グレイル

月探査機グレイル、延長探査に突入

NASAの月探査機グレイルは、当初の探査予定期間を終え、延長探査期間に入りました。 グレイルは、2機の探査機からなる極めて珍しい構成の探査機です。月の上空を組になって飛行し、2機の飛行データを集めることで、月の極めて詳細な重力場データ(表側)を作成することを目的にしています。重力場データができることで、月の地下構造、内部構造などの詳細が明らかになると期待されています。 ...

2016-04-06T03:17:47+09:002012年9月2日(日)|グレイル|

アメリカ初の宇宙飛行士で「グレイル」教育プロジェクト主宰者のサリー・ライドさん亡くなる

アメリカ初の宇宙飛行士であり、月探査機「グレイル」に搭載された教育目的の月撮像カメラ「ムーンカム」のプロジェクトを率いていた、サリー・ライドさんが亡くなりました。すい臓がんとの長い戦いの末、7月23日、62歳での生涯を閉じました。 サリー・ライドさんはロサンゼルス生まれ。1968年に地元高校を卒業してスタンフォード大学に入学しました。ここで物理学の博士号を含む4つの学位を取得、一方ではテニスの名プレーヤーとしての名も学内で馳せるなど、文武両道の大活躍をしました。 ...

2016-04-06T07:25:14+09:002012年7月26日(木)|グレイル|

グレイル、基本探査期間を前倒しで達成

3月から科学探査を行なっていた月探査機グレイルは、予定よりも早く、基本探査期間を達成しました。NASAがこのほど発表しています。 グレイルは2機の探査機で構成される珍しい月探査機で、月の重力をこれまでにない精度で調べることで、月の内部構造を明らかにし、月の成因や進化の謎に挑むことを目的にしています。2機の探査機には、潮汐にちなんで、「エブ」と「フロー」(それぞれ引き潮と満潮)という名前が付けられています。 ...

2016-04-06T07:31:04+09:002012年6月2日(土)|グレイル|

月探査機グレイルのカメラが最初の生徒撮影の画像を地球に送信

月探査機グレイルに搭載されている、教育・アウトリーチ用カメラ「ムーンカム」から、生徒たちがリクエストして撮影した初の月表面の写真が届きました。アメリカ・モンタナ州ボーズマンというところにある、エミリー・ディッキンソン小学校の4年生の生徒たちが、彼らのはじめての月画像を得る、という名誉に浴しました。この生徒たち、実はこのグレイル探査機に「エブ」と「フロー」という名前を付けた生徒たちなのです。そう考えれば、はじめての月画像というのはまさに彼らにふさわしいといえるでしょう。 グレイルには、月・惑星探査史上はじめて、教育・アウトリーチ専用目的でカメラを搭載しています。「ムーンカム」というこのカメラ、正式名称は「中級学校生徒により取得された月の知見」(MoonKAM: ...

2023-07-10T10:02:30+09:002012年3月26日(月)|グレイル|

グレイル、月観測を開始

NASAの月探査機グレイルが、いよいよ科学観測を開始しました。科学観測は、3月7日午後8時15分(アメリカ東部時間。日本時間では3月8日午前10時45分)からかいしされ、84日間継続される予定です。 この観測で、科学者たちは高精度な月の重力場の地図を得ることができ、月の内部構造や内部の構成物質などを、これまでにない精度で知ることができると期待されています。そしてこれらのデータは、地球、さらには地球のような岩石質の天体がどのように進化したのかを知る手がかりを与えてくれることでしょう。 ...

2016-04-06T07:40:04+09:002012年3月11日(日)|グレイル|
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