カッシーニ/ホイヘンス

アメリカ・ヨーロッパの土星探査。1997年打ち上げ、2004年土星到着、2017年にミッション終了。

「陰陽」的な地形をかいま見せる土星の衛星イアペタス

9月10日(アメリカ太平洋時間)に、カッシーニ探査機が土星の衛星イアペタスのそばを通過しました(フライバイ)。この際に得られたデータから、イアペタスは2つの極端に異なった表面を持っていることがわかりました。片方は雪のように白く、片方はタールのように真っ黒なのです。 得られた画像には、赤道に沿って走る山脈や、クレーターだらけの表面などが写っていました。この山脈は高さが20キロメートルもあり、このため、イアペタスの形はまるでクルミのようになっています。 ...

2023-07-10T10:02:38+09:002007年9月13日(木)|カッシーニ/ホイヘンス|

土星の2衛星は活動的…カッシーニ探査機のデータから判明

土星の2つの衛星、テチスとディオネは、宇宙空間に粒子を放出していることが、最近のカッシーニ探査機の探査で分かりました。このことは、両衛星が何らかの形で地質学的な活動を起こしていることを示唆しており、大変興味深い結果です。火山活動の可能性もあります。 この結果は、今週発行の科学雑誌「ネイチャー」に掲載されます。 ...

2023-07-10T10:02:38+09:002007年6月15日(金)|カッシーニ/ホイヘンス|

エンセラダスの熱源は潮汐加熱だった

土星の衛星エンセラダスは、以前から、内部に水がある、あるいはその水が噴出して「水の火山」を形作っているといったことが、カッシーニ周回機の探査で明らかにされてきましたが、土星のように太陽から遠いところで水を生みだす熱源についてはわからないままでした。 このほど、カリフォルニア大学サンタクルーズ校のフランシス・ニンモ助教授らにより、その熱源が土星による潮汐加熱であるという研究結果が発表されました。エンセラダスは土星に近いところを周回(公転)しているため、その軌道を回るごとに土星に強く引っ張られ、内部の断層などで強い摩擦が発生し、その熱により内部の氷が溶けて液体の水が発生するというものです。 ...

2023-07-10T10:02:39+09:002007年5月17日(木)|カッシーニ/ホイヘンス|

土星の嵐が対流を加速する-カッシーニの観測結果で明らかに

土星大気に渦巻いている巨大な嵐が、土星の対流を加速させていることが、カッシーニ探査機の成果をもとにした研究で明らかになりました。 土星大気には、西向き、あるいは東向きの非常に速い風が流れていますが、ちょうど自転車のギアがチェーンを加速されるようにして、土星大気内の巨大な渦巻(嵐)が、この対流を加速させているのです。 ...

2023-07-10T10:02:39+09:002007年5月11日(金)|カッシーニ/ホイヘンス|

ESA、ホイヘンス着陸点を命名

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)、宇宙科学に関する国際委員会(COSPAR)、及びNASAの3者は、2005年に土星の衛星タイタンに着陸したホイヘンス突入機の着陸点を、「ユベール・キュリアン・メモリアル・ステーション」と命名しました。ユベール・キュリアン(Hubert Curien) ...

2016-04-22T11:41:11+09:002007年3月8日(木)|カッシーニ/ホイヘンス|
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