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グーグル・ルナーXプライズ中間賞発表、ハクトが移動部門賞6000万円を獲得!

待ちに待った知らせがやって来ました。純民間資金で月面到達を競うグーグル・ルナーXプライズの中間賞が26日(現地時間)に発表されました。日本から唯一参加しているチーム「ハクト」は移動部門での賞を受賞し、50万ドル(日本円で約6000万円)を獲得することとなりました。 前回のブログでもご紹介しましたが、グーグル・ルナーXプライズは、純民間資金で探査機を開発した上で月面に最初に到達し、月面から高精度の画像を送信することに成功したチームに対して、2000万ドル(日本円で約24億円)という巨額の賞金を提供するという、技術開発レースです。ただし、到達の期限は2016年末(つい先月までは2015年末とされていましたが、1年延長されました)となっており、ここから少しでも遅れたら、いくら月面到達に成功しても賞金はびた一文払われないという、過酷なレースでもあります。 ...

2023-07-10T10:02:19+09:002015年1月28日(水)|月探査 (ブログ)|

行方不明だったヨーロッパの火星着陸機、周回機の写真から発見される

私自身、12年前に行方不明になった探査機が周回機が撮影した写真で再度発見されるなどということはあり得ないと思っていました。しかし、火星探査の技術はここまで来たということです。 16日、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は生命を発表し、12年前の2003年12月に行方不明になったヨーロッパ宇宙機関の着陸機「ビーグル2」が、火星表面に着陸していることが確認されたと発表しました。これは、火星を周回しているアメリカの火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター」(MRO)が撮影した画像を解析した結果、明らかになったものです。 ...

嫦娥5号試験機のサービスモジュール、月周回軌道に投入

将来の月からのサンプル・リターンに備え、地球大気圏突入試験を行うために打ち上げられた嫦娥5号の試験機のうち、本体部分に当たるサービスモジュールは、地球-月系の重力が釣り合う点(ラグランジュ点、L2)に滞在してしたが、このほど月周回軌道に入りました。軌道投入は1月11日午前3時頃(北京標準時)に実施されたとのことです。 現在の軌道は、近月点(月にいちばん近い点)約500キロ、遠月点(月からいちばん遠い点)約5300キロの長楕円軌道で、1周約8時間とのことです。 ...

2016-03-28T07:24:34+09:002015年1月14日(水)|嫦娥5号|
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