NASAは、2004年1月に火星に着陸し、当初の予定を大幅に越えて稼働しているマーズ・エクスプロレーション・ローバの探査期限を再度延長することを決定しました。今回は探査期間を2009年まで延長することとしています。今回の延長は実に5度目になります。
当初、2台のローバ「スピリット」と「オポチュニティ」は、3ヶ月間だけ稼働する予定でした。しかし、ローバが科学者たちの予想を大幅に超えて運用できていることから、探査期間は次々に延長されました。
現在までに、「スピリット」は約7.2キロメートルの距離を動き、約10万2000枚の写真を地球に電送してきました。「オポチュニティ」の走行距離は約11.5キロにも及び、送信してきた写真は約9万4000枚になります。