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ボイジャー1号、太陽系の縁にある新たな領域に突入

NASAの惑星探査機、ボイジャー1号が、我々の太陽系と恒星間空間との間にある、いわば「太陽系の縁」の新たな領域に入ったことがわかりました。ここ数年、ボイジャー1号から得られているデータによって、この領域は探査機にとっての「地獄」のような場所であることがわかってきています。太陽風は恒星間空間からの圧力によって弱められ、太陽の磁場はこのあたりで重なり合うようになり、太陽からの高エネルギーの粒子が、この領域から流れ出しているのです。 1979年に打ち上げられ、現在は太陽から離れる方向へ飛行を続けているボイジャー1号は、すでに太陽から180億キロ(120天文単位)という途方もない距離まで離れています。しかしそれでもまだ太陽系の範囲内であり、恒星間空間に出たというわけではありません。最近のデータでは、磁力線の方向は変化しておらず、現在のところはまだボイジャー1号は太陽圏(太陽からの影響力が及ぶ範囲)内にいると考えられています。いまのところ、観測データからは、ボイジャー1号が太陽圏の縁にいて、このまま恒星間空間へと入るのかどうかということははっきりとはわかっていませんが、その時期は数ヶ月、あるいは数年先であろうとは考えられています。 ...

2016-04-06T08:08:58+09:002011年12月9日(金)|ボイジャー|

フォボスグルント、回復は絶望か、本体分解も

11月9日の打ち上げから必死の回復努力が続けられてきたロシアの火星探査機、フォボスグルントですが、回復は絶望的になったと、space.comが伝えています。 また、探査機は既にいくつかの破片に分解してしまっており、大気圏に突入したものもあるとのことです。さらに、破片のいくつかは宇宙物体(スペースデブリ)として、アメリカ軍の追跡リストに掲載されています。 ...

2016-04-06T08:09:36+09:002011年12月7日(水)|フォボス・グルント/蛍火1号|

ニューホライズンズ、冥王星にもっとも近づいた探査機になる

冥王星へと向かっている探査機ニューホライズンズは、このほど、冥王星にもっとも近づいた探査機となりました。 既に、ニューホライズンズの飛行時間は2413日に達しています。探査機は高速で飛行しており、1日に100万キロもの距離を飛行するという俊足ぶりです。 ...

2016-04-06T08:09:57+09:002011年12月6日(火)|ニューホライズンズ|

ESA、フォボスグルントの追跡を終了

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は2日、フォボスグルントの追跡作業を終了すると発表しました。ロシア側との協議に基づくものです。 11月22日に、ESAの追跡局がフォボスグルントの交信に成功。その後、フォボスグルントの軌道周回タイミングに合わせて、送受信の試みを続けてきましたが、その後はまったく成功しませんでした。衛星からはその後なんの信号も送られておりません。 ...

2016-04-06T08:10:09+09:002011年12月4日(日)|フォボス・グルント/蛍火1号|

マーズ・サイエンス・ラボラトリー 打ち上げ成功

NASAの火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリーは、11月26日午前10時2分(アメリカ東部時間。日本時間では27日午前0時2分)、フロリダ州のケープカナベラル宇宙センターから打ち上げられました。 今回の探査では、愛称「キュリオシティ」と名付けられたローバーを、火星のゲールクレーター内に下ろします。従来とは異なり、ローバーをいわば「クレーン」に吊した形で着陸するという画期的な方法が採用されます。火星への着陸は、2012年8月6日が予定されています。 ...

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