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嫦娥2号、月面「虹の入り江」地区を再び撮影

月面探査をほぼ終了しようとしている中国の月探査衛星「嫦娥2号」が、このほど、月面基地候補地として中国が有力視している月の表側の「虹の入り江」地区を再度詳細に撮影することに成功した模様です。中国新聞網の報道を人民網日本語版が訳して伝えています。 それによると、今回の再撮影は、一連の技術テストの一環として実施されたとのことです。 ...

2016-04-06T10:22:23+09:002011年6月5日(日)|嫦娥2号|

月の石に従来の推定を大幅に上回る水が存在

NASAの資金を得て研究を行っていた研究者チームが、このほど、月の岩石の中の結晶の中に、ガラス状の物質として含まれている粒子について、水の存在量を測定することに成功しました。その結果、月のマグマに含まれていると思われる水の量は、これまで考えられていたよりも100倍も多いということが明らかになってきました この粒子(包有物。鉱物の中などに含まれる小さな粒子)は、1972年に行われたアポロ17号の探査で回収された、番号74220という月試料からみつかったものです。この74220という試料は、火山岩の性質を持ち、チタンを非常に多く含む「オレンジソイル」という物質が存在していることでも有名になりました。 ...

2023-07-10T10:02:32+09:002011年5月30日(月)|月探査 (ブログ)|

NASA、火星ローバー(マーズ・エクスプロレーション・ローバー)「スピリット」の運用を終了

NASAは、火星ローバー「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」の1台、「スピリット」との交信回復のための作業を終了すると発表しました。最後の交信は2010年3月22日に行われました。交信作業の終了は5月25日になります。 この10ヶ月間、NASAでは、太陽光が十分に得られない火星の冬が過ぎ、太陽光が十分に得られるようになれば、「スピリット」が再度交信可能になる可能性が高いとして、積極的な交信の試みを行ってきました。しかし、内部機器を保温するヒーターに十分な電力が供給されなかったためか、ローバーは昨年のうちに、これまで経験したことがない非常に低い温度にさらされたと思われます。この低温により、重要な部品が損傷し、探査機は回復が不可能なダメージを負ったものとみられています。 ...

NASA、新しい宇宙輸送システムの開発を開始

NASAはこのほど、アメリカの次期有人宇宙輸送システムの検討について一定のめどに達しました。NASAのチャールズ・ボールデン長官が5月24日に発表した内容によると、この新しい輸送システムは、以前の計画「コンステレーション計画」の中核に位置づけられてた多目的輸送船「オライオン」をベースとしたもので、名前は新たに「多目的有人宇宙船」(MPCV: Multi-Purpose ...

2016-04-08T18:33:04+09:002011年5月28日(土)|惑星探査 (ブログ)|

NASA、新たな探査計画として小惑星サンプルリターン計画「オサイレス・レックス」を選定

NASAは、小惑星のサンプルを採取する探査機を、2016年に打ち上げると発表しました。この探査機は、「小惑星の起源・スペクトルの解釈・資源同定・安全・レゴリス探査機」の頭文字(相当強引ではありますが)をとって、「オサイレス・レックス」(OSIRIS-REx: 編集長注)と名付けられており、アメリカがはじめて行う小惑星からのサンプル回収計画となります。 ...

2016-04-08T18:33:24+09:002011年5月28日(土)|オサイレス・レックス|
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