2007年に打ち上げられた日本としてははじめての大型月探査機「かぐや」。覚えていらっしゃいますでしょうか?
2009年6月に探査は終了しましたが、4年以上経つ現在でも、研究者は膨大なデータを解析し、月の真実を探り出そうと毎日研究を重ねています。

そんな中、国土地理院より、「かぐや」のレーザ高度計のデータを利用した月の立体地図の最新版が公開されました。
この立体地図は、アジア航測の千葉達朗氏が開発した「赤色立体地図」という手法を使っています。この手法は、写真に赤い色での微妙な陰影をつけることにより、立体メガネなどの特殊な道具を使わなくても、物体の立体感を表現できるという技術です。
今回、国土地理院が同氏に依頼して、この立体地図を作成したものです。

地図は、ブラウザー上で回転などの操作が行えるタイプのものと、東の海や南極―エイトケン盆地など、7カ所の鳥瞰図があります。いずれもFirefoxやGoogle Chromeの最新版のブラウザーでご覧いただく必要があります。できればパソコンなどの(携帯端末ではない)環境でごらんください。