日本の月探査計画。2007年打ち上げ。2009年計画終了。

【コラム】「はやぶさ」タッチダウンから10年…私たちはどこへ進むべきか

歴史的な「はやぶさ」の小惑星イトカワへのタッチダウンから10年が経ちました。2005年11月26日早朝(日本時間)、小惑星探査機「はやぶさ」は目的地の小惑星イトカワの表面へとタッチダウン、小惑星のサンプル採集を試みました。 実際には、採集用の弾丸が発射されなかったため、本来あるべき形でのサンプル回収はできませんでしたが、タッチダウン、あるいはその1週間前の着陸などの際に機内に入り込んだ微粒子が回収され、地球帰還カプセル内に残されました。2010年11月になり、地球帰還カプセル内の微粒子が小惑星イトカワ起源であることが確認され、世界初の小惑星からのサンプルリターンに成功した、というのはまだ皆さんの記憶に新しいことでしょう。 ...

中国、嫦娥4号では月面裏側への着陸を計画か

不思議なことに、昨日の記事で「最近は中国の月探査計画(嫦娥計画)の情報が伝わってこない」と述べたところ、その翌日に情報が届くという事態がありました。ひょっとすると中国の当局者もこのブログを愛用しているのでしょうかね? 中国は、次の着陸機となる「嫦娥4号」において、月の裏側への着陸を目指す方針です。新華社が伝えています。 ...

2023-07-10T10:02:05+09:002015年9月9日(水)|かぐや, 嫦娥4号, 嫦娥5号|

月探査がわかる・楽しめる本「世界はなぜ月をめざすのか」発売

このほど、講談社ブルーバックスの最新刊として、佐伯和人さんの手になる「世界はなぜ月をめざすのか」という本が発売されました。 著者の佐伯和人さんは大阪大学理学研究科宇宙地球科学専攻の准教授です。実は、編集長(寺薗)とは学生時代からの仲間でして、佐伯さんの方がちょっと上の先輩にあたります。地質学の知識から(当時の)最新のコンピューターゲームまで(その後研究室で大はやりして大変なことになりましたが)、いろいろなことを教えてくださった方です。今でも、月探査をはじめ、宇宙科学・宇宙開発の様々なシーンでお世話になっています。 ...

かぐやデータを利用した新たな月の立体地図が公開される

2007年に打ち上げられた日本としてははじめての大型月探査機「かぐや」。覚えていらっしゃいますでしょうか? 2009年6月に探査は終了しましたが、4年以上経つ現在でも、研究者は膨大なデータを解析し、月の真実を探り出そうと毎日研究を重ねています。 ...

2016-04-05T08:29:13+09:002013年12月25日(水)|かぐや|
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