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金星の自転は遅くなっている? 〜ビーナス・エクスプレスの観測で判明〜

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の金星探査機、ビーナス・エクスプレスの観測により、金星の自転周期が、これまで測定されたよりも遅いことが判明しました。 今回のデータは、ビーナス・エクスプレスに搭載されている、金星可視・赤外熱撮像スペクトロメーター(VIRTIS)という装置が測定したデータを解析して判明しました。VIRTISは、赤外線を通して、金星の地表の様子を知ることができます。金星は非常に分厚い大気で覆われていますが、赤外光を使うと、その下の地表の様子を知ることができるのです。 ...

2016-04-06T07:44:19+09:002012年2月14日(火)|ビーナス・エクスプレス|

中国、嫦娥2号のデータを用いた高解像度月面全球図を作成

中国が打ち上げた月探査機、嫦娥2号のデータを用いた、高解像度の月面図が完成した模様です。人民網日本語版が伝えています。 国家国防科技工業局により作成されたこの図は、解像度が7メートルで、これまで発表されてきた月面図としては世界でもっとも詳細なものとなっています。なお、嫦娥1号が取得したデータは解像度がおよそ120メートルでしたので、細かさとしては10倍以上となります。 ...

2016-04-06T07:45:15+09:002012年2月7日(火)|嫦娥2号|

月探査機グレイルからの初映像が届く

NASAはこのほど、年始め早々に月周回軌道に入った月探査機「グレイル」が取得したはじめての画像を公開しました。 この画像は、グレイルに搭載されている教育用のカメラシステム「ムーンカム」(MoonKAM)により撮影されたもので、約30秒ほどの長さです。今回の画像は、2機の探査機(先日の記事にもありますが、2機は満ち潮と引き潮の意味の英語「エブ」と「フロー」と名付けられました)のうち、エブに搭載されたカメラで撮影されたもので、撮影日時は1月19日です。 ...

2016-04-06T07:45:27+09:002012年2月3日(金)|グレイル|

フォボスグルントの失敗の原因は搭載コンピューターに原因か?

spacedaily.comがRIAノーボスチ通信の記事を引用して伝えるところによりますと、先頃失敗して太平洋に墜落したとみられるロシアの火星探査機、フォボスグルントについて、その失敗の原因が搭載コンピューターの不良による可能性が高いとのことです。ロシア宇宙局が31日に発表した内容によりますと、主な原因は搭載コンピューターのソフトウェアの欠陥とみられるとのことですが、まだ確実なことはわかっていません。現在、製造会社なども交えた原因追及が進められています。 ロシアの新聞コメルサントは、火曜日の記事で、製造会社の話として、フォボスグルントの失敗の原因は、搭載コンピューターのプログラムの欠陥が原因であると報じました。 ...

2016-04-06T07:46:01+09:002012年2月2日(木)|フォボス・グルント/蛍火1号|
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