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フェニックス、さらに深く掘ることに

フェニックスが次に取得する火星の土壌のサンプルは、いままでの深さからすると3倍ほど深いところから採取したものになりそうです。 8月26日、フェニックスは、目標であった火星での稼働日数(90火星日)を達成しました。本来はこの90火星日間の稼働が予定されていましたが、探査はさらに約1ヶ月延長され、9月末までの探査を行うことになりました。 ...

2016-04-15T20:27:56+09:002008年8月28日(木)|フェニックス|

フェニックス顕微鏡、火星のダスト粒子の最初の画像をとらえる

火星探査機フェニックスが、このほど、搭載されている顕微鏡を使って、火星のダスト(ちり)の写真をとらえることに、火星探査史上はじめて成功しました。 このダストは1マイクロメートルほどの大きさの丸い粒子です。このダストは、火星の表面を覆い尽くしているダストのうちの1つです。このようなダストが火星の大気中に舞い上がることによって、火星の空はピンク色に染まっていて、火星全体を覆う砂嵐が起き、さらに火星の特徴的な赤い土ができあがります。 ...

2016-04-15T20:28:43+09:002008年8月16日(土)|フェニックス|

フェニックス、火星の土を分析中

科学者たちは、フェニックスが数週間前に採集した火星の土についての分析を続行しています。 先月、2つのサンプルが、フェニックスに搭載されている顕微・電子化学・伝導度分析装置(MECA)の湿式化学分析装置で分析されました。その結果、このうちの1つのサンプルから、過塩素酸塩の構成物質が検出されました。この過塩素酸塩という物質は、非常に酸化力が強いものです。フェニックスの科学者たちは、熱発生ガス分析器(TEGA)による分析結果を待っています。こちらの装置によっても、過塩素酸塩の存在をみつけることができ、補完的な分析ができるからです。TEGAはちょうどオーブンが並んだようなもので、サンプルを暖めて出てきた気体を分析するものです。 ...

2016-04-15T20:28:57+09:002008年8月7日(木)|フェニックス|

フェニックス、火星に水が存在することを確認、探査延長へ

火星探査機フェニックスが、採取した土壌のサンプルから水を検出しました。この水曜日(7月30日)に採取したサンプルを熱して検査したところ、水分が検出されたということです。 アリゾナ大学の研究者で、フェニックスに搭載されている熱・気化ガス分析器(TEGA)の主任研究者であるウイリアム・ボイントン氏は、「水があったんだ」と語っています。「これまで、水の氷が存在する証拠は、火星上空を周回する2001マーズ・オデッセイからも見つかっていたし、フェニックス自身、先日採取したサンプルが蒸発して消えてしまったことからも水の氷ではないかとは考えられていた。しかし、今回ははじめて、火星の水を直接捉えたのだ。」 ...

2016-04-15T20:29:24+09:002008年8月4日(月)|フェニックス|
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