はやぶさ2 打ち上げから衛星分離まで
注意: この打ち上げ時間の表は11月30日打ち上げのケースです。打ち上げ日が12月3日になりましたので、この内容は変更となります。情報が入り次第、更新いたします。
今回の「はやぶさ2」の打ち上げは、H-IIAロケットを用いて行われます。従って打ち上げ場所は種子島宇宙センターです。
さらに、H-IIAの第2段の機能(再着火機能)を利用した地球脱出軌道への投入を行います。このため、ロケットの打ち上げから「はやぶさ2」分離までは約1時間47分、副衛星の分離が完全に終了するのは2時間以上経ったあととなります。H-IIAロケット打ち上げ史上、衛星までの分離がもっとも長い打ち上げとなります。
以下、打ち上げから最後の副衛星分離までの時刻を並べてみました。ロケットの打ち上げは、衛星の分離までを行ってはじめて成功とみなされます。今回は非常に長い時間がかかりますが、しっかりと見守っていきましょう。
なお、第2段ロケットの第1回燃焼停止から、第2段ロケットの2回めの燃焼開始までは1時間半近くの長い時間がありますが、この間、ロケットは慣性飛行(ロケットの動力などで加速したり減速したりセず、速度を保ったまま飛行すること)という形で、地球を周回しながらタイミングを待つことになります。
■注意
- ここに示されている打ち上げ後の時間及び各イベントの時刻は、あくまでも11月30日打ち上げの場合です。他の日に打ち上げ日がずれた場合には、この時刻は少しずつ変わってきます。
- 時刻はいずれも日本時間です。
イベント |
打ち上げ後の 時間 |
時刻 |
高度 (キロメートル) |
打ち上げ |
- |
午後1時24分48秒 |
0 |
固体ロケットブースター 燃焼終了 |
1分39秒 |
午後1時26分27秒 |
46 |
固体ロケットブースター 分離 |
1分48秒 |
午後1時26分36秒 |
53 |
衛星フェアリング 分離 |
4分10秒 |
午後1時28分58秒 |
137 |
第1段主エンジン燃焼停止 |
6分36秒 |
午後1時31分24秒 |
202 |
第1段・第2段分離 |
6分44秒 |
午後1時31分32秒 |
207 |
第2段エンジン第1回始動 |
6分50秒 |
午後1時31分38秒 |
210 |
第2段エンジン第1回燃焼停止 |
11分18秒 |
午後1時36分06秒 |
254 |
第2段エンジン第2回始動 |
1時間39分23秒 |
午後3時4分11秒 |
250 |
第2段エンジン第2回燃焼停止 |
1時間43分24秒 |
午後3時8分12秒 |
313 |
はやぶさ2分離 |
1時間47分15秒 |
午後3時12分3秒 |
889 |
副衛星「しんえん2」分離 |
1時間53分55秒 |
午後3時18分43秒 |
2867 |
副衛星「アートサット2」分離 |
1時間58分5秒 |
午後3時22分53秒 |
4418 |
副衛星「プロキオン」分離 |
2時間2分15秒 |
午後3時27分3秒 |
6068 |
出典: [PDFファイル] H-IIA26号機 打上げ計画書 (JAXA)
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