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嫦娥3号の試練は月面の激しい温度差

来年(2013年)に打ち上げが予定されている中国の月探査機、嫦娥3号ですが、これについて、中国宇宙航空学会の楊俊華副理事長が、人民網のネットユーザとの対談企画で答えました。人民網日本語版が伝えています。 それによると、今回の嫦娥3号(着陸機とローバーから構成されています)について、もっとも難しい点は地形の複雑さであるとのことです。すでに嫦娥2号で着陸予定地点の「虹の入り江」地区については詳細な調査を済ませてあるものの、月面の地形は複雑であるとして気を引き締めています。また、昼間120度(編集長注: ...

2016-04-06T07:24:28+09:002012年7月31日(火)|嫦娥3号|

アメリカ初の宇宙飛行士で「グレイル」教育プロジェクト主宰者のサリー・ライドさん亡くなる

アメリカ初の宇宙飛行士であり、月探査機「グレイル」に搭載された教育目的の月撮像カメラ「ムーンカム」のプロジェクトを率いていた、サリー・ライドさんが亡くなりました。すい臓がんとの長い戦いの末、7月23日、62歳での生涯を閉じました。 サリー・ライドさんはロサンゼルス生まれ。1968年に地元高校を卒業してスタンフォード大学に入学しました。ここで物理学の博士号を含む4つの学位を取得、一方ではテニスの名プレーヤーとしての名も学内で馳せるなど、文武両道の大活躍をしました。 ...

2016-04-06T07:25:14+09:002012年7月26日(木)|グレイル|

嫦娥3号には原子力電池を搭載、月面での夜を越して滞在可能

人民網日本語版によると、来年打ち上げ予定の中国の月探査機、嫦娥3号は原子力電池を搭載し、月面での夜を耐えて長期滞在が可能であるとのことです。 この記事は、24日に開催された講演会で、中国月探査の最高責任者、欧陽自遠氏が述べたものです。 ...

2016-04-06T07:25:40+09:002012年7月25日(水)|嫦娥3号|

マーズ・サイエンス・ラボラトリーの着陸が近づく

昨年11月に打ち上げられ、火星に向けて飛行している、マーズ・サイエンス・ラボラトリーの着陸が近づいてきました。とはいえ、着陸はそう簡単なことではありません。 マーズ・サイエンス・ラボラトリーは、これまでにない大きさのローバー(愛称「キュリオシティ」)を搭載しています。着陸場所は、火星のゲール・クレーターというクレーターの中なのですが、そこまで行くためには極めて精密な誘導が必要です。 ...

マーズ・サイエンス・ラボラトリーを待ち構える「恐怖の7分間」

間もなく火星に到着する「マーズ・サイエンス・ラボラトリー」ですが、着陸は決して楽ではありません。というより、過去火星に向かった探査機の中には、火星探査機に入るところで消息を絶ったものもあります。 マーズ・サイエンス・ラボラトリー(キュリオシティ)が火星大気圏に突入するとき、その速度は秒速6.1キロメートル。ライフルの弾の6倍以上も速い速度です。大気との衝突で減速したあと、パラシュートを開き、最後は独特の「クレーン」方式で着陸するわけですが、この、大気圏の中での7分間が、火星探査の成否を決する最も重要な時間なのです。 ...

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