「はやぶさ2」は、2月22日午前7時30分ころ、小惑星リュウグウの表面へのタッチダウン(短時間の着陸)に成功しました。この際に資料を採取するための弾丸の発射に成功したことも確認されています。これにより、初代の失敗を超え、今回は資料がかなりの量採取できていることが大きく期待されます。なお、探査機の状態は正常です。
(2019年2月22日 午後4時30分更新)
2月22日の第1回タッチダウンに向けた応援メッセージ募集企画に、たくさんのメッセージをありがとうございました。2月11日をもって応援メッセージ受付を締め切り、プロジェクトチームに手渡しました。そのときの様子は、毎日新聞にて記事になっております。
(2019年2月20日 午後5時00分更新)
小惑星までの往復飛行とサンプルリターンを達成した「はやぶさ」の後継機として、JAXAで開発が行われた探査機が「はやぶさ2」(はやぶさ・ツー)です。
「はやぶさ」の設計を利用して、できるだけ短い期間での開発を行う一方で、「はやぶさ」で起きた不具合などを踏まえた設計の変更、また小惑星表面を衝突物体をぶつけて掘削してサンプル回収を行うなど、新たな挑戦も考えられています。
目的地は、リュウグウ (1999 JU3)という、C型という種類に属する小惑星です。
2014年12月3日に打ち上げられ、2018年6月27日に目的地リュウグウに到着しました。
今後約1年半の探査を経て2019年暮れに小惑星を離脱、2020年暮れに地球に帰還する予定です。
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東京大学宇宙惑星科学機構による、「はやぶさ2」が撮影した画像のサイエンス面からの解説を行うページです。期間限定のページです。
■参考資料
- はやぶさ2プロジェクトについて (宇宙開発委員会報告(2010年7月14日)
- 吉川真、「はやぶさ2」プロジェクト準備チーム、小天体探査ワーキンググループ: JAXAの太陽系始原天体探査計画、日本惑星科学会誌「遊・星・人」、vol. 17, no. 1, pp. 50-53, 2008
- 川上恭子、安部正真、長谷川直、春日敏測: はやぶさ後継機に向けた小惑星(162173)1999JU3の観測、日本惑星科学会誌「遊・星・人」、vol. 19, no. 1, pp. 4-11, 2010