キュリオシティ、初の掘削岩石を確認
先日、火星での初サンプル取得に成功した火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)ですが、岩石取得に成功したことを確実に確認できる画像が送られてきました。これで、世界初の快挙となる、他の天体での無人でのドリルによるサンプル採取成功が確認できたことになります。 今回確認できたのは、掘削した岩石をスコップへと移送できたことを示す写真で、20日(アメリカ現地時間)にNASAが受信しました。 ...
先日、火星での初サンプル取得に成功した火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)ですが、岩石取得に成功したことを確実に確認できる画像が送られてきました。これで、世界初の快挙となる、他の天体での無人でのドリルによるサンプル採取成功が確認できたことになります。 今回確認できたのは、掘削した岩石をスコップへと移送できたことを示す写真で、20日(アメリカ現地時間)にNASAが受信しました。 ...
待ちに待ったニュースが到着しました。NASAは9日、火星探査機マーズ・サイエンス・ラボラトリー(愛称「キュリオシティ」)が、火星の表面の岩にドリルを使った掘削を行い、岩石をはじめて採取することに成功した、と発表しました。この「はじめて」は、もちろんキュリオシティとしてのはじめてもありますが、火星の無人探査機として、岩石にドリルで掘削をして岩石を採集するというのは、実ははじめての偉業なのです。 今回の岩石採取では、ドリルで開けた穴は幅1.6センチ、深さ6.4センチでした。今回採取を行った岩石には、火星のかつての水が豊富であった環境を知るための手がかりがあると考えられます。今回ドリルで掘削した岩石は、いずれローバーの内部にある分析装置(火星岩石その場収集・分析装置: ...
今年は中国の月探査機、嫦娥3号の打ち上げが予定されています。探査機の開発と並行して、月との通信を行うための深宇宙通信網の整備が進められているようです。中国之声の記事を人民網日本語版が報道しています。 この記事によると、深宇宙と通信するためのアンテナは、中国最西端の新疆ウイグル自治区のカシュガル(喀什)市と、中国最東端にある黒竜江省のチャムス(佳木斯)市に設置されています。カシュガルのアンテナは直径35メートル、チャムスのアンテナは直径66メートルで、このチャムスのアンテナはアジア一の直径を誇るとのことです(編集長注: ...
6年以上にわたって観測を続けているアメリカの火星周回探査機「マーズ・リコネサンス・オービター」(MRO)のデータにより、火星のクレーターにかつて地下の湖が存在した証拠があることが明らかになりました。今回の研究論文は、1月20日付の科学雑誌ネイチャー・ジオサイエンス(オンライン版)に掲載されました。 今回の解析は、MROに搭載されているスペクトロメーターのデータによって明らかになりました。この場所はマクローリン・クレーターという場所で、直径は92キロメートル、深さは2.2キロメートルあります。このクレーターは、火星のアラビア平原と呼ばれる場所の西側にある、何百キロメートルにもわたって続く斜面のいちばん端にあり、火星では比較的低い場所にあります。地球でも地下水から湧きだしてできた湖はこのように標高が低い場所に存在することが多く、稼いでも同じことが起きていることは十分に想像ができます。 ...
マーズ・サイエンス・ラボラトリー(MSL。愛称「キュリオシティ」)の初掘削の場所が決まりました。平らな岩石の中にある薄い色の岩脈で、そこにかつての水が多かった環境の手がかりがあると期待されます。掘削について問題がないことが技術者の間で確認できれば、数日以内に掘削を開始し、MSLの最初のミッションとして、掘削サンプルの分析が行われることになります。 今回選定された岩は、キュリオシティに搭載されているマストカメラから観測した結果選ばれたものです。カメラがみえる範囲内にある岩脈、小岩、地層、砂岩中の光沢を持つ石、さらには地面の穴などの中から選ばれました。岩石の名前は、おととし(2011年)に亡くなったMSLの副プロジェクトマネージャーの名前にちなみ、「ジョン・クライン」(John ...