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月惑星科学会議でのドーン計画のベスタ探査結果のまとめ 〜BBCの報道〜

第43回月惑星会議では、新たな探査による様々な新しい成果が発表されています。そのうちの1つに、昨年7月に小惑星ベスタを周回する軌道に入った探査機ドーンのデータの初期解析があります。この発表内容について、イギリスBBCが伝えています。 この初期成果によると、これまでベスタは、「大きな小惑星」と考えられてきましたが、表面についての詳細な解析の結果、地球のような固い表面をもつ惑星との中間段階に位置する天体であるということがわかってきました。 ...

2016-04-06T07:37:27+09:002012年3月24日(土)|ドーン|

月惑星科学会議、水星、火星探査などの成果発表が相次ぐ

3日目を迎えた月惑星科学会議(LPSC)では、最新の探査計画から得られた成果の発表が相次ぎました。とりわけ、昨年3月(まさにこの学会が開催されるタイミング)で水星周回軌道への投入が行われ、今月に1年間の基本探査期間を終了した水星探査機メッセンジャーについては、各種観測機器による探査の成果が発表され、まさに教科書を書き換える成果となっています。 今回発表された探査結果では、まず水星の磁場についての詳細な測定結果が公表されました。また、重力については、水星の慣性能率の比についての詳細な数値が発表されました。その値は0.353プラスマイナス0.00172というものです。なお、この値は、0.4の時が均質な球で、その値を下回るほど、内部に密度差の大きな物質が存在する(すなわち、大きなコアが存在する)ことになります。 ...

2016-04-06T07:37:57+09:002012年3月22日(木)|月・惑星探査一般|

月惑星科学会議の席でNASAタウンミーティングが開催される

アメリカ・テキサス州ザ・ウッドランズで開催されている第43回月惑星科学会議(LPSC)は、19日より開幕し、月・惑星探査の多くの成果の発表が行われています。 19日夕方には、NASAの惑星探査担当者が出席し、科学者たちと探査についての議論を交わすという、NASAタウンミーティング、通称「NASAナイト」(NASA ...

2016-04-06T07:38:10+09:002012年3月22日(木)|月・惑星探査一般|

ヨーロッパ、火星探査継続に期待

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の代表団は15日報道機関に、資金的な困難に直面している2016ないし2018年の火星探査について、ESAは計画を前進させる予定であると言明しました。Marsdaily.comが報じています。 イギリスBBCによると、パリで行われた委員会で、この計画(エクソマーズ計画)について検討された上で、引き続き進めることが合意されたとのことです。このエクソマーズ計画については、先頃(本ブログの記事にもありますが)アメリカが同じく資金的な問題により撤退を表明、一方でロシアが、2機の打ち上げ用ロケット(探査機は周回機とローバーの2つの要素で構成されます)を提供すると申し出ています。ただ、依然として資金の問題は流動的です。 ...

2016-04-06T07:38:25+09:002012年3月20日(火)|火星探査 (ブログ)|
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