03.月の正体

月と地球の間でエネルギーを伝送するためには、どのような技術があるのでしょうか。たとえば、月と地球の間にケーブルを結んで、エネルギーを伝送することは可能なのでしょうか?

地球と月とをケーブルで結ぶ場合、大きな問題になるのはその重量です。強度を保つためには非常に強い物質が必要になります。 同じように、長いケーブルを使った宇宙構造物として、軌道エレベータがあります。これは、静止衛星と地表を結ぶために構想されているものです。軌道エレベータはせいぜい36000キロメートルですが、月までは38万キロメートルもありますので、それよりもはるかに強度が強い物質が必要です。 ...

2016-12-31T14:49:24+09:002016年12月31日(土)|, |

月に衛星が7つあるという話を、小学校のころ聞いたのですが、本当ですか?

月自体は地球の衛星です。その月にさらに衛星が7つあるということはないようです。 アポロから今までに、月にいろいろな探査機が飛んで、月周辺を含めていろいろな写真を撮影しています。当然、衛星があれば何らかの形で写真にとられたりするはずですが、そのような報告は今のところありません。 ...

2016-12-31T14:47:44+09:002016年12月31日(土)|, |

隕石は月にどのくらい頻繁に衝突するのでしょうか? 月のまわりを飛ぶ衛星には危険はないのですか?

アポロが測定した月の地震(月震)のデータのうち、隕石の衝突はかなり明確に区別できました。他の月震と比べてかなり大きかったからです。 月震全体のうち、隕石の衝突によると思われるものは、全体の15パーセント程度です。数でいいますと、7年間に隕石の衝突と判明したものは、1743個になります。 ...

2016-12-31T14:46:45+09:002016年12月31日(土)||

月の自転周期と公転周期はぴったりと一致していて、常に同じ面を地球に向けていますが、これは他の惑星や衛星にもよくあることなのでしょうか? 単なる偶然なのか、それとも、物理学的にそうなりやすい理由があるのでしょうか?

太陽系内の天体は、軌道運動力学的(太陽の周りを回る上での力学的な性質)にいくつかの規則性を持っています。 例えば、一つの天体の公転周期と自転周期が簡単な整数比で表される場合があり、そのことを「尽数(じんすう)関係にある」といいます。 ...

2016-12-31T14:45:38+09:002016年12月31日(土)||
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