キュリオシティの放射線量測定で将来の有人火星飛行へ重要な示唆
昨年火星に到着したマーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)は、火星表面で大活躍していますが、実は到着前にも重要な仕事をしてきました。地球から火星までの間に探査機が浴びた放射線量の測定です。このほど、その結果がまとまり、将来の有人火星飛行に重要なデータを提供することとなりました。 今回の放射線量の測定では、マーズ・サイエンス・ラボラトリーに搭載された、高エネルギー粒子測定装置(RAD: ...
昨年火星に到着したマーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)は、火星表面で大活躍していますが、実は到着前にも重要な仕事をしてきました。地球から火星までの間に探査機が浴びた放射線量の測定です。このほど、その結果がまとまり、将来の有人火星飛行に重要なデータを提供することとなりました。 今回の放射線量の測定では、マーズ・サイエンス・ラボラトリーに搭載された、高エネルギー粒子測定装置(RAD: ...
火星探査を順調に進めているローバー、マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)の、2つめの掘削対象となる岩が決まりました。この岩は「カンバーランド」(Cumberland)と名付けられており、キュリオシティはここへ向けて数日以内に移動を開始する予定です。 このカンバーランドという岩は、キュリオシティが最初に掘削を行った岩「ジョン・クライン」から約2.75メートル(約7フィート)西にあります。このジョン・クラインの掘削結果からは、火星にかつて生命に適した環境があったことが明らかにされていますが、今回のカンバーランドもこのジョン・クラインと同様、平らで、薄い岩脈が入っており、さらに表面はでこぼことしています。また、両方とも、「イエローナイフ・ベイ(湾)」と名付けられた、浅い岩の窪みの中に位置しています。 ...
中国は独自の火星探査を急いで実施すべきである、と、中国の月・惑星探査関連の高位の技術者が言明しています。人民日報の記事を人民網日本語版が翻訳して伝えています。 この記事の中で火星探査の一刻も早い実施を主張しているのは、中国の第1期月探査システムの総責任者である葉培建氏です。この「一刻も早く」という言葉の意味ですが、記事から推察するには、火星探査の機会が2年に1回(より正確には26ヶ月に1回)に限られてしまうため、好機を逃すと2年待つことになってしまう、という意味のようです。実際、今年(2013年)はこの火星探査の好機にあたり、次のチャンスは2015年に訪れます。従って、中国が独自火星探査を行うとしたら(そして開発が急いで間に合ったとしたら)、この2015年が打ち上げチャンスとなる可能性が大きいと思われます。 ...
今年11月に打ち上げが予定されているNASAの火星探査機メイバンに、名前やメッセージを搭載するというキャンペーンが始まりました。 メイバン(MAVEN: ...
NASAジェット推進研究所(JPL)の科学者であるシュヤム・バスカラン氏は、小惑星についての研究者です。また、同僚たちと同じように、宇宙をさまよう小惑星について、その3次元モデルを構築するための研究に長い時間を費やしています。 ところが、ほかの同僚たちが小惑星の過去・現在・未来の位置を計算したり、強力なレーダーを使ってその形を調べたりしているのに対し、バスカラン氏の研究は全く異なったものとなっています…なんと、小惑星にものをぶつけようというのです。 ...