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嫦娥2号、小惑星への探査を実施か

2010年10月に打ち上げられ、半年間月を周回したあと、地球と太陽のラグランジュ点へ移動して探査活動を続けている嫦娥2号ですが、さらになんと、小惑星とのランデブーを行う計画が持ち上がっていることがわかりました。 もとの中国語の記事を翻訳・紹介し、Twitterでのつぶやきとして伝えている人たちの情報によりますと、目的地となる小惑星はトータチスという小惑星で、来年の1月にランデブー予定とのことです。 ...

2016-04-06T07:26:52+09:002012年6月17日(日)|嫦娥2号|

グレイル、基本探査期間を前倒しで達成

3月から科学探査を行なっていた月探査機グレイルは、予定よりも早く、基本探査期間を達成しました。NASAがこのほど発表しています。 グレイルは2機の探査機で構成される珍しい月探査機で、月の重力をこれまでにない精度で調べることで、月の内部構造を明らかにし、月の成因や進化の謎に挑むことを目的にしています。2機の探査機には、潮汐にちなんで、「エブ」と「フロー」(それぞれ引き潮と満潮)という名前が付けられています。 ...

2016-04-06T07:31:04+09:002012年6月2日(土)|グレイル|

月からみた金環日食…月探査衛星LROが撮影

5月21日、日本では太平洋岸の地域を中心として、金環日食が見られました。金色の輪になった太陽をご覧になり、自然の神秘を感じた方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。また、その他の地域でも部分日食が見られました。部分日食とはいっても、太陽の80〜90パーセントくらいが欠けてしまい、見かけとしては三日月よりも細い太陽をみることができたかと思います。いずれにしても、日本の人口密集地域を金環日食帯が通るなどということはそうめったにないことで、出勤時、あるいは通学時間帯に、多くの方が空を見上げていたようです。 さて、日食は月が太陽を隠す現象です。では、その月から日食を…というか、日食のときの地球をみたらどうなるでしょうか。なんとこのタイミングで、アメリカの月探査機ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)が、そのカメラを地球に向けていました。 ...

火星の砂丘の変化が探査機で捉えられる

NASAの火星探査機、マーズ・リコネサンス・オービター(MRO)の観測から、火星の砂丘の移動が、これまで考えられていたより大きなスケールで起きていることがわかりました。その規模はちょうど地球の砂丘のそれに匹敵するとのことです。この研究結果は、9日に発行される科学雑誌ネイチャーの電子版に掲載されます。 なぜこれが予想外かというと、砂丘を動かす力である風が火星と地球では根本的に異なるからです。そもそも火星の大気は地球の100分の1しかありません。また、意外に思われるかも知れませんが、強い風は地球よりもまれで、また地球よりも弱いのが通例だからです。 ...

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