オサイレス・レックスが開発段階へ移行
アメリカ版はやぶさとも呼ばれる小惑星探査機「オサイレス・レックス」について、NASAはこのほど開発段階への移行を承認しました。2016年に予定されている打ち上げに向けて大きな前進となりました。 この5月15日に行われた確認審査会で、NASAの関係者が、オサイレス・レックスのチームから提出された開発計画についての検討を実施し、問題がないとして、開発段階への移行を承認したものです。 ...
アメリカ版はやぶさとも呼ばれる小惑星探査機「オサイレス・レックス」について、NASAはこのほど開発段階への移行を承認しました。2016年に予定されている打ち上げに向けて大きな前進となりました。 この5月15日に行われた確認審査会で、NASAの関係者が、オサイレス・レックスのチームから提出された開発計画についての検討を実施し、問題がないとして、開発段階への移行を承認したものです。 ...
先日このブログで、熱試験を間もなく実施するとお伝えした中国の月探査機、嫦娥3号ですが、この熱試験が始まった模様です。人民日報の記事を人民網日本語版が報じています。 今回の試験では、宇宙空間の温度差を模擬するため、嫦娥3号にカバーを取り付けた上で、宇宙の熱環境を模擬することができる試験室(チャンバー)に約40日間にわたって探査機を格納し、温度などによる影響をチェックします。 ...
火星探査を順調に進めているローバー、マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)の、2つめの掘削対象となる岩が決まりました。この岩は「カンバーランド」(Cumberland)と名付けられており、キュリオシティはここへ向けて数日以内に移動を開始する予定です。 このカンバーランドという岩は、キュリオシティが最初に掘削を行った岩「ジョン・クライン」から約2.75メートル(約7フィート)西にあります。このジョン・クラインの掘削結果からは、火星にかつて生命に適した環境があったことが明らかにされていますが、今回のカンバーランドもこのジョン・クラインと同様、平らで、薄い岩脈が入っており、さらに表面はでこぼことしています。また、両方とも、「イエローナイフ・ベイ(湾)」と名付けられた、浅い岩の窪みの中に位置しています。 ...
今年後半に打ち上げ予定の中国の月探査機、嫦娥3号が、いよいよ最後の試験である温度差試験(記事にはそう書いてありますが、いわゆる熱試験、あるいは熱構造試験ではないかと思われます)に挑んでいます。北京晨報の記事を人民網日本語版が伝えています。 月には空気がないため、昼と夜、さらにいえば日が当たるところと当たらないところで大きな温度差があります。この温度差は最大で200度程度にまで達することもあるため、探査機、とりわけ月の昼と夜を両方共耐えぬくことを狙う探査機にとっては、この温度差を生き抜くことが最大の目標となります。 ...
中国は独自の火星探査を急いで実施すべきである、と、中国の月・惑星探査関連の高位の技術者が言明しています。人民日報の記事を人民網日本語版が翻訳して伝えています。 この記事の中で火星探査の一刻も早い実施を主張しているのは、中国の第1期月探査システムの総責任者である葉培建氏です。この「一刻も早く」という言葉の意味ですが、記事から推察するには、火星探査の機会が2年に1回(より正確には26ヶ月に1回)に限られてしまうため、好機を逃すと2年待つことになってしまう、という意味のようです。実際、今年(2013年)はこの火星探査の好機にあたり、次のチャンスは2015年に訪れます。従って、中国が独自火星探査を行うとしたら(そして開発が急いで間に合ったとしたら)、この2015年が打ち上げチャンスとなる可能性が大きいと思われます。 ...