ルナ・グローブ

ロシア、月探査予算を大幅削減、ロシアの月・惑星探査の将来計画に暗雲か

ここのところ月探査に強い意欲をみせていたロシアですが、どうも逆風が吹き始めたようです。2015年12月29日付のタス通信によりますと、ロシアはこのほど、今後10年間の月探査関連予算を大幅に削減するとの決定を下した模様です。 これによると、ロシア連邦宇宙局(この報道の時点ではロシア連邦宇宙局ですが、2016年1月1日よりロシアの宇宙機関は再編され、民間企業と政府の機関を合わせた「ロスコスモス」となっています)がまとめた2016年〜2025年の宇宙開発計画案では、月探査関連の言及が全く削除されてしまっているとのことです。なお、最初にこれを伝えたのはイズベスチア紙だということです。 ...

2023-07-10T10:02:00+09:002016年1月14日(木)|ルナ・グローブ, 月探査 (ブログ)|

ロシア、月探査機を2016年にも打ち上げか

ロシアは月探査を復興させようとしています。その点については以前、本ブログの記事でも情報をお伝えしたところです。その動きが次第に本格的になっている…という可能性を示す記事が、ロシアの宇宙開発情報を伝えるサイト、スプートニク・ニュース(英語版)に掲載されていました。 それによりますと、ロシア宇宙科学研究所はこのほど、ロシアの報道機関ガゼータRU(Gazeta.ru)に対し、開発中の月探査機の独占取材を許可しました。もしこれが成功すれば、1976年に「最後の」ロシア…旧ソ連の月探査機「ルナ24号」が月に向かって以来、実に40年ぶりにロシア製の探査機が月へと送り込まれることになります。 ...

2023-07-10T10:02:05+09:002015年9月2日(水)|ルナ・グローブ|

ロシア、月探査を宇宙プログラムの中核に

ロシアの月探査については、私も含めてこれまでは「本当に進むのか(進んでいるのか)」といった懐疑的な意見もかなりありましたが、どうやらロシアは、月探査を本格的に自国の宇宙開発の中核に据える決断をした模様です。 このほど、ロシア連邦宇宙機関(FSA)は、月探査を将来のロシア宇宙開発の中核プログラムにすると断言、そしてその皮切りとして、1976年以来途絶えていた探査機名「ルナ」を関した探査を復活させ、番号も引き続きでルナ25号として打ち上げることを発表しました。 ...

2016-04-05T03:10:42+09:002014年10月15日(水)|ルナ・グローブ, 月探査 (ブログ)|

ロシアが2030年代の月面基地計画を構想、新たな無人月探査機シリーズも再開か

今まで意外と伝えられることが少なかったロシアの月探査の情報が入って来ました。ロシアが、2030年代をめどに有人の月面基地の構築を目指しているとのことです。また、それに向けた無人の月探査構想として、往年…といっても1950〜1970年台ですが…の「ルナ」シリーズを復活させる可能性があるとのことです。イズベスチアの報道を、「レスポンス」が伝えています。 このレスポンスの記事によると、まずは2016年ころから無人探査機を連続して打ち上げ、2030年代からは月の南極地域に月面基地の構築を開始、2040年台には月面基地を備えた本格的な基地へと歩を進める構想が練られています。 ...

ロシアの月探査機「ルナ・グローブ」の打ち上げは2015年…ロシア宇宙庁長官

これまで、計画は伝えられてきたものの、打ち上げ年度がはっきりとしていなかったロシアの月探査機「ルナ・グローブ」について、ロシア宇宙庁のポポフキン長官がこのほど、2015年の打ち上げを言明しました。ロシアはルナ・グローブを含めて4つの月探査計画を持っており、最終的には月面基地を構築することを考えているようですが、ルナ・グローブはその第一弾となるものです。 ルナ・グローブは月の周りを周回する探査機で、科学機器(ペイロード)の重量は120キログラム、天体物理観測機器や月周辺のダストの観測装置、同じく月周辺のプラズマのモニター装置などを搭載していきます。 ...

2023-07-10T10:02:29+09:002013年1月18日(金)|ルナ・グローブ|
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