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「はやぶさ」カプセル展示が終了、89万人がカプセルを見学

2010年6月に帰還した「はやぶさ」のカプセルは、その翌月に開催された宇宙科学研究所の公開(JAXA相模原キャンパス特別公開)でまずはじめてお披露目され、そのあと全国を巡回して展示されてきました。このほど、3月末に開催された愛知県刈谷市での展示を最後に、このカプセル展示が終了することになりました。 今回のカプセル展示は、全国69会場で開催され、合計で約89万人がカプセルを見学しました。最後の刈谷市での展示では、ちょうど「882300人目」(=「はやぶさ」人目)の見学者もいるなど、切りのよい数字での終了となりました。 ...

2016-04-06T07:35:40+09:002012年4月9日(月)|はやぶさ|

月探査機グレイルのカメラが最初の生徒撮影の画像を地球に送信

月探査機グレイルに搭載されている、教育・アウトリーチ用カメラ「ムーンカム」から、生徒たちがリクエストして撮影した初の月表面の写真が届きました。アメリカ・モンタナ州ボーズマンというところにある、エミリー・ディッキンソン小学校の4年生の生徒たちが、彼らのはじめての月画像を得る、という名誉に浴しました。この生徒たち、実はこのグレイル探査機に「エブ」と「フロー」という名前を付けた生徒たちなのです。そう考えれば、はじめての月画像というのはまさに彼らにふさわしいといえるでしょう。 グレイルには、月・惑星探査史上はじめて、教育・アウトリーチ専用目的でカメラを搭載しています。「ムーンカム」というこのカメラ、正式名称は「中級学校生徒により取得された月の知見」(MoonKAM: ...

2023-07-10T10:02:30+09:002012年3月26日(月)|グレイル|

ドーン探査によるベスタ探査の状況が発表される

ドーンがベスタに到着して1年近く経ちますが、このほどNASAから、探査の新しい情報が発表されました。驚くべきことに、ベスタにはこれまで小惑星には発見されていなかったような種類の地形も存在することが明らかになりました。 ベスタは小惑星帯に属する大きな小惑星であり、また肉眼で地球から見ることができる唯一の小惑星でもあります。それだけ明るい天体だ、ということなのですが、今回ドーンの探査により、ベスタの表面の中には他の領域の2倍も明るい場所が存在することがわかりました。おそらくこれは、ベスタの進化の歴史と大きな関係があるものと思われます。 ...

2016-04-06T07:36:30+09:002012年3月25日(日)|ドーン|

メッセンジャーの水星周回探査1年、水星の素顔が明らかに

水星探査機メッセンジャーは、1年間にわたる基本探査期間をこの3月17日に終了しました。この期間に探査機が撮影した写真は合計10万枚以上にも達しました。そして、探査機がはるか彼方の水星から送ってきた科学データは、この天体の地形や構造、内部構造(とりわけ中心部のコアについて)、極地域にあるとされる永久影の領域などについて、多くの情報をもたらしてくれました。 これらの発見は、本日(3月21日)に発行される科学雑誌サイエンス・エクスプレス(電子版)に2本の論文が掲載されているほか、現在テキサス州ザ・ウッドランズ(ヒューストンの北隣の街)で開催されている、世界最大の月・惑星科学に関する国際会議、月惑星科学会議(LPSC)においても、合計57本の発表が行われます。この会議の席では、成果発表に関する記者会見のほか、来年3月まで予定されている延長探査期間についての基本的な考え方についても発表する予定です。 ...

2016-04-06T07:36:49+09:002012年3月24日(土)|メッセンジャー|

月惑星科学会議が終わる 〜1700人以上の参加者

テキサス州ザ・ウッドランズで開催されていた月惑星科学会議(LPSC)は、現地時間の23日(金曜日)ですべての日程を終了しました。 主催者の月惑星研究所(LPI)によると、今回の学会の登録者(参加者)は1761人に達し、35カ国からの参加者を迎えたとのことです。 ...

2016-04-06T07:37:04+09:002012年3月24日(土)|月・惑星探査一般|
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