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NASA、火星ローバー(マーズ・エクスプロレーション・ローバー)「スピリット」の運用を終了

NASAは、火星ローバー「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」の1台、「スピリット」との交信回復のための作業を終了すると発表しました。最後の交信は2010年3月22日に行われました。交信作業の終了は5月25日になります。 この10ヶ月間、NASAでは、太陽光が十分に得られない火星の冬が過ぎ、太陽光が十分に得られるようになれば、「スピリット」が再度交信可能になる可能性が高いとして、積極的な交信の試みを行ってきました。しかし、内部機器を保温するヒーターに十分な電力が供給されなかったためか、ローバーは昨年のうちに、これまで経験したことがない非常に低い温度にさらされたと思われます。この低温により、重要な部品が損傷し、探査機は回復が不可能なダメージを負ったものとみられています。 ...

NASA、新しい宇宙輸送システムの開発を開始

NASAはこのほど、アメリカの次期有人宇宙輸送システムの検討について一定のめどに達しました。NASAのチャールズ・ボールデン長官が5月24日に発表した内容によると、この新しい輸送システムは、以前の計画「コンステレーション計画」の中核に位置づけられてた多目的輸送船「オライオン」をベースとしたもので、名前は新たに「多目的有人宇宙船」(MPCV: Multi-Purpose ...

2016-04-08T18:33:04+09:002011年5月28日(土)|惑星探査 (ブログ)|

NASA、新たな探査計画として小惑星サンプルリターン計画「オサイレス・レックス」を選定

NASAは、小惑星のサンプルを採取する探査機を、2016年に打ち上げると発表しました。この探査機は、「小惑星の起源・スペクトルの解釈・資源同定・安全・レゴリス探査機」の頭文字(相当強引ではありますが)をとって、「オサイレス・レックス」(OSIRIS-REx: 編集長注)と名付けられており、アメリカがはじめて行う小惑星からのサンプル回収計画となります。 ...

2016-04-08T18:33:24+09:002011年5月28日(土)|オサイレス・レックス|

月探査機グレイルがケネディー宇宙センターに到着

今年9月に打ち上げられる予定の月探査機グレイルが、このほど、アメリカ・フロリダ州のケープカナベラルの打ち上げ施設へと運び込まれました。 このグレイル探査機は、2つの探査機(GRAIL-AとGRAIL-B)からなっているのですが、両方ともコンテナに梱包され、飛行機で輸送されてきました。探査機の出発地点は、この探査機の組立が行われていた、コロラド州デンバーのロッキードマーチン宇宙システム社で、ここから、ケープか鍋原れる(ケネディ宇宙センター)にほど近いティトゥスビル(タイタスビル)という街まで飛行機で輸送されてきました。 ...

2016-04-08T18:33:38+09:002011年5月27日(金)|グレイル|

「はやぶさ」チーム、フォン・ブラウン賞を受賞

5月20日、アラバマ州ハンツビルにて開催された、第30回国際宇宙開発会議にて、「はやぶさ」プロジェクトチームが、フォン・ブラウン賞を受賞しました。 フォン・ブラウン賞は、宇宙開発において卓越した技術とリーダーシップを発揮したチームに対して授与される賞で、1992年から受賞が開始されています。これまでには、民間での初の宇宙飛行に成功したバート・ルタン氏(2005年)などがあります。 ...

2016-04-08T18:34:07+09:002011年5月24日(火)|はやぶさ|
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