マーズ・エクスプロレーション・ローバー

「オポチュニティ」ロボットアームのモーターの故障が頻発

マーズ・エクスプロレーション・ローバのうちの1台、「オポチュニティ」に搭載されているロボットアームのモータのうち、1つについて故障が頻発していることが、NASAから発表されました。 NASAのローバの技術者たちが、この故障の原因究明と、4月14日に起きたモータ停止が過去の故障とどう関係しているのかについての調査を行っています。なお、モーターはこのロボットアームには全部で6つ搭載されており、そのうちの1つの調子が悪いということです。 ...

火星は生命に適した環境か?調査続く

NASAのマーズ・エクスプロレーション・ローバ「スピリット」と「オポチュニティ」は、当初の3ヶ月の基本探査期間をはるかに超え、この1月で5年目の探査に入りました。このローバが探査した最新のデータにより、火星の表面について新たな事実がわかりました。火星の表面には塩分(正確には、塩のようなミネラル成分)が多いのです。 ローバの科学チームの一員であるハーバード大学のアンドリュー・クノール氏によると、「火星の水はすべてが飲めるわけではない」ということです。 ...

NASA、マーズ・エクスプロレーション・ローバの探査期間を延長へ

NASAは、2004年1月に火星に着陸し、当初の予定を大幅に越えて稼働しているマーズ・エクスプロレーション・ローバの探査期限を再度延長することを決定しました。今回は探査期間を2009年まで延長することとしています。今回の延長は実に5度目になります。 当初、2台のローバ「スピリット」と「オポチュニティ」は、3ヶ月間だけ稼働する予定でした。しかし、ローバが科学者たちの予想を大幅に超えて運用できていることから、探査期間は次々に延長されました。 ...

マーズ・エクスプロレーション・ローバ 砂嵐から復活

2ヶ月にわたる砂嵐のため、一時は生存ぎりぎりのところまで追いつめられていたマーズ・エクスプロレーション・ローバですが、砂嵐も収まり、活動を再開しました。2台のローバのうち、「オポチュニティ」は、予定より少し遅れましたが、ビクトリア・クレーターへの降下を早ければ11日から行う予定です。 全球にわたった砂嵐により、太陽電池の発電能力が激減し、一時はどうなるかと心配されましたが、復活を果たしました。「スピリット」は5日、長い間待たれていた、基盤岩が露出する領域「ホームプレート」へ上ることに成功しました。 ...

マーズ・エクスプロレーション・ローバ、激しい砂嵐に遭遇

当初予定を遙かに超える3年半のミッションを続けているマーズ・エクスプロレーション・ローバですが、ここにきて、ミッション開始以来最大ともいえる大きな試練に直面しています。 それは、砂嵐です。現在、火星は夏の時期に当たっており、非常に大きな砂嵐が、2台のローバ、特に「オポチュニティ」に影響を与えています。砂嵐によって太陽光が妨げられているため、ローバは直射日光が99%遮られ、散乱光で何とか動いている状態です。科学者たちは、さらに砂嵐が数日続くことを心配しています。このような状況にはこれまで直面したことがないため、科学者からも心配の声が上がっています。 ...

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