元NASAジェット推進研究所所長、ブルース・マレー氏が亡くなる
元・NASAのジェット推進研究所(JPL)所長を勤め、カリフォルニア工科大学教授であり、またアメリカの月・惑星探査推進団体である惑星協会(The Planetary ...
元・NASAのジェット推進研究所(JPL)所長を勤め、カリフォルニア工科大学教授であり、またアメリカの月・惑星探査推進団体である惑星協会(The Planetary ...
火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)が昨年8月6日(日本時間、及びアメリカ東部夏時間)に火星に到達してから、間もなく1年になろうとしています。何かもっとずっと前に火星にたどり着いていたような気もしますが、それは、この1年でキュリオシティがあげてきた様々な素晴らしい成果も関係しているかも知れません。すでに、キュリオシティの当初の目標であった「火星がかつて、生命を育むのにふさわしい環境であったかどうかを解明する」という目標は、イエスの返事と共に達成できたと考えてよいでしょう。そして、キュリオシティの目標は、さらに先、将来の探査を見据えるところに来ています。 この1年間でキュリオシティが地球へと送信してきたデータの総量はなんと190ギガバイト以上にもなります。DVDに入れたとして約40枚分のデータが火星から送られてきたということになるわけです。写真は36700枚の完全な画像と35000枚のサムネイル(縮小)画像、岩石組成を調べるためのレーザーの発射回数は合計75000回以上、2つの岩石についての組成分析を完了、そして1マイル(約1.6キロメートル)以上の距離を走破しています。 ...
ヨーロッパとロシアが共同で進める火星探査計画エクソマーズについて、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)はこのほど、パリで行われた航空宇宙ショーの席で、探査機建造の最終契約に調印しました。探査機の建造を請け負うのは、タレス・アレニア・スペース社です。 エクソマーズは、正確にいいますと2回の打ち上げからなるミッションです。第1回の打ち上げは2016年に実施され、2回目の打ち上げは2018年です。最初の打ち上げでは微量ガス探査周回機(TGO: ...
NASAが2020年の打ち上げを目指す、マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)後継とされるローバーについて、このほど記者会見でその概要を明らかにしました。 今回のローバーの目的は(「も」といった方がいいかも知れませんね)、火星における過去の生命(存在していれば)の探索や、サンプル回収、そして将来的な地球へのサンプル帰還、さらには将来的な有人火星探査のための情報収集とのことです。 ...
昨年火星に到着したマーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)は、火星表面で大活躍していますが、実は到着前にも重要な仕事をしてきました。地球から火星までの間に探査機が浴びた放射線量の測定です。このほど、その結果がまとまり、将来の有人火星飛行に重要なデータを提供することとなりました。 今回の放射線量の測定では、マーズ・サイエンス・ラボラトリーに搭載された、高エネルギー粒子測定装置(RAD: ...