ロシアが2020年以降に2機の月面ローバーを、また2022年以降に月面観測ステーションを送り込む計画を持っていることが明らかになりました。Moondaily.comが、RIAノーボスチ通信の記事を引用して伝えたものです。これらの計画は、将来的な有人月面探査へとつながるものとなりそうです。ロシア科学アカデミーの関係者がこの7日に明らかにしました。
RIAノーボスチ通信が入手した文書によると、ロシアの科学者たちの目標は、月面の極地域への着陸で、これにより極地域の観測、及び月上層部の観測を行うことを目指しています。
またこのローバー及び観測ステーションでは、月面の土壌サンプルを取得して分析すると共に、将来的な月面基地を設置する最適な場所を見出す手がかりをつかむことを目指しています(編集長注: 但し、そのための具体的な手段については報じられていません。ローバーや着陸機だけでは難しいと思われますが、詳細は不明です)。
なお、ロシアの月探査は、2015年以降に予定されているルナ・レズルス (Luna-Resurs)、及びルナ・グローブ探査に続くもので、月面ローバーであるルノホート3号、4号は2020〜2022年に、観測ステーションはおそらくは2023年に月面に送られることになる予定です。
この報道では、「この月面ローバー及び観測ステーションは、ロシアがこの地域(極地域?)における月面基地展開のためのインフラ構築を行うための足がかりとなるだろう」と伝えています。
(編集長注) ルナ・レズルスという探査については、私も全く認識していませんでしたが、どうやらロシアが計画している着陸探査のようです。こちらのサイトによると、2006年から計画されており、インドの探査機チャンドラヤーン2と共に打ち上げられる着陸機のことのようです。なお、チャンドラヤーン2の打ち上げは2013年頃とみられていますが、ルナ・グローブについては打ち上げ年がはっきりせず、このままいくと、ロシアは月に向けて周回機より先に着陸機を打ち上げることになるかも知れません。
・Moondaily.comの記事 (英語)
  http://www.moondaily.com/reports/Russia_Plans_to_Launch_Lunar_Rovers_to_Moon_after_2020_999.html
・ルナ・グローブ (月探査情報ステーション)
  http://moonstation.jp/ja/topics/Luna-Glob/