フェニックス

フェニックス、探査終了…探査機にも損傷の可能性、呼びかけに応答せず

NASAは24日、長期にわたって通信途絶の状態が続き、通信を試みてきた火星探査機「フェニックス」について、探査終了を宣言すると共に、「マーズ・リコネサンス・オービター」(MRO)の写真をもとに、探査機の太陽電池パネルに損傷が起きた可能性があると発表しました。 先週、NASAの火星探査機、「2001マーズ・オデッセイ」が「フェニックス」の着陸点上空を61回にわたって飛行し、通信を試みましたが、「フェニックス」との通信はできませんでした。昨年より似たような試みを合計150回以上行ってきましたが、探査機との通信は行えませんでした。 ...

2016-04-11T19:19:55+09:002010年5月26日(水)|フェニックス|

フェニックス、活動を停止

5ヶ月以上にわたって火星表層で探査を続けてきた火星探査機フェニックスが、地上との更新を停止し、活動を停止しました。フェニックスが着陸した火星北極の季節変化により、太陽光の量が減少し、活動に必要とされる電力を十分に供給できなくなったために、活動が停止することになったものです。 探査チームが最後に信号を受信したのは11月2日でした。この時点でフェニックスは太陽光が十分ではないという状況に加え、大気がちりだらけの状態になってさらに太陽光が弱い状態に追い込まれ、これに加えて雲や低温といった悪条件が追い討ちになりました(ちょうどこの時期、火星の北極は秋です)。 ...

2016-04-15T20:26:55+09:002008年11月11日(火)|フェニックス|

フェニックス、さらに深く掘ることに

フェニックスが次に取得する火星の土壌のサンプルは、いままでの深さからすると3倍ほど深いところから採取したものになりそうです。 8月26日、フェニックスは、目標であった火星での稼働日数(90火星日)を達成しました。本来はこの90火星日間の稼働が予定されていましたが、探査はさらに約1ヶ月延長され、9月末までの探査を行うことになりました。 ...

2016-04-15T20:27:56+09:002008年8月28日(木)|フェニックス|

フェニックス顕微鏡、火星のダスト粒子の最初の画像をとらえる

火星探査機フェニックスが、このほど、搭載されている顕微鏡を使って、火星のダスト(ちり)の写真をとらえることに、火星探査史上はじめて成功しました。 このダストは1マイクロメートルほどの大きさの丸い粒子です。このダストは、火星の表面を覆い尽くしているダストのうちの1つです。このようなダストが火星の大気中に舞い上がることによって、火星の空はピンク色に染まっていて、火星全体を覆う砂嵐が起き、さらに火星の特徴的な赤い土ができあがります。 ...

2016-04-15T20:28:43+09:002008年8月16日(土)|フェニックス|

フェニックス、火星の土を分析中

科学者たちは、フェニックスが数週間前に採集した火星の土についての分析を続行しています。 先月、2つのサンプルが、フェニックスに搭載されている顕微・電子化学・伝導度分析装置(MECA)の湿式化学分析装置で分析されました。その結果、このうちの1つのサンプルから、過塩素酸塩の構成物質が検出されました。この過塩素酸塩という物質は、非常に酸化力が強いものです。フェニックスの科学者たちは、熱発生ガス分析器(TEGA)による分析結果を待っています。こちらの装置によっても、過塩素酸塩の存在をみつけることができ、補完的な分析ができるからです。TEGAはちょうどオーブンが並んだようなもので、サンプルを暖めて出てきた気体を分析するものです。 ...

2016-04-15T20:28:57+09:002008年8月7日(木)|フェニックス|
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