ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は2日、フォボスグルントの追跡作業を終了すると発表しました。ロシア側との協議に基づくものです。
11月22日に、ESAの追跡局がフォボスグルントの交信に成功。その後、フォボスグルントの軌道周回タイミングに合わせて、送受信の試みを続けてきましたが、その後はまったく成功しませんでした。衛星からはその後なんの信号も送られておりません。
ESAでは、状況が変われば、いつでも支援を復活させると述べています。
・ESAの記事
http://www.esa.int/SPECIALS/Operations/SEMNEO2XFVG_0.html
・フォボスグルント/蛍火1号 (月探査情報ステーション)
https://moonstation.jp/ja/mars/exploration/future.html#PHOBOSSOIL