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嫦娥2号の小惑星トータティスの探査データ解析結果が公開

月探査衛星(とはいっても今は月を離れ、深宇宙探査衛星になっている)嫦娥2号の小惑星トータティスの観測データの解析結果が、このほど発表されました。新華社での報道を人民網日本語版が報じています。 嫦娥2号は2012年12月13日にトータティスに最接近しましたが、その前後で取得された画像について、中国科学院紫金山天文台の科学者が分析を行ったとのことです。表面には200個ほどの岩も認められたということです。また、クレーターのサイズ分布の分析から、表面は16億年ほどの年齢だということです。これは太陽系の年齢に比べれば比較的に新しいもので、トータティスが割と最近になって形成されたことが示唆されます。このあたりはイトカワの分析結果ともやや似ている部分があり、注目です。 ...

2016-03-28T06:30:05+09:002015年11月10日(火)|嫦娥2号|

嫦娥3号の月面ローバー「玉兎」が月面の史上最長稼働時間を記録

中国の月探査機「嫦娥3号」に搭載されていたローバー「玉兎」、覚えていらっしゃいますでしょうか? 少し記憶のある方だと「あれ、確か故障したんじゃなかったっけ?」と思うかも知れません。実は、一部機能は故障していますが、ローバー自体は動作しており、このほど月面での史上最長の稼働時間記録を達成しました。 新華網の記事を引用・翻訳した人民網日本語版の記事によりますと、この「玉兎」は稼働時間が684日にも及んでおり(ほぼ2年弱)、これは月面探査機してはもっとも長い稼働時間とのことです。 ...

2023-07-10T10:02:04+09:002015年11月2日(月)|嫦娥3号, 嫦娥4号|

ロシア、2029年に月有人探査を計画か

最近月探査に意欲をみせているロシアですが、無人探査だけでなく、有人探査に向けても布石を打っているようです。このほど、ロシアのニュースサイト「スプートニク」の日本語版で、ロシアが2029年の有人月飛行を計画しているという記事が掲載されました。 これは、ロシアの宇宙企業「エネルギア」のウラジーミル・ソンツェフ社長が会見で述べたものです。それによれば、ロシアは現在、月への飛行が可能な新しい有人宇宙船の開発を実施しており、そのステップとして、 ...

2016-03-28T06:30:58+09:002015年10月31日(土)|月探査 (ブログ)|

朴槿恵・韓国大統領がNASAセンターを訪問、月探査計画への布石か?

アメリカを公式訪問していた韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が、公式日程の中の訪問先として、メリーランド州にあるNASAのゴダード宇宙飛行センター(GSFC)を訪問しました。 ...

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