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中国の月探査、無人段階は2017年に終了

中国月探査機計画の最高責任者である欧陽自遠氏は、このほど会合で演説し、中国の月探査のうち、無人の段階は2017年頃をめどに終了すると語りました。なお、そのあとに来る段階として有人月探査が考えられますが、それをいつから開始するかについては明言しませんでした。 中国の月探査は、周回、着陸、回収(サンプルリターン)という3つの段階を踏んで行われ、それぞれの段階に2機ずつ探査機を飛ばすことになっています。例えば、周回段階では嫦娥1号と2号が飛行し、着陸段階では嫦娥3号が間もなく(2013年頃に)打ち上げられる予定です。またそのあとに嫦娥4号が予定されています。 ...

2016-04-06T02:47:54+09:002012年9月20日(木)|嫦娥(じょうが)|

キュリオシティ、ロボットアームの準備をほぼ完了

火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)に搭載されているロボットアームの準備がほぼ完了しました。2.1メートルもある非常に長いこのロボットアームには、様々な装置が搭載されています。探査チームでは今回、ローバーを動かさず、9月5日に到達した地点で静止して準備作業を行いました。今週末にはローバーの運転を再開し、最初に探査する岩をローバーに搭載されたカメラで撮影する予定です。 今回、このロボットアームに搭載された2つの装置のうち、火星拡大鏡撮像装置(MAHLI)とアルファ粒子・X線スペクトロメーター(APXS)の試験が終了しました。MAHLIは岩石表面の模様を高精度で撮影することができる装置です。APXSは、アルファ粒子と呼ばれる粒子やX線を使って、岩石の中の元素などを測定できる装置です。 ...

火星に「ドライアイス」の雪が降っていることが判明

NASAの火星探査機マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)の探査データを解析した結果、火星の地表に、二酸化炭素の氷(いわゆる「ドライアイス」)の雪が降り積もっていることがわかりました。太陽系の天体の中で、二酸化炭素の氷が雪として降っていることが確認されたのは、火星がはじめてです。 この成果を記した論文は、間もなく、「地球物理学研究論文誌」(JGR: ...

ドーン、ベスタを離脱

小惑星探査機ドーンが、約1年間にわたって探査を続けていた小惑星ベスタから離れました。探査機の運用を行っている NASAジェット推進研究所(JPL)のスタッフが、探査機がベスタの重力圏から離れたことを確認しています。現在、ドーンは2番めの目的地である準惑星ケレスへと飛行しています。 ...

2016-04-06T03:17:10+09:002012年9月7日(金)|ドーン|

オサイレス・レックス目的地の小惑星に名前をつけるキャンペーン開始

2016年に打ち上げが予定されているアメリカの小惑星探査、オサイレス・レックス(オシリス・レックス)の目的地の小惑星に、世界中の生徒たちで名前をつけてもらおうというキャンペーンが始まりました。 オサイレス・レックスは、「アメリカ版はやぶさ」とも称されるミッションで、小惑星1999RQ36からサンプルを採集し地球に持ち帰ることを目指しています。地球への帰還は2023年9月が予定されています。 ...

2016-04-06T03:17:35+09:002012年9月5日(水)|オサイレス・レックス|
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