05.日本の月探査

月の中心部にも鉄の核があるのですか?

今のところ、月の内部構造については、大まかなことしかわかっていません。それによると、月も地球のように、「地殻」「マントル」「コア」に分かれていると考えられています。 このコアについては、おそらく地球と同じように、鉄(鉄とニッケル)でできていると考えられています。 ...

日本の火星探査機「のぞみ」が月に近づいたそうですが、そのときになにか新しい発見はありましたか?

全く新たな発見というものは、ありません。というのは、大気現象のある火星と異なり、月の表面はアポロの時代から大きくは変化していないからです。 月の撮像の主目的は、カメラの能力の確認にあります。特に、衛星の回転を利用して広範囲を撮像する方法がうまくいくか、CCD(カメラに搭載されている撮像素子。光を受けてそれを画像データへと変換する役割を果たす)が宇宙において劣化していないか、明るい地域、暗い地域が撮像可能かといった点が重要です。 ...

2016-12-30T15:00:53+09:002016年12月30日(金)||

「かぐや」の月探査で、アポロ計画で使用した月面作業車、星条旗の画像が映し出される可能性はあるのでしょうか?

残念ながら、月面車や星条旗がみえる可能性はきわめて低いものと思われます。 「かぐや」に搭載されている月面カメラの解像度は、だいたい1ピクセルあたり10メートルを少し上回るくらいです。つまり、10メートルより若干小さいものが見分けられるという性能を持っています。 ...

2016-04-30T19:18:29+09:002016年4月30日(土)||

「かぐや」にはどのくらいの人が関わっているのですか?

「かぐや」の開発は、大学や研究所、会社などから研究者や技術者が加わって「ワーキンググループ」と呼ばれる組織を作って、その中で開発を進めていました。ワーキンググループとは、一言でいえば「ゆるやかな集まり」といってよいと思いますが、月の研究をしていたり、衛星の開発をしている人などが、「かぐや」開発のために集まっていたとお考え頂ければよいと思います。 ワーキンググループの中には、さらに各機器ごと、あるいは重要なテーマ(例えば、軌道やデータ処理など)ごとにさらに個別のワーキンググループが作られて、その中で議論や開発が進められていました。 ...

2016-04-29T12:38:17+09:002016年4月29日(金)||

「かぐや」の撮影した月の写真や映像などは我々が見ることができますか?

「かぐや」が撮影した写真や映像などは、2009年11月から一般公開されています。また、それ以前からも、いくつかの写真は一般の人が見ることができるようになっています。 以下、いくつかご覧いただけるサイトをご紹介します。 ...

2023-07-10T10:02:39+09:002016年4月29日(金)||
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