火星探査 (ブログ)

マーズ・サイエンス・ラボラトリーを待ち構える「恐怖の7分間」

間もなく火星に到着する「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」ですが、着陸は決して楽ではありません。というより、過去火星に向かった探査機の中には、火星探査機に入るところで消息を絶ったものもあります。 マーズ・サイエンス・ラボラトリー(キュリオシティ)が火星大気圏に突入するとき、その速度は秒速6.1キロメートル。ライフルの弾の6倍以上も速い速度です。大気との衝突で減速したあと、パラシュートを開き、最後は独特の「クレーン」方式で着陸するわけですが、この、大気圏の中での7分間が、火星探査の成否を決する最も重要な時間なのです。 ...

火星の砂丘の変化が探査機で捉えられる

NASAの火星探査機、マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)の観測から、火星の砂丘の移動が、これまで考えられていたより大きなスケールで起きていることがわかりました。その規模はちょうど地球の砂丘のそれに匹敵するとのことです。この研究結果は、9日に発行される科学雑誌ネイチャーの電子版に掲載されます。 なぜこれが予想外かというと、砂丘を動かす力である風が火星と地球では根本的に異なるからです。そもそも火星の大気は地球の100分の1しかありません。また、意外に思われるかも知れませんが、強い風は地球よりもまれで、また地球よりも弱いのが通例だからです。 ...

ロシアとヨーロッパが共同火星探査計画を本格化

アメリカが手を引いてしまった火星探査計画「エクソマーズ」ですが、これにロシアの手が伸びようとしています(決して悪いことではないのですが)。このほど(4月6日に)行われたヨーロッパ宇宙機関(ESA)とロシア連邦宇宙局との会議では、この話題も議論になった模様です。 ロシアとしては、フォボス・グルントで地に堕ちてしまった月・惑星探査計画、さらには自国の宇宙計画への信用を取り戻すことができますし、ヨーロッパはその際に自然なパートナーだということもできます。ただ、計画が本格化するかどうかは今後の議論次第です。この記事は「ボイス・オブ・ロシア」(ロシアの声)経由でMarsdaily.comが伝えています。 ...

2016-04-06T07:35:02+09:002012年4月15日(日)|火星探査 (ブログ)|
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