火星探査 (ブログ)

キュリオシティがメタン濃度の急増を発見、生命の兆候か?

火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)が、火星大気中のメタンの急増を観測したことが明らかになりました。NASAによると、メタン濃度が10倍にも急増したとのことです。また、岩石粉からは有機物も検出されたということがわかりました。 今回の発見に結びついたのは、キュリオシティに搭載された観測装置の1つ、火星サンプル分析装置(SAM)です。キュリオシティの火星着陸後、20ヶ月にわたってこの装置で待機中のメタンの観測を続けてきました。そして、昨年(2013年)まつと今年(2014年)はじめ頃に、2ヶ月にわたって、4回の観測で7ppb(ppbは観測の単位で、10億分の1を表す)という、かなり微量ではありますがはっきりとしたメタン濃度の上昇を確認しました。それ以前にもそれ以後にも、濃度はもっと低く、この値の10分の1以下というレベルだったそうです。 ...

オライオン宇宙船、打ち上げ延期

将来のアメリカの月・惑星友人探査に使用される宇宙船「オライオン」試験機の打ち上げは、アメリカ東部標準時で12月5日の午前7時5分(日本時間では同日午後9時5分)に予定されていましたが、強風とロケットの機器トラブルで、打ち上げは翌日以降に順延されました。 打ち上げ時刻前後には打ち上げ場であるケープカナベラル宇宙センター周辺でかなり強い風が吹いており、打ち上げの基準を超えるために打ち上げが何度も延期されていました。その後、今度は燃料の注入・排出を行うバルブを閉じることができなくなり、その対処を行っている間に打ち上げ可能時間を過ぎてしまいました。 ...

中国、2020年に火星着陸探査、2030年にサンプル・リターン探査実施の構想

今年の9月、インドの火星探査機「マンガルヤーン」が火星周回軌道への投入に成功し、アジアではじめて、火星周回機を成功させた国になりました。これが影響しているのか、中国も火星探査に力を入れ始めるようです。 中国南部、珠海で行われた第10回の珠海航空ショーには、火星探査機の模型が展示されました。 ...

2016-04-05T03:07:17+09:002014年11月18日(火)|マンガルヤーン, 火星探査 (ブログ)|

火星への彗星接近、アメリカの周回探査機はすべて無事

火星への彗星の接近により、火星を周回している探査機に障害が出るのではないかと心配されていましたが、どうやら問題なく、彗星は通過したようです。 NASAジェット推進研究所(JPL)によりますと、今回接近した「サイディング・スプリング彗星」(C/2013 ...

インド火星探査に関する中国の反応

先日火星周回軌道に探査機を投入することに成功したインドについて、中国側からの反応が人民網日本語版にまとめられています。 記事から見える中国(というか、この記事に寄稿した専門家)の反応をまとめますと、次のような点に集約されるかと思います。 ...

2016-04-05T03:11:46+09:002014年10月3日(金)|マンガルヤーン, 嫦娥2号|
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