ」について、その柱の1つとなる、小惑星回収ミッション(ARM)の詳細手法の決定が、早ければ3月24日にもNASAより発表されるのではないかという情報が出ています。アメリカ航空宇宙工学協会(AIAA)がニュースとして伝えています。 それによると、24日には、NASAとしてARMについて2つの案を発表することになるとのことです。 ...

2016-03-28T07:12:16+09:002015年3月19日(木)|小惑星イニシアチブ|

NASAの月・惑星探査の将来計画が学会で発表される

現在、アメリカ・テキサス州ヒューストン(より正確にいいますと、ヒューストンのちょっと北にある街、ザ・ウッドランズ=The Woodlands)で開催されている第46回月・惑星科学会議(LPSC)において、NASAが現在実施及び計画している月・惑星探査についての状況及び将来構想が発表されました。 ...

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