ESAの将来探査の候補に木星探査計画が選定される
ヨーロッパ宇宙機関(ESA)はこのほど(5月2日)、新たな惑星探査計画の候補として、木星探査計画を選定したと発表しました。 これは、ESAの将来探査計画「コズミックビジョン」における、大型惑星探査計画の中での候補選定です。コズミックビジョンの中でも、2015〜2025年に打ち上げる予定の、大規模な(Lクラス=Large−Scale)プログラムとして選定されています。 ...
ヨーロッパ宇宙機関(ESA)はこのほど(5月2日)、新たな惑星探査計画の候補として、木星探査計画を選定したと発表しました。 これは、ESAの将来探査計画「コズミックビジョン」における、大型惑星探査計画の中での候補選定です。コズミックビジョンの中でも、2015〜2025年に打ち上げる予定の、大規模な(Lクラス=Large−Scale)プログラムとして選定されています。 ...
昨年から小惑星ベスタの探査を続けている探査機ドーンについて、その最新の探査結果がこのほどNASAから発表されました。ベスタの表面がこれまで考えられていたより変化に富んでいることや、温度変化が急激であることなど、内部構造についての手がかりになるような結果も得られています。今回の最新探査結果は、現在オーストリアのウィーンで開催されているヨーロッパ地球物理学連合大会で発表されており、この結果が、ベスタをはじめとする小惑星の形成や進化を理解するために役立つものと期待されています。 ドーンの探査では、上空680キロ、及び210キロからベスタ表面の写真を撮影していますが、この写真から、ベスタ表面がバラエティに富む鉱物や岩石の分布をしていることがわかってきました。スペクトルごとの写真を特殊な方法で重ね合わせた画像を作成することにより、特定の鉱物が多く集まる場所などがわかり、一度溶けたとされているベスタ表面の物質についてのよりよい理解につながります。 ...
現在、小惑星ベスタの探査を行っているドーンですが、いわば「ロスタイム」として、約40日ほどの探査延長が決定しました。今回の探査延長により、ドーンがベスタを離脱する日は8月26日となり、一方、次の目的地である準惑星ケレスへ到着する日程はこれまで通り、2015年2月で変わりありません。 今回の探査期間延長では特に追加支出が発生するということもなく、探査機の推進システム(電気推進システム)をより柔軟に扱うことができたことが今回の延長探査の余裕を生むきっかけになっています。 ...
NASAの将来無人火星探査プログラムについての再検討、そして内外の科学者や技術者による検討をサポートするために設置された新しい組織、火星プログラム検討グループ(MPPG: Mars ...
アメリカが手を引いてしまった火星探査計画「エクソマーズ」ですが、これにロシアの手が伸びようとしています(決して悪いことではないのですが)。このほど(4月6日に)行われたヨーロッパ宇宙機関(ESA)とロシア連邦宇宙局との会議では、この話題も議論になった模様です。 ロシアとしては、フォボス・グルントで地に堕ちてしまった月・惑星探査計画、さらには自国の宇宙計画への信用を取り戻すことができますし、ヨーロッパはその際に自然なパートナーだということもできます。ただ、計画が本格化するかどうかは今後の議論次第です。この記事は「ボイス・オブ・ロシア」(ロシアの声)経由でMarsdaily.comが伝えています。 ...