02.月をみる

月が蒼くみえるときがあるようですが、なぜそのようにみえるのでしょう?

まず、月がいろいろな色で見えるというのは、地球の大気の影響が大きいと思われます。 たとえば、赤く見えたり、緑色にみえたりすることもありますが、この場合には、地球大気や大気中のチリなど月からの光を屈折させたり散乱させます。青い光の方が赤い光よりもより散乱の影響を受けやすいため、赤い光が選択的に我々にみえていることが多いようです。 ...

2016-12-31T13:08:07+09:002016年12月31日(土)||

月の見かけの大きさはいつも一緒なのですか?

満月が昇って沈むまでの間で、特に月が地平線に近いときに、月がとても大きく見えることがありますが、これは目の錯覚です。 一方で、月は楕円軌道を描いているので、月の公転に伴って見かけの大きさも約27.3日周期で変化します。この変化の度合いはかなり大きく、最大で約25パーセントにもなります。 ...

2016-12-31T13:16:52+09:002016年12月31日(土)||

夜中に大きなオレンジ色の満月が肉眼で見える速さで沈む様子に驚きました。何かわかることがありましたら教えて下さい。

月の高度が低く、地平線に近いときには人間の目は地上の山や建物などと月を無意識に比較して錯覚を起こし、天空高くに月があるときよりも大きく見えるといわれています。 月の沈む動きも、同じように地平線のそばでは動かない地上の対象物と比較できるので、普段月を見上げているときよりもずっと速く動いているように感じられるのです。 ...

2016-12-31T13:19:25+09:002016年12月31日(土)||

秋の月はなぜきれいなのですか?

秋の月がきれいな理由は、単に心理的な問題だけではなく、いくつかの科学的にみて正当な理由があります。 1つめは、秋の空気が比較的乾いている、もう少し具体的にいうと、空気中の水蒸気量が少ないということです。これによって、大気がぼやけたりすることがあまりないため、くっきりとした月が見えます。逆に夏は水蒸気量が多いため、どうしても少しぼんやりとした月になってしまうことが多いようです。 ...

2016-12-30T15:21:45+09:002016年12月30日(金)||
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