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ロシアが2030年代の月面基地計画を構想、新たな無人月探査機シリーズも再開か

今まで意外と伝えられることが少なかったロシアの月探査の情報が入って来ました。ロシアが、2030年代をめどに有人の月面基地の構築を目指しているとのことです。また、それに向けた無人の月探査構想として、往年…といっても1950〜1970年台ですが…の「ルナ」シリーズを復活させる可能性があるとのことです。イズベスチアの報道を、「レスポンス」が伝えています。 このレスポンスの記事によると、まずは2016年ころから無人探査機を連続して打ち上げ、2030年代からは月の南極地域に月面基地の構築を開始、2040年台には月面基地を備えた本格的な基地へと歩を進める構想が練られています。 ...

ラディー、月面に衝突しミッションを完了

NASAはこのほど、月探査機ラディーについて、アメリカ太平洋夏時間の4月17日午後9時30分から10時22分までの間(日本時間では18日の午後1時30分から2時22分)に、月面に制御落下したと発表しました。ラディーを運用するNASAのエームズ研究センターの管制官が確認したものです。 制御落下とは、燃料が尽きた探査機を放置して月面のどこかに落ちるのを待つのではなく、あらかじめ軌道を制御しておいて、特定の(決定した)場所に落とすというものです。探査機を軌道上に放置することは、将来の月開発にとっても大きな問題になりますし、どこかわからない場所に落とすことも、将来の月面開発にとって大きなリスクになります。そこで、あらかじめ決めておいた場所(これは探査機ごとに異なります)に落下させることで、月開発、あるいは月の現状へのリスクを最小限にします。 ...

2016-04-05T07:26:26+09:002014年4月22日(火)|ラディー|

ラディーの最期の日時を当てよう! 「ラディー・インパクト・チャレンジ」実施

昨年9月に打ち上げられた月探査機「ラディー」ですが、間もなく探査を終了することになります。探査を終了した探査機は、あらかじめ定められた手順に従い、これまたあらかじめ定められた場所へと落下(制御落下)することになります。その瞬間を目撃しよう、という企画「ラディー・インパクト・チャレンジ」が、NASAで実施されています。 時間を当てる企画の締切は、アメリカ時間では11日の午後3時(アメリカ太平洋標準時。日本時間では12日午前7時(夏時間考慮)となります。 ...

2016-04-05T07:27:42+09:002014年4月7日(月)|ラディー|

有人火星探査の健康リスクはNASAの許容値を超える? 独立パネルが提言

これまでも有人火星探査については、飛行途中に受ける放射線の量などの懸念がありましたが、これについて新しい記事です。火星有人飛行に関しては、NASAが現在設定している健康に関する限度を上回る恐れがあると、医療関係者による独立評価パネルが結論づけました。MarsDaily.comが報じています。 これは火星探査についての議論ですが、今後、小惑星探査も含め、長時間の宇宙飛行を伴う有人探査計画については、この検討を真剣に受け止めなければならなくなるでしょう。 ...

2016-04-05T07:29:37+09:002014年4月6日(日)|火星探査 (ブログ)|

11月に月探査情報ステーションのイベントを共催する団体等を募集します

月探査情報ステーションでは、毎年秋(例年ですと11月、今年も11月です。後述)、宇宙開発・宇宙科学の一般向けイベント「宇宙を楽しむ市民シンポジウム」を開催しています。また、関連して編集長などが伺う講演も実施しています。 今年もまた、11月に合わせ、九州地区などでイベントを実施したいと考えております。もしご興味がある団体(宇宙や天文の愛好団体、科学館、プラネタリウム、大学、NPO法人など)がございましたら、ご連絡をいただきますようお願いいたします。 ...

2016-04-05T07:31:20+09:002014年3月19日(水)|月探査情報ステーション|
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