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火星のクレーターにかつて湖があった…MROのデータで判明

6年以上にわたって観測を続けているアメリカの火星周回探査機「マーズ・リコネサンス・オービター」(MRO)のデータにより、火星のクレーターにかつて地下の湖が存在した証拠があることが明らかになりました。今回の研究論文は、1月20日付の科学雑誌ネイチャー・ジオサイエンス(オンライン版)に掲載されました。 今回の解析は、MROに搭載されているスペクトロメーターのデータによって明らかになりました。この場所はマクローリン・クレーターという場所で、直径は92キロメートル、深さは2.2キロメートルあります。このクレーターは、火星のアラビア平原と呼ばれる場所の西側にある、何百キロメートルにもわたって続く斜面のいちばん端にあり、火星では比較的低い場所にあります。地球でも地下水から湧きだしてできた湖はこのように標高が低い場所に存在することが多く、稼いでも同じことが起きていることは十分に想像ができます。 ...

キュリオシティの初掘削の場所を選定

マーズ・サイエンス・ラボラトリー(MSL。愛称「キュリオシティ」)の初掘削の場所が決まりました。平らな岩石の中にある薄い色の岩脈で、そこにかつての水が多かった環境の手がかりがあると期待されます。掘削について問題がないことが技術者の間で確認できれば、数日以内に掘削を開始し、MSLの最初のミッションとして、掘削サンプルの分析が行われることになります。 今回選定された岩は、キュリオシティに搭載されているマストカメラから観測した結果選ばれたものです。カメラがみえる範囲内にある岩脈、小岩、地層、砂岩中の光沢を持つ石、さらには地面の穴などの中から選ばれました。岩石の名前は、おととし(2011年)に亡くなったMSLの副プロジェクトマネージャーの名前にちなみ、「ジョン・クライン」(John ...

ロシアの月探査機「ルナ・グローブ」の打ち上げは2015年…ロシア宇宙庁長官

これまで、計画は伝えられてきたものの、打ち上げ年度がはっきりとしていなかったロシアの月探査機「ルナ・グローブ」について、ロシア宇宙庁のポポフキン長官がこのほど、2015年の打ち上げを言明しました。ロシアはルナ・グローブを含めて4つの月探査計画を持っており、最終的には月面基地を構築することを考えているようですが、ルナ・グローブはその第一弾となるものです。 ルナ・グローブは月の周りを周回する探査機で、科学機器(ペイロード)の重量は120キログラム、天体物理観測機器や月周辺のダストの観測装置、同じく月周辺のプラズマのモニター装置などを搭載していきます。 ...

2023-07-10T10:02:29+09:002013年1月18日(金)|ルナ・グローブ|

韓国が2017年にも月探査機を打ち上げか?

韓国が2017年にも月探査機を打ち上げるのではないかという情報が入ってきています。韓国などの複数のメディアが報道しています。 これらの情報によりますと、次期大統領に選出された朴槿恵(パク・クネ)氏が、大統領の引継ぎ委員会に報告する内容に含まれている情報とのことです。 ...

2022-08-08T14:18:49+09:002013年1月18日(金)|韓国極周回月探査衛星|

嫦娥2号、地球から1000万キロに到達

中国の月探査機、嫦娥2号は、月から離れたあと新宇宙探査へ向かい、先日には小惑星トータティスへの接近探査に成功しました。このほど、嫦娥2号は地球から1000万キロの距離に達したとのことです。人民網日本語版が解放軍報の記事を翻訳して伝えています。 嫦娥2号は、中国の探査機としてはもっとも地球から離れたものとなりました。記事には明確には書かれていませんが、残燃料がある限り、今後も深宇宙探査を続行するものとみられます。 ...

2023-07-10T10:02:29+09:002013年1月12日(土)|嫦娥2号|
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