民間企業による月飛行計画が始動、2020年までに達成予定
月探査はこれまで国が行うもの、と相場が決まっていましたが、そういう時代がどうやら終わりつつあるのかも知れません。 ゴールデンスパイク(Golden ...
月探査はこれまで国が行うもの、と相場が決まっていましたが、そういう時代がどうやら終わりつつあるのかも知れません。 ゴールデンスパイク(Golden ...
マーズ・サイエンス・ラボラトリー「キュリオシティ」の成功を受けて、NASAはこのほど、長期にわたる火星探査プログラム計画を発表しました。この計画の中には、2020年に打ち上げ予定の新しい無人探査ローバーが含まれています。この新しい計画は、NASAが今後も火星探査を精力的に行い、アメリカの科学的、そして将来の有人探査へ向けて努力していくことを示しています。 NASA長官のチャールズ・ボールデン氏は、「オバマ政権は長期にわたる確固とした火星探査計画に深く関与している。新しい探査で、私たちはアメリカが火星探査において世界トップの維持を維持できると確信している。と同時に、2030年代に有人火星探査を行うという私たちの目標に沿った重要な飛躍となるだろう。」という声明を発表しています。 ...
今年は火星ローバー「キュリオシティ」の着陸が大きな話題になりましたが、8年前に着陸し、9年目を迎えようとする今も活動を続けている火星ローバー、マーズ・エクスプロレーション・ローバー「オポチュニティ」を忘れてはなりません。 「オポチュニティ」は現在も探査を続行中です。このほど、クレーターの縁の探査を終了することになりました。マーズ・エクスプロレーション・ローバーの主任科学者であるコーネル大学のスティーブ・スクワイヤーズ教授は、「もしあなたが地質学者で、このような(いま「オポチュニティ」がいるような)場所を探索しているのだとしたら、まず露頭を見つけて歩きまわることだろう。ちょうどそれが終わったところだ。」と語っています。 ...
木星、土星の探査を終え、太陽系から遠ざかり、いよいよ脱出しつつある惑星探査機ボイジャー1号は、このほど太陽系の縁の新たな領域に入った模様です。科学者によれば、ここは太陽系を離れ、恒星間空間へと入るための最後の領域のようです。 科学者は、この領域のことを「荷電粒子の磁気ハイウェイ」と呼んでいます。なぜかといいますと、この領域では、太陽からの磁場の磁力線が、恒星間空間の磁力線とつながっているからです。私たちの太陽圏(太陽の勢力が及ぶ範囲)から出てくる低エネルギーの荷電粒子は、ここで一気に広がっていき、逆に恒星間空間からの高エネルギーの荷電粒子がここから入ってきます。また、荷電粒子がこの領域に入ってくると、あたかも道に迷ったかのようにこの領域に捉えられてしまうことがわかっています。 ...
水星探査機メッセンジャーのデータの解析の結果、水星の極地域の日が当たらない場所に、かなりの量の氷があることが確かめられました。水星に氷が存在するという仮説はこれまでもしばしば唱えられてきましたが、今回の解析により、この仮説がはっきりと裏付けられたことになります。 今回の発見は、水星はもちろんのこと、地球のような、太陽にどちらかというと近いところにある惑星に、どのように水、あるいは生命の起源となる軽元素(比較的軽い元素)が存在するのかを指し示す大きな証拠になるといえるでしょう。 ...