中国の月探査機。サンプルリターンを実施。2020年12月に打ち上げられ、月からのサンプルリターンに成功した。

2015年、編集長より新年のごあいさつ

月探査情報ステーションをご覧の皆様、新年明けましておめでとうございます。 昨年はなんといっても、「はやぶさ2」の打ち上げが印象的な年でした。「はやぶさ2」は、成功裏に地球に戻ってきた「はやぶさ」の後継機という形をとっており、日本では次めて、月・惑星探査が、前の探査機の成果を受けて次に引き継がれるという「プログラム探査」として実施されたという点で、日本の月・惑星探査にとって大きな意味を持つものです。 ...

中国の月探査用再突入試験機の現状

先日打ち上げられ、無事地球への帰還を果たした、中国の大気圏再突入実験用試験機ですが、こちらについて中国の試験総責任者が、改めて試験の全面的な成功と、残されたサービスモジュールの利用について語っています。人民日報海外版の報道を人民網日本語版が伝えています。 大気圏再突入実験機のシステム副総設計者の張伍氏によれば、帰還モジュールから得られたデータの初歩的な分析の結果により、すべての飛行目標を達成し、実験は全面的成功に終わったとのことです。 ...

2016-04-05T02:24:27+09:002014年12月8日(月)|嫦娥5号|

嫦娥5号にはローバーは搭載されず

2017年に打ち上げ予定の中国の月サンプルリターン機、嫦娥5号について、中新網(英語版)はこのほど、ローバーを搭載しない模様だと報道しました。 ご承知の通り、現在月面で活躍中の嫦娥3号には、ローバー「玉兎」が搭載されました。同じ構成で打ち上げられる嫦娥4号にも、この後継機となるローバーが搭載されることは間違いないと思われます。 ...

2016-04-05T06:18:06+09:002014年9月12日(金)|嫦娥3号, 嫦娥5号|

中国の再突入試験機が打ち上げセンターに到着

現在中国の月探査は、第2期(着陸)に進んできていますが、その先の第3期(サンプルリターン)に向けての準備も着実に進めているようです。 人民網日本語版は12日、将来のサンプルリターン機に向けて、大気圏再突入などの試験を行うための試験機が、西昌衛星発射センターに運ばれたと報じました。これは、新京報が中国国家国防科技工業局の発表として伝えたものです。 ...

2016-04-05T06:21:06+09:002014年8月19日(火)|嫦娥5号|

中国月探査の父、嫦娥5号試験探査を言明、火星探査にも言及

本ブログ、あるいは月探査情報ステーションにいつもアクセスしてくださっている皆様にはおなじみの、中国月探査の父、欧陽自遠氏が、中国の月探査と火星探査について発言しました。今回は、国際プラネタリウム総会の席での発言で、北京青年報の記事を人民網日本語版が伝えています。 それによると、まず月探査については、今年(2014年)末には、嫦娥5号の試験機を打ち上げるということです。 ...

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