オサイレス・レックスの小惑星命名キャンペーン、小天体探査フォーラムが日本語窓口を提供
先日このブログでもお伝えしたように、アメリカの小惑星探査機、オサイレス・レックス(オシリス・レックス)の目的となる小惑星1999RQ36に愛称をつけよう、というキャンペーンが進行中です。 ただ、このキャンペーンは入り口ページなども含めて全て英語で提供されており、また入力する項目もいろいろとあることから、特に日本人が応募するという点に関してはかなりハードルが高い状態となっていました。 ...
先日このブログでもお伝えしたように、アメリカの小惑星探査機、オサイレス・レックス(オシリス・レックス)の目的となる小惑星1999RQ36に愛称をつけよう、というキャンペーンが進行中です。 ただ、このキャンペーンは入り口ページなども含めて全て英語で提供されており、また入力する項目もいろいろとあることから、特に日本人が応募するという点に関してはかなりハードルが高い状態となっていました。 ...
インドが先日、火星探査計画を正式承認し、2013年秋に打ち上げる予定であるということをこのブログでもお伝えしました。このほど、インド宇宙機関(ISRO)からもこの火星探査計画についての文書が発表されました。 今回の発表は、ISROのラダクリシュナン議長がワランガルの国立技術研究所で行った第10回の会議挨拶の中に含まれています。この会議冒頭の挨拶は全文がISROウェブサイトに掲載されていますが(URLは下記参照)、この中から、火星探査に関する部分だけを取り出してみます(下の挨拶では、3〜4ページ目にあたります)。 ...
先日活動を開始したばかりで、まだテスト中という形にある火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)ですが、早くも大発見を成し遂げました。ローバーを走らせている道の途上で、かつての河原の跡らしい地形を発見したのです。 河原となれば、当然川の跡ですから、水が流れた跡ということになります。これまでも、火星では数多くの水の証拠、あるいは水の存在を示唆するデータなどが発見、あるいは提示されてきましたが、河原のような証拠はまさに火星探査史上はじめてとなります。 ...
火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(MSL。愛称「キュリオシティ」)の最初のターゲットは、移動ルート上にある、フットボールくらいの小さな岩になりそうです。ここで、ロボットアームの試験などを行うことになりそうです。 キュリオシティは現在、この岩から約2.5メートルほど離れたところにいます。この岩がある場所は、着陸点(ブラッドベリ着陸点)から、グレネルグと呼ばれている場所の途中にあります。今後数日かけて、ロボットアームをこの岩に近づけ、アームに搭載されているスペクトロメーターなどの機器の試験や、カメラでのクローズアップ撮影などを行う予定です。 ...
先日、約1年探査を続けてきた小惑星ベスタから離脱した探査機ドーンですが、その新たな発見は、いわばベスタのネックレスとでもいえるものです。このほど、ドーンの探査結果の分析について論文が2本発表され、その中で、揮発性物質(あるいは蒸発しやすい物質)がベスタの赤道を取り巻くように分布していることが明らかにされました。 おそらくこの揮発性物質は、ベスタに存在する水を含む鉱物から放出されたと思われます。ベスタの表面にはところどころ、大きな穴が開いた地形が確認されていますが、これはこのような揮発性物質が抜けて陥没した跡だと考えられています。ドーンの観測そのものでは、ベスタに水を確認していませんが、外部からいん石などの形でもたらされた水により、ベスタに含水鉱物(水を含む鉱物)が存在していることは確かなようです。この研究結果は、木曜日(20日)に発行される科学雑誌サイエンスに掲載されます。 ...