火星探査 (ブログ)

キュリオシティ、火星から史上初となる音楽送信を実施

火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)は、このほど、史上初となる、火星からの音楽送信を行いました。アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊(パサデナ)にあるジェット推進研究所(JPL)には、特別ゲストや生徒、さらにはメディアなどが集結、火星から送られてくる、ヒップホップミュージシャン「ウィル・アイ・アム」(will.i.am)が歌う、「リーチ・フォー・ザ・スターズ」に耳を傾けました。 NASAのチャールズ・ボールデン長官は、ビデオメッセージで、「火星は常に私たちを魅了してきたし、キュリオシティは、火星が生命の存在に適している場所かどうかを明らかにしてくれるだろう。そして、私たちが将来火星に行ったとき、何を得ることができるのかも教えてくれることだろう。ウイル・アイ・アムは、私たちの火星探査のプレイリストに、最初の1曲を加えてくれたのだ。」と、聴衆に語りかけました。 ...

キュリオシティが行動開始、着陸点は「ブラッドベリ着陸点」と名付けられる

火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)が、いよいよ活動を開始し、着陸点から動き始めました。また、この着陸点は、先ごろ亡くなった偉大なSF作家で、火星に関する作品も手がけたレイ・ブラッドベリにちなんで、「ブラッドベリ着陸点」と名付けられました。 着陸点の名前は、キュリオシティの科学チームの提案に基づくものです。レイ・ブラッドベリは92年前の今日(22日)に生まれ、本年6月に死去しました。 ...

キュリオシティ、ロボットアームを伸ばす

火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)に搭載されているロボットアームが、着陸以来はじめて展開されました。 ロボットアームの長さは2.1メートル。カメラやドリルなどの探査装置を備え、サンプル採集装置はふるいわけにより細かいものだけをより分けることができます。 ...

ローバー「キュリオシティ」、岩にレーザー光を照射

マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)の活動が始まりました。まずは、近くの岩にレーザーを照射し、その岩の組成を調べることが最初の任務となりました。この岩は「コロネーション」(Coronation, 英語で「即位式」の意味)と名付けられています。 ...

NASA、新たな惑星探査計画に、火星内部を調べる「インサイト」を選定

アメリカ航空宇宙局(NASA)はこのほど、新しい月・惑星探査計画として、火星内部構造を調査する「インサイト」(InSight)という計画を選定しました。打ち上げは2016年の予定です。 インサイトが特徴としているのは、火星の内部構造を探査するということです。計画では、火星の内部構造、とりわけ、コアが液体なのかどうか、また地球のように近くがプレートに(現在は)分かれていない理由などを探ることになります。内部構造の探査ではありますが、この知識は、火星が現在のような環境にどのように進化したかを探る上で重要な前提となります。 ...

2023-07-10T10:02:30+09:002012年8月22日(水)|火星探査 (ブログ)|
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